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森岡昭雄ー福祉プラットホーム

「プラットホーム」とは「駅で線路の横に築かれた乗降に便利な構造物」のことです。これは様々な分野で「仕事をするための土台」という意味で使われています。「複雑化を続ける医療や福祉や介護の制度」の世界で、皆様と行政と福祉サービスとの複雑な関係を整理して、質の良いハッピーな暮らしができますよう「福祉プラットホーム」と称して、株式会社まかせてが活動しています。


健康と病気 [2016年11月13日(Sun)]
多くのヒトは、健康な人間というイメージと、病人というイメージの二つを持っています。病気が良くなれば普通の生活に戻れ、それ以外は病人の生活だと思い込むのです。

このように、二つに一つの人間観しか持っていない場合、たとえば医療において動けなくなった人は「病人」という枠に入れて、安静看護が最善という流れを作ってしまいがちです。

医療では、病気治療を優先にして、動こうとする患者さまを平気で拘束する施設がまだまだ多いのです。拘束している姿を見せないために、薬で眠ってもらうことも、どんどんしています。事務長だった頃、師長に言っても「じゃあ、治療にならないでしょ」とピシャッと言われます。

「健康」か「病気」かしか考えないでいると、患者様も動けるようになっても、無気力で、「動けない」でなく「動かない」人になってしまいがちです。特に高齢者の問題は、老いの問題ではなく、老いを巡る人間関係の問題で動かなくなると思うのです。

寝たきりの原因は「心身の障害をきっかけとした周囲との人間関係である」と位置づけている高齢者施設では、リフトや特殊浴槽の配備はしていないところを見かけます。利用者様は単なる個体ではなく、人間関係の中の心を持つ個人なので、職員の手でお世話をする方針だと言っていました。

介護職員は一偏等な介護を行うべきではないと気付かされました。利用者様も、ただ介護を受けるべきではありません。誰もが今日一日、いろんな能力を発揮して「動いた」「楽しんだ」といった実感を持つことが、良い一日だと気付かされたわけです。

こういった信条を理解して、責任感を持った職員がどんどん育ってくれれば、最高の医療福祉の形が完成するなあと感じました。先日、そんな職員が働く有料老人ホームの見学に行ったところ、職員と入居者様がお話しをしている、ちょっとした風景が凄く気高く神々しく見えました。この組織経営者は、もう最高だなって感じました。
Posted by 森岡昭雄ー福祉プラットホーム at 08:23 | 組織運営 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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