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森岡昭雄ー福祉プラットホーム

「プラットホーム」とは「駅で線路の横に築かれた乗降に便利な構造物」のことです。これは様々な分野で「仕事をするための土台」という意味で使われています。「複雑化を続ける医療や福祉や介護の制度」の世界で、皆様と行政と福祉サービスとの複雑な関係を整理して、質の良いハッピーな暮らしができますよう「福祉プラットホーム」と称して、株式会社まかせてが活動しています。


ショッパーマーケティング [2016年11月11日(Fri)]
ショッパーマーケティングの相談が増えてきました。
これは、小売業や製造業がブランド価値を高めるために、「ショッパー」の購買行動を理解して、商品の購買意欲を高める結構新しいマーケティング理論です。
この理論は、営業の行き詰まり感の打開策になる新しい切り口になる可能性を秘めていると言われています。

ショッパーは、ぴったりの言葉がないので「ショッパー」と英語のまま言っていて、まず言えるのは、コンシューマー(消費者)やカスタマー(顧客)とは違うということです。
これまで製造業者や小売業者はこの消費者や顧客を想定して商品開発をしていて、かつてはショッパー(購入者)も顧客や消費者扱いにされていました。

ショッパーは何かというと、例えばお菓子の場合、購入者(ショッパー)がお母さんにあたります。そして、食べるのは子ども(カスタマー)ということになるわけです。
ショッパーは、この「購入者」のことで、ショッパーという視点で商品販売をながめると、これまでとは違う景色が見えてくるというわけです。

例えば、ショッパーは購入する商品の7割を店内で決めているらしいです。そして、陳列された商品を見る時間は平均2秒だそうで、そうするとPOPも説明型より一瞬でわかるマンガやイラストが有効になります。
ド派手な商品デザインやキャッチフレーズも効果抜群なので、「元気ハツラツ」や「ファイト一発」、古いけど「24時間働けますか」っていうキャッチフレーズが栄養ドリンク販売には効果絶大なのはご存知のことです。ショッパー視点を利用することは、小売業者や製造業者にはすごく有益なことになるわけです。

医療や福祉や介護の福祉系サービスは、こういった小売事業の戦略とは噛み合わないと言われています。しかし、ショッパー視点で福祉を考えると結構面白いことになると思うのです。
例えば、認知症高齢者の介護サービスを選ぶ場合を考えると、ショッパーは家族(キーパーソン)になります。
ショッパーはサービスの内容を各事業所の説明で選択します。2秒とは言わないまでも、休日を利用して家族皆で聞きに来るわけなので、事業運営者はかなり短時間でサービスを説明し、そして理解していただかなければなりません。キーパーソンも早く事業所を選択して決定する心理があるはずです。

要介護高齢者様がハッピーになる福祉サービス(自立支援)は、決して家族受けする運営をするものであってはならないわけですが、利用料金の負担は家族がする場合が多く、事業所選択の決定権を持っているのは、ショッパー(キーパーソン)の場合が多いです。
したがって「キーパーソンに対して良質で分かり易い介護内容」を提示する施設が選ばれることは容易に想像できます。

要介護者だけでなく、家族(ショッパー)の幸せがあっての福祉サービスなのだと考えたら、我々福祉事業運営者は、良質で廉価なサービス内容をいかに短時間で印象深くショッパーに提示できるかという方向も考えていくべきといえます。

小売事業よりも、かなりの情報提示テクニックが必要になる部分がありますが、独自の福祉サービスの質の高さをどうショッパーに伝えるかを工夫することが、業績向上のポイントになることは確かだと思います。
Posted by 森岡昭雄ー福祉プラットホーム at 19:12 | 組織運営 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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