2025年4月21日(月)
宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する
「宇都宮市市民活動助成」
を行っています。平成15年にスタートし、これまで200以上の活動団体が女性交付を受けています。障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興などなど、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。
令和6年(2024)度は、22団体が交付を受け、年度内の活動を行いました。
市民活動助成事業では、
1)結成して間もない団体が申請できる「スタート支援コース」
2)何年間か活動して新規事業を行う団体が申請できる「ステップアップ支援コース」
3)2団体以上と連携して事業を行う「連携支援コース」
の3つのコースが設けられており、活動開始間もない団体から、様々な活動歴を経験してきたベテラン団体まで、幅広い世代また分野の皆さんが、各団体それぞれの事業を展開しました。
今回の「事業報告会」は、そんな、各コースの団体の皆さんの成果報告会であり、令和6年度は、スタート支援コース(9団体)、ステップアップ支援コース(11団体)、連携支援コース(2団体)の計22団体が、1年間の活動の成果を発表しました。
福祉、介護、文化、スポーツ、青少年育成、食育、子育て支援など多様な事業がありつつも、地域内外を含めた宇都宮市民や他市・他県からの観光や旅行を目的にした来訪者も巻き込んだ、イベント的な事業も多く見受けられ、
地域振興の側面も強く感じられたように思います。明らかに、コロナ後の今の宇都宮を、一段と盛り上げようという機運が高まっているのだなと、市民活動団体のレベルでも感じられる発表会となりました。
一方で、高齢者や若者、依存症者支援といった、寄り添う形での細やかな事業も複数見受けられ、世代、分野、活動対象もバラエティに富んだ事業年度であったと思います。
それだけ、「宇都宮市をもっと良くしたい」という切り口がたくさんあり、かつ、多様な活動団体や市民の皆さんが、それぞれに取り組んでおられるのだなと、改めて感じました。
まちぴあとしましては、それぞれに取り組んでいる活動団体の皆さんを個別に応援することに加え、それぞれの団体の皆さんが一同に会し、正しく「協働」の形でもって、宇都宮市を良くする取り組みができるようになるような、そんな応援の仕方も模索していくべきと考えるところです。
令和6年度交付団体の皆さま、発表お疲れ様でした。
今後の活動も応援させてもらいつつ、皆さんの活動がよりよく広がっていくお手伝いが、さらにできるように、まちぴあも努力していきたいと思いますので、改めてよろしくお願いいたします!
(事務局:O)
2025年04月21日
宇都宮ピアノ研究会主催 第35回「スプリングコンサート」取材報告
2025年4月21日(月)
春といえば、宇都宮ピアノ研究会さんが主催されている「スプリングコンサート」が例年行われています。
今年も、第35回目となるコンサートが、4月20日(日)に栃木県総合文化センター・サブホールで行われました。
「スプリングコンサート」
は、ピアノ講師や音楽を使って様々な活動やお仕事をされている、法人会員の皆さんがピアノ演奏の場を自分たちで設け、技術の維持向上を目的に開催されています。こうした自分たちの技術向上の場を無料で一般に公開している、コンサート事業です。
ピアノの生演奏を気軽に楽しめる場として、長年にわたり続けられています。会場の栃木県文化センターサブホールには、日ごろの訪問演奏活動で交流のある高齢者施設の入居者の皆さんをはじめ、100名ほどの皆さんがお集まりました。
チャイコフスキー、ラヴェル、ショパンなどのクラシック楽曲をはじめ、日本の童謡、歌謡のメロディも奏されるなど、20曲ほどのピアノ生演奏が、研究会会員の皆さんによって演奏されました。
★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
さて、今回の第35回コンサートは、宇都宮ピアノ研究会の代表を務められる、高橋恵子氏最後の実演披露の場となったそうです。
毎年1回開催されているスプリングコンサートが35回ですから、まちぴあよりも更に長い活動歴を誇っているのが、ピアノ研究会の皆さんです。当初は、自分たちが培ったピアノ・音楽技術の研鑽と向上を目的にスタートした活動だったそうです。
年一のスプリングコンサートを継続することが大きな目的であったそうですが、「音楽活動をしている仲間の技術を地域社会に役立てたい」と、市内福祉施設やイベントでの実演活動や、健康づくりも兼ねた歌唱活動、自分たちと同じような音楽ボランティア活動を志す方たちへの相談活動など、
宇都宮市内における社会貢献活動と併せた音楽活動を展開するようになられたことをきっかけに、後発である、まちぴあにも団体登録下さりました。まちぴあ主催イベントへの協力、宇都宮市民活動助成金を通じた活動実施など、今日に至っても積極的に活動されている研究会さんの中心には、高橋代表の姿があったように思います。
今後は、さらに後身の育成に邁進されていくに違いないと思いつつ。最後まで、ピンと芯の通った高橋代表の演奏を拝聴させて頂きました。
次世代の音楽活動を育てるという意味では、昨年から、ピアノ研究会から派生した、子ども向けの音楽活動団体「おとろんど」さんのように、研究会で培った知識・ノウハウを活かして、別団体として活動を開始する動きも生まれています。
コンサートでの実演披露は最後という事実には、もの悲しいものを感じつつも。春という季節だからこそ、地域で活動している音楽団体としての未来も併せて感じられた、特別なスプリングコンサートとなりました。
(事務局:O)
春といえば、宇都宮ピアノ研究会さんが主催されている「スプリングコンサート」が例年行われています。
今年も、第35回目となるコンサートが、4月20日(日)に栃木県総合文化センター・サブホールで行われました。
「スプリングコンサート」
は、ピアノ講師や音楽を使って様々な活動やお仕事をされている、法人会員の皆さんがピアノ演奏の場を自分たちで設け、技術の維持向上を目的に開催されています。こうした自分たちの技術向上の場を無料で一般に公開している、コンサート事業です。
ピアノの生演奏を気軽に楽しめる場として、長年にわたり続けられています。会場の栃木県文化センターサブホールには、日ごろの訪問演奏活動で交流のある高齢者施設の入居者の皆さんをはじめ、100名ほどの皆さんがお集まりました。
チャイコフスキー、ラヴェル、ショパンなどのクラシック楽曲をはじめ、日本の童謡、歌謡のメロディも奏されるなど、20曲ほどのピアノ生演奏が、研究会会員の皆さんによって演奏されました。
★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
さて、今回の第35回コンサートは、宇都宮ピアノ研究会の代表を務められる、高橋恵子氏最後の実演披露の場となったそうです。
毎年1回開催されているスプリングコンサートが35回ですから、まちぴあよりも更に長い活動歴を誇っているのが、ピアノ研究会の皆さんです。当初は、自分たちが培ったピアノ・音楽技術の研鑽と向上を目的にスタートした活動だったそうです。
年一のスプリングコンサートを継続することが大きな目的であったそうですが、「音楽活動をしている仲間の技術を地域社会に役立てたい」と、市内福祉施設やイベントでの実演活動や、健康づくりも兼ねた歌唱活動、自分たちと同じような音楽ボランティア活動を志す方たちへの相談活動など、
宇都宮市内における社会貢献活動と併せた音楽活動を展開するようになられたことをきっかけに、後発である、まちぴあにも団体登録下さりました。まちぴあ主催イベントへの協力、宇都宮市民活動助成金を通じた活動実施など、今日に至っても積極的に活動されている研究会さんの中心には、高橋代表の姿があったように思います。
今後は、さらに後身の育成に邁進されていくに違いないと思いつつ。最後まで、ピンと芯の通った高橋代表の演奏を拝聴させて頂きました。
次世代の音楽活動を育てるという意味では、昨年から、ピアノ研究会から派生した、子ども向けの音楽活動団体「おとろんど」さんのように、研究会で培った知識・ノウハウを活かして、別団体として活動を開始する動きも生まれています。
コンサートでの実演披露は最後という事実には、もの悲しいものを感じつつも。春という季節だからこそ、地域で活動している音楽団体としての未来も併せて感じられた、特別なスプリングコンサートとなりました。
(事務局:O)