2025年1月9日(木)
令和6年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(18)TABUWATA
宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。
令和6年度は、22団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。
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第18回目にご紹介するのは「TABUWATA」です。
この団体は、日本人と外国人住民がともに暮らしやすい地域を作るために協力し合うことを目的に活動されている団体です。
地域の清掃活動や、高校生メンバーの皆さんによる「にほんごカフェ」などの事業を精力的に行っています。
今回は、11月16日と17日に冒険活動センターで防災キャンプを開催したとのことなので、その時の様子をご紹介します。
今回の防災キャンプのテーマは「災害と避難」。
災害が実際に発生した時、どのように避難するか、避難した時にどのように過ごすか。
避難にあたって共通の設定として、
「台風による水害」
「1週間前に台風の進路予想、3日前に栃木県内に大雨の予報、当日に避難指示が出る」
「持っていく荷物は30分以内で用意する」
の3つ。
個人で考える設定は、
「どこから避難するのか(自宅or職場)」
「何を持っていくのか」
「どの道を通って避難するのか・交通手段はどうするのか」
の3つ。
その中で、最初に行ったのは食事の準備。
ライフラインがすべて断たれたという設定で、調理や洗い物で利用できる水は1人当たり3リットル、火はカセットコンロ1つと薪。
参加者で協力しながら火を起こし、それぞれが持ち寄った食材を調理しておいしい食事ができたそうです。
水だけで作った非常食も食べたそうですが、外国出身者は冷たい食事を食べることができなかったとか。
その後は、宿泊体験として冒険活動センターにあるロッジに宿泊。
段ボールベッドやアルミシートなどを使用して寝てみたそうです。
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今回はメンバーの方たちで行ったという防災キャンプ。「今まで家に常備していた避難グッズセットが古くなっていて、半分ぐらい役に立たなかった」ことなどの新たな発見ができた防災キャンプとなったようで何よりです。
来年度どのような活動を行うのか期待しています。お疲れさまでした。
(記事投稿:T)