2024年11月8日(金)
「とちぎ多文化共生フォーラム2024」参加報告
先日2日、とちぎ国際交流センター 多目的ホールにて「とちぎ多文化共生フォーラム2024」が行われ、スタッフ1名が参加してきました。このフォーラムは2020年から始まり、今回で5回目。会場には定員となる60名が参加していました。
写真提供:公益財団法人栃木県国際交流協会
これまでフォーラムでは、
2020年:基調講演 多文化共生社会を築くために必要なこと
パネルディスカッション きいて、おしえて、とちぎの生活
2021年:基調講演 ダイバーシティ(多様性)を生かしましょう!
パネルディスカッション とちぎで暮らして感じたこと
2022年:パネルディスカッション 日本で働くということ
2023年:パネルディスカッション 日本での子育てと教育
といった内容が行われてきました。
今回のフォーラムでは、パネルディスカッション 多文化共生、これまで と これから。県内で活躍する外国人住民と、昨年度3月にまちぴあ主催で行ったまちづくりシンポジウム「防災目線で多文化コミュニティを考える」で事例紹介をした清原地区国際交流会の阿久津さんがパネリストとして登壇しました。
今回登壇した外国人住民の方々は、日本に来るきっかけはそれぞれ異なりますが、皆さんプログラマー、通訳・翻訳、外国人相談員、日本語・スペイン語教師、自動車開発など様々なお仕事をされていました。自己紹介から始まり、それぞれ皆さんからエピソードトーク「文化の違い」、「日本で暮らしていく中で変化したこと」、そして「多文化共生、これまで と これから」をお話ししていました。
エピソードトークで、気になったところは「日本の夜は静か、出身国はにぎやか」、「大きい声じゃないと相手に失礼になる」といった文化の違い。変化としては、働き方、理解しようとしてくれる方が増えたなどが上がっていました。
これからの多文化共生を考える上で、『コミュニケーション』が重要だと各パネリストは話していました。文化を知るだけではなく、話す中で理解していくこと、やさしい日本語を使うことなどが上げられていました。
栃木県に住む外国人の皆さんは2023年12月末日で49,843人(119か国・地域)。言語が異なるから話しにくいというイメージを持っている方も多いかもしれません。簡単な挨拶・やさしい日本語からコミュニケーションを始めてみてはどうでしょうか。
(文章作成:K)