CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2021年11月22日

取材:市自治会元気アップ(オンライン併用)研修会 実施報告

2021年11月22日(月)

 感染症の影響が幾分コントロール下にあるように見受けられる昨今、より明確になりつつある「コロナ後」を見据え、宇都宮市内における各地域においても、季節に合わせての催事など、地域活動をどう再開させようかというニーズも高まっている思われます。

 この度、11月21日(日)に、宇都宮市自治会連合会が主催し、認定NPO法人宇都宮まちづくり市民工房(まちぴあ指定管理団体)が実施した、

「自治会元気アップ研修会」

 が、宇都宮市インターパークに今年秋に新しく開設された、「ミナテラスとちぎ」(@セミナールーム)にて行われました。宇都宮市内で活動している自治会組織の皆さん30名ほどが参加された様子を取材しました。

PB210003.JPG


 研修会は、講演会と意見交換の2部構成で実施しました。

 まず、「アフターコロナに必要とされる自治会運営」をテーマに、水津 楊子氏(地域コンサルタント・合同会社フォーティーR&C代表)にオンラインを通じて講演をいただきました。

 講演では、新規加入減や退会による担い担い手不足や、若い世代(30代〜40代の働き・子育て世帯)の参加意欲の醸成、地域で行われているこれまでの事業の継続等についての必要性の議論など、コロナ前からあった課題に加え、

 感染症、インターネットなどウェブ利用などへの対応など、令和に入って特にクローズアップされた事柄への対応など、宇都宮市の現状を踏まえて解説を頂いた上で、今回は特に、

「改革」

 と題して、今後、自治会というその地域に住んでいる住民にとってもっとも近い公的(地域のためになる)活動を行う組織としての自治会がどう運営されていくことが望ましいのか、その指針を望む講話を頂きました。

PB210012.JPG


 一部紹介しますと、組織として運営する側も参加する側も納得した上で参画できるようにするために、ある意味での事業削減(今まで行っていたけど一旦停止)してみることや、住民がやりたい事、求めているニーズが多様化している昨今において、一つの組織が全てを担うのではなく、

 やりたい方たちを中心に実行委員会形式で催しを実施してみたり、地域外のNPO等活動団体と協力したりと、地域内での新活動グループを立ち上げて活性化につなげたり、地域外のソースを活用して自分たちの活力を振興するきっかけにするなどの工夫案があげられ、後半に続く意見交換において、参加者が議論できるような、議論の発端となるような提案も踏まえた講話を頂きました。

 講演後に予定された、意見交換については、

1)アフターコロナについて不安に思っていること
2)コロナ後に向けて、工夫又は現状の見直しを行っていること
3)今後求められる自治会の役割について

 以上3点について、各テーブル(5グループ:各5名程度)でセッションを行いました。
 (※以下の議論は、ブログ更新者が担当したグループの議論抜粋です)

PB210016.JPG


 テーマ1「不安」の部分については、感染防止の徹底をどう図るかという点が自治会でも話題になっていることを踏まえ、保健所や行政(宇都宮市は地域活動ガイドラインを定めています)の発行している資料を活用し、現場での対処はもちろん、現地参集を行う以前に主催者や参加者または、地域全体のマナーとして感染対策の心構えを醸成していくことなどが意見交換されました。

 テーマ2「コロナ後の工夫」については、回覧や会議のオンライン利用の話題が盛り上がりました。オンライン利用については、よく使える人と使えない人の足並みをどう揃えるかという点が議論になると思われますが、「オンラインを活用することによって、配慮しなきゃいけない人が明確になるため、逆に紙資料など代替えの資料の必要数を把握するのに役立つ」という見方も提示されており、こうした意見は、なるほどと思いました。

 テーマ3「今後の役割」については、これからの各地域における自治会の役割についてこれまでの議論も踏まえた、意見交換となりました。各世帯各世代のニーズや住民と一括りにできないくらい多様化している現在と、もっと多様化していくであろう未来を展望した上で、どのような自治会組織が存続可能であり、「地域」というまとまりをより良くしていけるのかについて話し合いました。

 ・・・今回の研修について、取材と題して参加させて頂き、前半の講話・後半の意見交換を体験して考えさせてもらったたことは、「包括の意味」についてです。

 意見交換の中で、「自治会や役員になれない、なりたくない住民の側にも理由があるから、その悩み自体に寄り添って運営できる自治会でありたい」という旨のお話しがあり、この言葉にとても感銘を受けました。

 やったことないからやりたくないとか、仕事や家庭の状況も安心と見通せないから安請け合いできないとか。「できない・やらない・やれない」側の理由を考えると、すでに社会課題と言われている何かに、その住民の方が悩まされているのかもと考えることもでき、そんな悩みを

 とりあえず、受け止めてくれる場所があったとしたら、とても安心してその地域で生活することができるようになるかもしれないし、助けられたから助けるという地域内のつながりを盛り上げられるかもしれないと思いました。

 今回の研修会には、すでに活発に活動されている自治会会長の皆さんや役員の皆さんが多数参加されていたと思います。受講や議論の様子を拝見しますに、とても元気のある皆さんだなぁと思いました。

 こうした、元気のある皆さんをさらにアップ(充填?)してもらう意味と、そんな皆さんを支える行政、支援センターの気持ちを高めるために意義ある研修会になったと思います。

(記事投稿:O)