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2021年04月24日

『令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体事業発表会』報告

4月24日(土)

4月10日に、令和2年度に「宇都宮市市民活動助成金」の交付を受け、市内を中心にさまざまな活動をされた、まちづくり団体の皆さんによる、令和2年度一年間の活動発表会が、宇都宮市の14階大会議室にて行われました。

宇都宮市市民活動助成金」は、活動発足後間もない団体が応募できる「スタート支援コース」と何年間かの活動を経て新規事業などを行うために応募できる「「ステップアップ支援コース」、まちづくり・市民活動団体が主体となり、その他2団体以上の団体と協働して行う事業を行うために応募できる「連携支援コース」の3コースがある助成プログラムです。
令和2年度は、スタート支援コースで5団体・ステップアップ支援コースで5団体の計10団体が交付を受け、その活動の成果を発表していただきました。

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今回助成金事業発表会に初めて参加させていただきましたが、率直に言って「この団体のこの活動はほかではやっていないだろうな」と取材をさせていただいたときにも思ったし、発表を聞いているときにも思いました。

いくつか例を挙げると、まずは一番目に発表された「アディクションサポートセンターとちぎ」さん。

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この団体さんは、薬物やアルコール・ギャンブルなどの依存症を抱えている方のご家族で構成されており、依存症に関する講演会や家族同士の話し合いを行い、少しでも以前のように生活を送ることができるようサポートを行っている団体さんです。
この団体さんの定例会に参加させていただきましたが、皆さん真剣に講演を聞いていたのを覚えています。
それだけ依存症というものに関して理解しよう、向き合おうという気持ちを感じました。
今も依存症患者はこのコロナ禍で増えているとのこと。
また、それだけ苦しむ家族も増えているということ。
一家族でも多く救われるよう活動を頑張っていただきたいなと思います。

次は七番目に発表した「おしゃべり交流会」さん。

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こちらは、今回の助成金を活用して「帝王切開講座」を開催しました。
帝王切開というのは将来みんなが知っておかなければいけないことだと思ったし、帝王切開に関する知識も年配の方にはぜひ頭に入れておいてほしいなと思いました。
また、産婦人科医も自然分娩ありきで話をするのではなく帝王切開に関する説明を十分していただきたいと感じました。
このブログを書いているスタッフ自身も今はまだ独身ですが、今後どうなるか分からないのでそういう選択肢も視野に入れて置かないといけないなと思いました。

そして取材ができず紹介ブログも掲載できませんでしたが、今回の発表会で八番目に発表された「あんてなしょっぷ『みーや』」さん。
こちらの団体は、障がい者の在宅就業支援団体の立ち上げ支援を行っている団体さんです。
令和2年度はコロナ禍のため予定通りの活動はできなかったとのことですが、各地区市民センターや福祉プラザ等で「手作り封筒作り体験会」の開催し、そこで出来上がった封筒を宇都宮市内の小中学校に配布、さらに全国の公共団体に提供するなどコロナ禍でもできる範囲で活動をされてきたそうです。
「リモートワークの推進」「出社率をできるだけ低くしましょう」と言われるようになった昨今の情勢に合った活動だなと今回の発表会で感じました。
障がいのある方にも在宅での仕事の門戸が広げられているのは、当事者はもちろん、ご家族の方も安心できるのではないかと思います。
今後の活動に期待しています。

このほかの団体さんの活動もお話を聞いたり実際にその現場に行かせて頂いたりしましたが、どれもすごいなと思うものばかりでした。
発表の時も皆さん活き活きされていて、見ていたこちらがなんだかうれしくなりました。

詳しい活動の様子はまちぴあアーカイブ内の市民活動助成金コーナーのURLを貼りますので皆さんの興味のある団体さんを探していただき読んでいただければと思います。
また、4月26日から30日まで宇都宮市役所1階ロビーにて活動の様子をまとめた模造紙が展示されますので、そちらにもぜひ足を運んでみてください。

今回発表された10団体の皆さん本当にお疲れさまでした。
これからの活動も応援させていただきます。

(記事投稿:T)

第58回釜川コケ落とし大作戦 実施報告

2021年4月24日(土)

 ボランティア体験プログラム「釜川コケ落とし大作戦」は、宇都宮市のオリオン通りをはじめ中心部を流れる河川・釜川の清掃ボランティアとして、2006年から実施している活動です。

 釜川は、都市部を流れる一定区間から二層河川(川の下に川が流れている)となっている、全国的にも珍しいとされる治水方法がとられている河川です。その昔は、ちょっとした大雨で市内各所の氾濫の原因にもなっていたという、暴れ川としても地元の皆様にはなじみがあるそうですが、河川改修後は、そんな様相もなくなりました。

 一方で、人工河川(イメージ的は、すごく大きな用水路)であるために、定期的な清掃が必要であり、市でも定期的な清掃が施されていますが、市内を流れる身近な自然に親しみ、愛着を育むことを目的に、清掃活動を行っています。

 河川は、火事などの有事発生時には消防用の水源になることもあるそうで、深いところや橋が架かっている箇所など、ボランティアでは清掃が困難な箇所もあります。

 そんな中で、親水スペースとしてゾーニングされている「じゃぶじゃぶ池」とその周辺50メートルほどの区間は、水量も少ないため体験プログラムの実施場所となっています。

 昨年同時期の活動は、感染症対策の外出自粛期間中にあたってしまいました。感染症の心配は現在も継続中ではありますが、無事にスタートを切ることができました。

★★★ ★★★ ★★★ ★★★

 4月24日。令和3年度になって一発目の釜川コケ落とし大作戦を行いました。

 大都市部を始め全国では緊急事態宣言が再発令されるなど、まだまだ予断を許されない現状が続いています。心配ではありますが、マスク着用など基本的な感染対策のご協力をお願いしつつ、参加者募集の周知も行っていました。

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 今回のコケ落とし大作戦には、市内の学校に通う高校生たちを中心に、18名の参加がありました。市内事業者(パーソルテンプスタッフ)の3名を加えての活動となり、若葉の季節にふさわしいフレッシュな陣容での活動となりました。

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 先日までは、河川沿いの枝垂れ桜を川の中から楽しむ取り組み「川床」が催されていましたが、河川及び周辺の沿道には目立ったゴミが少なく、自粛傾向の関係もあってか、少々閑静な釜川沿いでありました。

 河川の様子については、11月以降の冬季(約半年)の間を経てということもあり、川底のぬめりも中々のもの。

「動いていると暑い」
「マスクはやっぱり苦しいね」
「あーーー!水はいったぁあ!!」

 など、わいわいと作業すること自体に少し癒されたところでございました。

 参加者それぞれがマスクをつける等の対策を、当たり前にして来てくれていますので、河川内でのトラブル(すべって転ぶ)の注意喚起をしながら、スタッフも一緒になって作業しました。

 男子高校生の参加が多かった今回。親水スペース「じゃぶしゃぶ池」とその一つ上流の部分を清掃しまして。約1時間の活動で、綺麗な川底を見ることができました。

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 最初は、バラバラに作業していきますが、最終的には清掃箇所が絞られてきて、みんなが「じゃぶじゃぶ池」に集合してしまうのですが、

「僕たちは、沿道のゴミ拾いしてきます」

 と、高校生たちからの提案を受けて、密回避をしつつ、河川及び周辺の美化活動を展開することができました。

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 路面には、あまり目立ったゴミはなかったですが、植え込みの中には空き缶等があったみたいで、限られた時間ではありましたが、これらも回収できる範囲でさせてもらい、無事に作業終了。

 一時間足らずの活動時間ではありましたが、河川はとてもきれいになり、且つお日様がいい感じで照ってくる直前だったこともあり。今回はこの辺でお開きとなりました。

 参加下さった皆様、まことにありがとうございました。若者は大丈夫かと思いますが、短い時間でも意外にだるくなる釜川清掃後でありますからね。しっかりと休んで下さいませ。

 さて。そんなことで、次回の釜川コケ落とし大作戦は、5月22日(土)の予定です。

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 暑さもより夏らしくなってくる季節ですので、良い意味での「水遊び」感覚でご参加下さいませ。また、今活動は、「宇都宮市まちづくり活動応援事業」のページを介しても参加者募集を行っています。スマホやパソコンで登録するこちらのページを経由してご参加の皆様には、活動ポイントを付与させて頂けますので、ぜひ、ご活用下さい。

 そんなことで、次回の釜川コケ落とし大作戦も、コロナに負けないで実施致します♪
 

(事務局:O)