2020年7月1日(水)
7月1日、栃木県の中間支援センター「NPOボランティアセンター・ぽぽら」を会場に、まちぴあをはじめとした、県内に設置されている中間支援の市町センター同士による連携会議が行なわれました。
今回の会議には、県内市町に設置されている、まちぴあの様な市民活動・ボランティア支援センターなどの中間支援センタースタッフをはじめ、栃木県や社会福祉協議会、教育委員会関係の市センター職員の皆さんなど15名ほどが集まりました。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、今回の会議は各市町からの移動を控えオンラインを併用して開催され、約半数のセンター及び関係者がリモート参加しました。
会議では、各センターが今年度計画している新規事業をはじめとした、各種取組みについての情報交換の他、新年度4月〜6月くらいまでの行動自粛期間におけるセンターの取り組みや、課題の共有などを行いました。
まちぴあからは、高校生・大学生をはじめとしたボランティア・地域活動における「次世代の担い手育成」を大きな柱とした、体験プログラムや交流会、勉強会などの各種企画や、コロナ下を踏まえ、参加定員等をコントロールし、リモートも併用した形での実施を計画している旨などの年度事業の概要について紹介しました。
栃木市、佐野市など市町センターからは、コロナ下の対応に加え、ある意味で過去のものになろうとしている、昨年10月の台風及び大雨による越水災害への対応も改めて情報提供されるなど、同じ栃木県内のものとして、これまでのボランティアや市民活動、NPO団体の復興支援への活動状況や、
梅雨以降起こりうる災害発生に対して、改めて意識を新たにする機会となりました。
栃木県からは、これらの意見交換を踏まえつつ、全国社会福祉協議会及び全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)が示した「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況における、ボランティア・NPO等の災害対応ガイドライン」が周知されるなど、有益な情報交換が行われました。
意見交換内では、ネットワーク会議の開催を待たずして、こうした連携関係を活かし、かなり早い段階から各センターが各地域において情報発信している、ウェブサイトや情報誌などの媒体を通じて、各自で情報収集を行っており、
まちぴあでも4月以降更新を開始している「コロナに負けるな!団体紹介」のように、活動団体に電話やメールで情報提供を促し、センターから活動団体へアクションをかける形での情報発信の在り方を学び、カスタマイズしてセンター事業に活用していくなど、
ぽぽらさんをはじめとした県の中間支援センターが構築して下さっている「横の連携」の成果の一端が発揮されたのだろうと思います。
平和な日常ではあまり気にならないかもしれませんが、もしもが起こった今であるからこそ、県内各地のセンターの皆さんと一緒に継続してきた関係が活かされているのだと思います。改めて、縁の下の活力になって下さっている県域センター及び関係者の皆様に感謝を申し上げつつ、
市民活動・ボランティアという切り口で、「コロナに負けるな」を宇都宮市域で達成するために、まちぴあも努力していきたいと思いました。
(事務局:O)