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2021年12月11日

心ポカポカ♪学生さんたちのボランティア体験物語

2021年12月11日(土)

 12月に入って急に冬めいてきましたね。天気のよい日が続くのはいいかもしれませんが、乾燥もあり寒さもありのコロナさんもありの年末ですから、服装ももちろん、なるべく暖かい状態を保ちつつ身体に気を付けていきましょうね。

 さて、この季節になると、中学生・高校生くらいの学生の皆さんや保護者さんから

「何かボランティアありませんか?」

 という問い合わせを頂くことがしばしばあります。これはコロナ前からあったことですが、月に1回程度の体験会を催すことはあっても、そういったお問合せを頂く場合には日時が合わず、さらにはかなりな切迫感もあることは感じられるのですが、イベントその他の実施も少ない季節でもあり、マッチングに苦慮することがよくありました。

 暖かい季節を中心に夏休み時期にはボランティア体験のプログラムも稼働している時期なので、なるべく早い段階で体験することをおススメするのが精いっぱいであると同時に、正直「今までサボっていたからでは?」という疑念もあったりしました。

 そんなことで、今年もこの時期を迎えたわけですけども。先日、まちぴあ主催の事業に参加してくれた中学生さんから、

「部活や学校の行事に参加していると、この時期くらいにしかボランティアをしたくてもできないんですけど、どうすればいいですか?」

 というご質問を頂きました。

 このご質問を頂いて、確かにそうだ!となりまして。急遽(いまさらだとも思いますが、すいません)考えを変えるに至るという出来事がありました。

 さらには、コロナ禍による影響で普段であれば各学校に依頼されていた各地域地元の自治会等の活動もやりにくくなったことで、受け入れ先がさらに減少しているという課題も浮き彫りになってきました。

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 そんな折、今ブログでも紹介させて頂いた、JT(日本たばこ産業株式会社)宇都宮第一支店様からの清掃道具寄贈があり。まちぴあでは、ウオーキングをメインにした初心者向けゴミ拾いボランティア「クリーン&ウオーク」を展開していたことも功奏し、

「じゃあ、やりたい時にボランティア(ゴミ拾い)してみようか?」

 ということになりました。

 その実働が12月に入り始まりました。「いつでもボランティア」的な名称もつけようかと思った(考え中です)のですが、昭和のメロドラマの雨天時の彼女さんのように唐突に来られたら、それなりに迷惑になるため、

★★★★★  ★★★★★  ★★★★★

・事前にボランティア希望を連絡(電話)して、日取りを決めよう。
・ボランティアをすることをちゃんと親御さんに言ってこよう。
・一人だと罰的な空気になるので、お友達(家族も可)とこよう。

★★★★★  ★★★★★  ★★★★★

 という感じのルールを説明させてもらった上で、ご参加頂くことにしました。

 そんなこんなで、12月4日。

 この日は、市内中学校に通う生徒さん2名と親御さん1名が、まちぴあ周辺のクリーンウオークをしてくれました。せっかくなのでボランティアに関するちょっとした講話(センター長担当)をさせてもらい、

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 その上で、ゴミ拾いスタート。約1時間の清掃活動をやってくれました。主に駅東公園の周辺を清掃してきてくれたそうです。

 まちぴあでは、希望される学生の皆さんに、感謝状の意味合いを込めた活動証明書を独自に差し上げておりますが、

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 活動後しばらくして、参加された皆さんから逆に感謝のお手紙を頂きまして。心ポカポカポイント1ですね。こちらとしては、当たり前のことをいつもの通りにやっただけなので。

 感動しちゃいました♪

 ・・・・続いて、12月11日は、同じく市内中学校に通う男子生徒の皆さんが清掃活動をしてくれました。約束通り、連絡をくれた男子生徒さんがお友達に声がけして、3名+親御さん1名で参加してくれまして。

 これ、ポカポカポイント2ですね。声がけをしてくれた生徒さんは、まちぴあの場所を知っていたので、駅からお友達を迎えに行ってくれたそうで。

 もう、サイコーですね。始まる前から感涙ものです。

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 彼らは、まちぴあから鬼怒通りに出て、より大きく外周を歩いて清掃活動をしてきてくれたようで、店舗の多い地域の清掃を存分にしてくれました。活動後には、分別をしてもらい、手洗い・消毒もしてバッチリ終了。

 この日も晴天でしたが、それに負けないくらいの青春(あおはる)オーラを感じさせてもらっちゃいました。

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 いやー。良かったね。ボランティア参加ありがとうございました!

 講話と言っては何ですが、この11日の回もゴミ拾いする前に少しお話しをさせてもらいました。個人的なボランティアという行為についてですけども、やっぱり何のボランティアをするにしても、譲れないのは、

「相手をハッピーにさせること」

 だと思うということをお伝えさせてもらいました。寒い中でマスク付で話したので、メガネが曇って彼らの顔は途中で見えなくなってましたけど。清掃すること自体も大切だけど、一番は

「今日、ここにお友達と一緒に来てくれたこと」

 だと。お話しさせてもらいました。誘いに乗ってやってみるかと思ってくれたお友達も含め、「実際に参加する」という行動そのものをしてくれたこと自体がね。ボランティアそのもので。実際、一人ではありますが、参加者の皆さんを受け入れさせてもらった主催者は、

 とてもハッピーに、心ポカポカになりました。

 メガネ曇って見えませんでしたけども。その想いは伝わってくれたであろうと確信めいたものを感じているところです。

 そんなことで、ボランティア参加についてお困りの方は★★★の部分をご理解の上、ぜひともご相談下さい。ゴミ拾い体験のみですが、よろしければ対応できますので。お気軽に、まちぴあまでご連絡下さいませ♪

(記事投稿:O)

2020年03月07日

宇都宮環状線一周ランニング「ミヤラン2020」ボランティアスタッフ募集

2020年3月7日(土)

宇都宮環状線一周ランニング「ミヤラン2020」ボランティアスタッフ募集

「ミヤラン」とは?宇都宮を環状にグルッと1周する宮環。その歩道を、交通ルールを厳守し、宇都宮の風景を眺め、スイーツを味わい、仲間と楽しく走る”初心者向け”約42kmのフルマラソン体感コースです。

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※クリックすると拡大します。

このイベントを支え盛り上げて下さるボランティアの皆さんを大募集しています。以下に詳細を記載しますので、興味関心のある皆さんは、ぜひともお申込み下さい。

≪ミヤラン開催日≫
開催日: 2020年4月12日(日)
コース: 宇都宮環状線一周 *距離はだいたい
42km・21km・10km・1.5km(親子)・5km(中学生・高校生)

≪ボランティア≫
◇申込受付: 2019年12月25日〜2020年3月15日

◇募集人員: 100名 
※定員に達した場合はお断りをさせていただくこともあります。

◇申込条件:
活動日に指定の場所・時間にて活動することが可能であること。遅刻早退はできません。
指定したボランティア説明会に参加可能であること。

◇活動・役割: 立しょう・エイド・会場・救護ランナーなど

◇集合時間: 6:30  ◇活動時間: 7:00〜16:00 

◇支給物品: 女性からも大人気の「ミヤパンオリジナルタオル」、「オリジナルTシャツ」、お弁当

●申込方法: ミヤラン ボランティア申込みページ

【参考URL】
ミヤラン HP
ミヤラン facebookページ
まちぴあブログ『ミヤラン2015』の様子

【問合せ】
ミヤラン実行委員会事務局
TEL: 070-6450-0422(10:00〜17:00)

2019年08月23日

コミボラ@今泉小「夏の夕べ」〜バルーン練習会&準備しました

2019年8月23日(金)

 本日、8月24日(土)の夕方に宇都宮市立今泉小学校校庭を会場に行われる、今泉地域における納涼と交流のイベント「夏の夕べ」の開催に向けて、まちぴあが立地している近隣地域を中心としたエリアにおいて、自治会や子ども会といった地縁組織の皆さんが行う行事に、高校生や大学生などの若者がボランティア体験を行う、

「コミュニティボランティア体験プログラム」

 の一環であるバルーンアート練習会を行いました。

 コミュニティボランティア(略称:コミボラ)の令和元年度第1回目は、今泉地域に立地している白楊高校生たちを対象にした、地域で行われる「八坂まつり」でのお神輿担ぎ・休憩所の運営お手伝いでした。

 7月15日に行われたお祭りでは、地域の高校に通う地域の一員として、お祭りに協力し、地域の皆さんと貴重な一日を過ごすことができました。

 そして、第2回目の活動機会と予定しているのが、8月24日の「夏の夕べ」。今泉小学校で行われる地域の夏祭りに、白楊高校生だけでなく活動を希望する学生たちを対象に活動を行います。

 活動の主な内容は、会場内に設けて頂いたコーナーでのバルーンアートのプレゼント活動です。小学生やその下の年代の子ども達が何百人と遊びにきてくれる中で、子ども達に人気のバルーンアートを学生たちが作ってプレゼントする交流企画です。

 この企画をより楽しく実施していくためには、学生たちのバルーン技術の向上が欠かせませんので、8月19日と23日の2日間に渡り、練習会を開催し、活動希望の学生たちに集まって頂きました。

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 練習会にはのべ9名の学生が参加下さり、「剣」「イヌ」「ウサギ」「ハート」といった作品を練習し、本番に備えました。中には昨年に引き続いて協力を申し出てくれた方もあり、会場の雰囲気や子ども達の様子などを情報交換しながら風船づくりに慣れる時間となりました。

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 練習会では、この期間中にまちぴあでインターン研修をしている大学生も加わってくれたので、まちぴあスタッフが担当している作り方のレクチャーなどを手伝ってくれて、高校生たちにスムーズにやり方を学んでもらえました。

★★★ インターン生Sくんの感想 ★★★

 今回高校生と一緒にバルーンアートの練習会に参加させていただきましたが、初めての事でしたので良い経験になりました。

 「イヌ」「剣」「ウサギ」など、基本的なものを練習させていただきましたが、初めのバルーンを膨らませて結ぶことが思っていた以上に難しかったです。また、バルーンの全体のバランスを考えながら作ろうとすると難しかったですが、大まかな形をつくることは出来たので身についている実感がありました。

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 5人参加者が居ましたが、「剣」の作り方を経験者の方に教えていただいたり、初心者の高校生2人と一緒に練習をしたり、先に教わっていた自分が教えたりと交流することもできました。

★★★ ★★★ ★★★

 コミュニティに限らず、ボランティア活動には、人と人との出会いと交流がとても大きな収穫となります。インターン生のS君にとっても、とても貴重な機会となったと思います。

 そんなことで、明日の8月24日。夕方からの「夏の夕べ」が待ち遠しいですね♪

 天気はOKみたいなので、熱中症に気を付けながら、令和最初の夏の思い出を作ってきてほしいものです。後日の報告ブログもご期待下さい!!

(記事投稿:小倉)

2019年02月27日

若者の社会貢献活動参加促進事業「学生団体みらとち」活動取材報告part2

2019年02月27日(水)

若者の社会貢献活動参加促進事業「学生団体みらとち」活動取材報告part2

 栃木県主催による若者の社会貢献活動参加促進事業(の一つ)として8月4日大学生1名がプログラムに参加、当日ボランティアとして参加し、あわせて後日ボランティアを行った学生団体みらとち代表の八木澤さんに取材を行いました。 

 若者の社会貢献活動参加促進事業とは地域住民が行う様々な活動(高齢者や子どもの見守り活動、居場所づくり、芸術活動、国際協力活動、環境美化活動など)に、高校生、大学生など若者が一定期間参加出来る機会を提供し、地域活動の重要性について理解を深めていただくとともに、自ら活動団体へ取材し、情報発信等の活動を行うことで、若者の社会貢献活動へのさらなる参加意欲を高めることを目的とした事業です。

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宇都宮駅から歩きながら清掃を進めて行く

 栃木市高校生合同文化祭での会場設営や運営補助が行われ高校生及び大学生が活動に参加し記事を作成してくれました。 以下より栃木市高校生合同文化祭より前に行われえた「学生団体みらとちによる宮まつり清掃活動」について大学生Sさんによるレポート記事を更新します。

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大学生Sさん
 主にみらとちでは清掃活動やイベントのお手伝いをしています。 宮まつりの清掃に参加した際はペアでごみ袋を持ち、街の隅々を清掃しました。 たくさんの人混みの中でゴミを拾うのは大変でしたが、宇都宮の駅前や宮まつりについて知ることができ、少しですが、お祭りを支えているのではないかと思う部分がありました。

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折り返し地点で横断歩道を渡る様子

 学校には1人 地域のために活躍したい人がいて、その人達のための環境を作りたいことからみらとちは始まりました。 東京だったら出来るかもしれない、でも栃木にはそういった場所がない。大々的に地域活性化の活動が出来る場所、共に活動する仲間が必要でそれを担っているのがみらとちです。 このお話を聞いて、私も高校のときを考えるとその1人だったと感じました。そんな場所を、高校生の時に作った八木澤さんの行動は素晴らしいと思いました。 

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 以上、大学生Sさんの記事です。Sさんの記事は「栃木市高校生合同文化祭」にも掲載されており、そちらにも八木澤さんへの取材した内容が書かれています。 ふるさと宮まつり開催委員会とは別に学生団体として宮まつり清掃に関わるのは2年目。 大通りやオリオン通りなど人が沢山いる中、一つ一つゴミ拾いを行っていきました。

 活動中には神輿の担ぎ手の方々にも声をかけていただく場面があり、「高校生や大学生が清掃していて偉いね」といった会話もありました。 活動に参加したスタッフも幼少期から宮まつりに足を運んでいましたが、このような活動に参加するのは始めてでした。 学生はそれぞれ持ったゴミ袋を5回程度、指定されたゴミ箱に入れていきました。 活動が行われたのは去年のことでしたが、こういった活動があることをより多くの方に知っていただき、指定された所に捨てるということが習慣づくと良いなと感じました。 関わった高校生・大学生の皆さんお疲れ様でした。

(記事投稿:小松)

2019年02月20日

若者の社会貢献活動参加促進事業「学生団体みらとち」活動取材報告

2019年2月20日(水)

若者の社会貢献活動参加促進事業「学生団体みらとち」活動取材報告

 栃木県主催による若者の社会貢献活動参加促進事業(の一つ)として9月23日高校生1名がプログラムに参加、当日ボランティアとして参加し、あわせて後日ボランティアを行った学生団体みらとち代表の八木澤さんに取材を行いました。

 若者の社会貢献活動参加促進事業とは地域住民が行う様々な活動(高齢者や子どもの見守り活動、居場所づくり、芸術活動、国際協力活動、環境美化活動など)に、高校生、大学生など若者が一定期間参加出来る機会を提供し、地域活動の重要性について理解を深めていただくとともに、自ら活動団体へ取材し、情報発信等の活動を行うことで、若者の社会貢献活動へのさらなる参加意欲を高めることを目的とした事業です。

以下より高校生Wさん、大学生Sさんによるレポート記事を更新します。

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高校生Wさん
 9月23日に栃木市で行われた栃木市高校生合同文化祭に参加しました。 学生団体「みらとち」はボランティアとして、会場設営や運営の補助をしました。 9時ごろに会場設営、10時からオープニングセレモニーに参加し、その後は15時の終了までスタンプラリーとモザイクアートのコーナーを担当しました。 合同文化祭終了後は会場の片付け、その後交流会をし終了しました。

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モザイクアートブースの様子

 スタンプラリーとモザイクアートのコーナーには高校生をはじめ子供からご高齢の方まで幅広い年代の方に来ていただき、栃木市の魅力をお聞きしたり感謝の言葉を頂いたりして楽しい時間を過ごすことができました。  モザイクアートははじめ思うように進まず完成が危ぶまれましたが、たくさんの方に声をかけ、協力していただき完成させることができました。

 テントの設営や解体、セレモニーの運営を含め全て学生主体で、蔵部やみらとちの方々をはじめ、皆さんが自主的に参加している方々なので誰一人疲れの表情を出したり嫌がったりせず、積極的に行動する姿に感銘を受け、自分も参加できて良かったと心から思いました。

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ボランティア活動後 学生団体みらとちメンバー集合写真

 私はこの機会をきっかけに栃木市高校生文化祭の存在を初めて知りましたが、高校生が主体となって企画から運営まで全て進めていく姿に衝撃を受けるとともにとても素敵なことだなと感じました。 また「蔵の街とちぎ」というキャッチコピーにあるように栃木市は蔵づくりの街並みがとても美しく、それを活かした企画を行なっていて感動しました。

 またそのような素晴らしい活動にボランティアとして関わるみらとちは、様々な機会に触れることができ、人の力になっていく魅力に溢れた団体だと感じました。 私は消極的な部分が多くためらってしまう性格なのですが、自ら仕事を探し行動をし、誰とでも積極的にコミュニケーションをとっていくみらとちの方々の姿に刺激を受け、自分もそのようになりたいと感じました。

 みらとち代表の八木澤さんにお話をお聞きしました。栃木のために何かをしたい、ボランティアをやりたいけれど、学校や一人ではなかなか難しい、そのような思いを持った人たちが集まってみらとちは設立されたそうです。 みらとちは宮祭りの清掃からスタートし、今では様々なイベントにボランティアとして関わっています。 みらとちのメンバーが活動を通して達成感や充実感を感じることが八木澤さんのやりがいだとおっしゃっていました。

 高校生の時に自分の思いを形にして実行していく行動力、信念の強さに感服しました。 また高校生の時に何かやることにとても意味があるという言葉に刺激を受けました。 私もこの機会をきっかけに、ボランティア活動をはじめ関心のあることに全力で取り組んでいこうと思います。

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大学生Sさん
 とちぎ高校生合同文化祭では栃木市の中心地で行われました。 栃木市内の高校生が集まり、ステージ発表やブースを設置し、日頃の活動やその成果を発表しました。参加する高校生の種類はバラバラですが、共通しているのは「学生がやりたいこと」をやるということ。

 私はイベントスタッフとして参加しましたが、学生はもちろん大人の方も来場されていてこのイベントに興味を持ってくださる方が多いのだと実感しました。 また宇都宮とは違う地域の特色があり、高校生の活動も魅力的で将来、地域に携わる者として貴重な体験が出来ました。

 みらとちの代表を務める八木澤さんに取材してみると団体に関わっているのはほとんど高校生です。 また高校生自らの企画することもあります。 その時大学生は前に出ず、サポートにまわるそうです。 若者に対して支援していくことで、大人を動かし、その中で何か得るものがあればいいな。 これからは栃木をPRする活動をやりたいと八木澤さんは話していました。

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 学生団体みらとちは2017年9月に設立した学生団体で「若者の観点で栃木県を盛り上げること。 いずれ大人になった時に、様々な分野で栃木県や社会に貢献できるように自己成長させること。 大人からのバトンタッチ、未来への引継ぎをすること。など」を目的に活動をされています。 同年代同士だから話せることや栃木県を盛り上げることについて考える機会にもなると思います。 ご協力いただきました「学生団体みらとち」さんありがとうございました。

(記事投稿:小松)

2018年11月12日

若者の社会貢献活動参加促進事業「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告part2

2018年11月12日(月)

若者の社会貢献活動参加促進事業「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告part2

 栃木県主催による若者の社会貢献活動参加促進事業(の一つ)として8月17日大学生2名がプログラムに参加、当日ボランティアとして参加し、あわせて後日ボランティアを行った子育て応援サークル「こっころ」代表の西谷さんに取材を行いました。

 若者の社会貢献活動参加促進事業とは地域住民が行う様々な活動(高齢者や子どもの見守り活動、居場所づくり、芸術活動、国際協力活動、環境美化活動など)に、高校生、大学生など若者が一定期間参加出来る機会を提供し、地域活動の重要性について理解を深めていただくとともに、自ら活動団体へ取材し、情報発信等の活動を行うことで、若者の社会貢献活動へのさらなる参加意欲を高めることを目的とした事業です。

 8月3日には絵本ワークショップ「平和について」が行われ高校生が記事を作成してくれました。 以下より大学生Oさん、Nさんによるレポート記事を更新します。

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大学生Oさん
 8月17日、子育て応援サークル「こっころ」の活動に参加しました。 身近な宇都宮市で行われている親子への支援に興味があったため参加しようと考えました。 17日には、私を含む大学生3人、高校生2人がボランティアとして参加しました。

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初めに体あそびを取り入れた絵本の読み聞かせ

 親子向けに体あそびを取り入れた絵本の読み聞かせを行ってから

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フィットネスフラを行っている部屋で子どもとふれあい

 お母さん向けのフィットネスフラが行われました。 私は、読み聞かせの際の子どもたちのサポートやお母さんたちがフラをやっている間の子どもたちのお世話を行いました。 読み聞かせでは、最初は控えめだった子どもたちが少しずつ立ち上がったり動いたりするようになって嬉しくなりました。

 積極的に声をかけて一緒に動きながら親子で楽しめて、充実した時間でした。 横目でお母さんと子どもたちを見ると、みんな笑顔でほのぼのとした空間に感じました。 そして、お母さん方がフラをやっている間に小さい子どもたちと一緒に遊びました。

 たくさんのおもちゃや本を広げて子どもたちはとても嬉しそうでした。にこにこと笑ったり、おしゃべりしたりさまざまな表情を見せてくれました。 1歳に満たない赤ちゃんたちは抱っこしてあげたりしました。その間お母さんたちはフィットネスフラをしていたのですが、ゆったりとした音楽に合わせて汗を流していてとてもリラックスしているように見えました。そのような心が落ち着く時間はお母さんたちにとって重要な役割があると思いました。

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夏休み工作教室 貯金箱づくり

 また、フィットネスフラを行っている時間には夏休み工作の教室も開かれていました。 今回は貯金箱づくりを別室で行っていました。ひとりひとりが工夫された工作を作っていて盛り上がっていました。 活動時間は10時から12時まででした。 今回の活動で特に印象に残ったのは、楽しそうなお母さんと子どもたちの表情でした。 子どもたちは遊んでいるときや絵本を聞いているときとてもわくわくした楽しそうな表情をしていました。

 お母さん方もお互いに話しているときや子どもを膝にのせて絵本の読み聞かせを聞いているときに安らぎのある素敵な表情をされていました。参加できて良かったと思える半日になりました。

 そんな空間を作り出せている「こっころ」の代表である西谷和子さんに共にボランティアを行ったNさんと共に後日取材させていただきました。 体験から数日後に普段「こっころ」の活動を行っている宇都宮市まちづくりセンターへお伺いしました。 初めに「こっころ」の活動内容や発足のきっかけについてのお話をお聞きしました。

 子育て応援サークルである「こっころ」は、お母さんや親子の孤立を身近に感じた西谷さんの、困っている親子を助けたい、居場所を作りたいという思いから2010年に発足しました。

 西谷さんは保育士と絵本専門士の資格を持っていて、小学生のお子さんがいらっしゃいます。 現在は女性支援にも目を向けて活動されています。 活動は0歳から3歳くらいまでの未就園児を対象とするものが多いのですが、長期休みになると少し大きい子どもたちも対象にしたものもあるようです。

 クリスマス会やハロウィンイベントでは多くの親子が集まるそうです。活動をしていて感謝されることは多いという話を聞きました。 参加されるお母さんは決して前向きな動機の方だけではありません。

 疲れているお母さんや元気のないお母さんにとってはこのサークルに参加することが心の支えになっているようです。 悩みをこの場で解放する方もいると聞き、多くの側面を持って運営されていると感じました。 また今後の展望として、ほかの団体との繋がりを広げてコミュニティを広げることだそうです。

 外部への情報発信をし、多くのお母さんに団体を知ってもらうことも目標としているとおっしゃっていました。 西谷さんは活動を続けていくことに迷いを感じたこともあったそうですが、活動の中でのお母さん方との出会いを通じて今にいたっているということです。 私も参加してみて親子の支援に興味を持つことができました。 取材の際に新たな企画のお話を聞けたりして期待が高まっています。今後も機会があれば参加したいと思いました。

 今回のボランティア参加において、わくわくした気持ちをずっと持っていられました。 活動や子どもたちとの関わりが楽しかったこともありますが、自分の知らなかった世界を知ることができたような気がしたことが大きかったです。

 大学生活は始まったばかりですが、私の将来の夢に繋がっていくような、地域の人々の役に立てる活動に参加できたことはとても意味があったと思います。 地域で自分の能力を活用できるような人間を目指したいと思いました。

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大学生 Nさん
 8月17日(金)の活動は絵本の読み聞かせとからだ遊びとお母さんがフィットネスフラに参加している間に子供と遊びました。 絵本の読み聞かせとからだ遊びでは、絵本の話に合わせて体を動かしました。 お母さんと一緒に体を動かす、子供たちの様子がとてもかわいかったです。 最初は、恥ずかしがっている子も多かったので、なかなか話しかけたりすることが出来ませんでしたが、一緒に遊んでいくうちにだんだん打ち解けていき、楽しく遊ぶことが出来ました。

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フィットネスフラを行っている部屋で子どもとふれあい

 私と一緒にボランティアに参加した子は小さい子と遊ぶのに慣れていたのですが、私は、小さい子のお世話をするのは、初めてのことだったので戸惑うことも多かったのですが、参加していたお母さんに「子供って意外と丈夫だから大丈夫だよ」というように優しい声をかけてくださったので、積極的に子供と遊ぶことが出来たと思います。

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フィットネスフラに参加していたお母さんたちと共に

 結構、小学生以下の子が多く、どんな遊びが好きなのか分からなかったので、話しかけながらおもちゃを渡して、遊ぶようにしました。 一緒にお絵かきをしたり、車のおもちゃで遊んだり、楽しそうに遊んでいる子たちを見て私も嬉しかったです。

 8月27日(月)には、主催者の西谷さんに共にボランティアを行ったOさんと共にインタビューをさせていただきました。 西谷さんが活動を始めたきっかけは、お母さんの居場所づくりをしたいと思ったとのことでした。

 参加するお母さんは育休中の人が多いそうです。参加したお母さんに「ここがあって良かった」と言われたことが西谷さんの原動力になっているようです。 活動をしていく中で苦労したことは何かと質問したところ、お母さんによって子育ての考え方が違うので、色々な人の要望をくみ取っていくのが大変だとおっしゃっていました。

 お母さんとのコミュニケーションが活動の中で必要なのだと知りました。 また、西谷さんがこれから挑戦したいことは、子供向けだけでなく大人向けの絵本の良さを活動を通して伝えたり、お片付け講座を開催することだとおっしゃっていました。

 ボランティアに参加させていただくのは、今回が初めてでしたが、体験を通してボランティアの楽しさを知ることが出来ました。 普段は、小さい子と遊んだり接する機会がないので、どのように遊べばいいのか分からず少し戸惑いましたが、一緒に遊んでいるうちに小さい子と打ち解けることができ、楽しく遊ぶことが出来ました。

 西谷さんも参加者の人もとても優しい人ばかりでアットホームな雰囲気でした。ボランティアを通して、色々な人と関わることで自分のコミュニティを広げることが出来るのがとても良い経験になりました。 クリスマス会やハロウィンなど楽しそうな企画が沢山あるので機会があれば、また参加したいです。
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 今回大学生2名が参加した夏休み企画はこれまで「造形ワクワク体験〜カラフル☆くものすワールド〜」などのプログラムを行ってきており、普段の活動はママや親子の居場所づくりを目的に、未就学園児親子を対象にした活動やママ向けに今回も行われた子連れOKのフィットネスフラを開催しています。 学校内だけでは体験できないことを気軽に楽しく参加できるボランティアに参加できたことはとても良い経験になったかと思います。 ご協力いただきました「子育て応援サークル“こっころ”」さんありがとうございました。

(記事投稿:小松)

2018年11月09日

若者の社会貢献活動参加促進事業「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告

2018年11月09日(金)

若者の社会貢献活動参加促進事業「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告

 栃木県主催による若者の社会貢献活動参加促進事業(の一つ)として8月3日高校生2名がプログラムに参加、当日ボランティアとして参加し、あわせてボランティアを行った子育て応援サークル「こっころ」代表の西谷さんに取材を行いました。

 若者の社会貢献活動参加促進事業とは地域住民が行う様々な活動(高齢者や子どもの見守り活動、居場所づくり、芸術活動、国際協力活動、環境美化活動など)に、高校生、大学生など若者が一定期間参加出来る機会を提供し、地域活動の重要性について理解を深めていただくとともに、自ら活動団体へ取材し、情報発信等の活動を行うことで、若者の社会貢献活動へのさらなる参加意欲を高めることを目的とした事業です。 以下より高校生Iさん、Tさんによるレポート記事を更新します。

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主催者西谷さんによる絵本読み聞かせなど

 主催者である西谷さんが、私たちボランティアを含め、参加した子ども達に戦争について絵本を読んでくださっているところです。 目を背けたくなるような絵を見て、子ども達は言葉を失いました。 70年以上前に日本で実際に起きた悲劇な出来事を知り、子ども達は心を痛めながらも平和の尊さ、戦争の怖さについて真剣に考え、意見を共有し合いました。 今ある平和な日常は決して当たり前ではないということを改めて感じました。

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高校生2名が子ども達へ絵本の読み聞かせ

 その後、当日参加してくれた子ども達に読み聞かせを行いました。 戦争という自分たちで考えても奥が深い内容の本だったのでどのように伝えればわかりやすく伝わるか、難しい言葉を言い換えるなど工夫しました。 私たちが思っている以上に子ども達が読み聞かせを聞いて色々自分達の考えを話してくれたのに驚きました。

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高校生Iさん感想
 8月3日(金)絵本ワークショップ「平和について」の活動に学生ボランティアとして参加させていただきました。 初めて行く場所での活動で少し緊張もしていましたが、会場に着くと皆さんが温かく迎えて下さり安心しました。

 最初に、1人ひとり自己紹介をしました。初めは恥ずかしそうにしていた子ども達も活動の後半には楽しそうに話しかけてくれたり、仲良くしてくれてとても嬉しかったです。

 8月は、1年の中でも特に「平和」、「戦争」などというワードを耳にします。 そんな中参加した小学生たちは西谷さんが読む戦争についての絵本を見入って、自分の考えや思ったことを口にしてくれました。 メモをとりながら話を聞く子もいて、真剣に活動に取り組んでいる子たちと一緒に学習ができて本当に良い経験になったと感じています。

 活動後には、主催者である西谷さんにお時間をいただき、インタビューさせていただきました。 初めに、サークルを始めたきっかけについて質問をしました。 大勢を苦手とする人などを対象に、少人数で交流できる場を作りたかったとの答えをいただきました。

 また、心がけていることは1人で来てくださる方への気配りや出来るだけ低価格で活動を行うことなどだそうです。 今後もホームページやフェイスブックで活動を広め、子どもだけではなくママ達の参加も勧めていきたいと話をして下さいました。

 短い時間ではありましたが、私たち学生ボランティアにとっても学びの多い時間となりました。 またボランティアとして、人と関わることの楽しさや大切さを感じることがで、今後も機会がありましたらまた参加したいと思いました。 本当にありがとうございました。

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高校生Tさん
 参加してみて代表の西谷さんは初めての人でも直ぐに馴染めるようにフレンドリーに接していただきました。 馴染むことが苦手な人でも子どもが多いので何気なく親同士で仲良くなれる空間だと感じました。 読み聞かせなど、子どもの心を最初につかんでから活動に入ってき、難しい話題でも子どもたちに少しでも分かってもらえるように話をしていたので、子どももよく理解できていたと思いました。

 小さい子と接することは気をつけなければならないことが沢山あるけど、周りのことにも気にかけて活動することができた。 今後ボランティアを行う際には、今回の活動で学んだことに気をつけて活動したいと思いました。

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 今回高校生2名が参加した夏休み企画はこれまで「造形ワクワク体験〜カラフル☆くものすワールド〜」などのプログラムを行っており、普段の活動ではママや親子の居場所づくりを目的に、未就学園児親子を対象にした活動やママ向けに子連れOKのフィットネスフラを開催しています。 学校内だけでは体験できないことを気軽に楽しく参加できるボランティアに参加できたことはとても良い経験になったかと思います。 ご協力いただきました「子育て応援サークル“こっころ”」さんありがとうございました。

(記事投稿:小松)

2018年10月24日

とちぎユニバーサルシアター「キスできる餃子」上映会 取材報告

2018年10月24日(水)

とちぎユニバーサルシアター「キスできる餃子」上映会 取材報告

 今月20日、登録団体:みらい・ともに・すすむ主催 とちぎユニバーサルシアター「キスできる餃子」上映会がとちぎ福祉プラザ多目的ホールにて行われました。 

 今回、宇都宮市まちづくりセンターが行う「学生ボランティア体験プログラム」にご協力いただいた「みらい・ともに・すすむ」が中・高校生を中心に大人も参加できる企画として音声ガイドワークショップを行い開催につながりました。

 ワークショップには中高生と大人合わせて約12名が関わり、またゲストとして目の不自由な方々や音声ガイドで活躍されている方々にお話ししていただきました。 どのような説明なら伝わるのか、映画の音でわかることとわからない所など細かく教えていただき、当日には高校生2名や大人2名が運営ボランティアに関わってくれました。 まちぴあスタッフも午後から受付補助及びその他などを行いながら取材を行いました。

 みらい・ともに・すすむはこれまで音声ガイドによる場面説明や日本語字幕、車椅子スペース、親子鑑賞室など障がいがあるなし関係なく、誰でもでも楽しめる映画の上映「とちぎユニバーサルシアター(バリアフリー映画上映)」を行っています。 まちぴあでも栃木県障がい者差別解消推進条例施行2周年記念「さとにきたらええやん」「タレンタイム優しい歌」の取材をさせていただきました。

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会場前音声ガイドや配布物準備の様子

 ラジオを聴くような感じで映画の音声と共に楽しんでもらう音声ガイドを沢山の方に体験してもらおうと受付では音声ガイドの準備や配布物の準備などを行っていました。 また今回のとちぎユニバーサルシアターでは前売りチケットをとちぎボランティアネットワーク認定NPO法人チャイルドラインとちぎ宇都宮子ども劇場学生団体宮friendly自主上映サークル『やってみっけ?』シアター子育て応援サークル「こっころ」自立援助ホーム「星の家」などにもご協力いただき、様々な方々に来てもらうよう工夫もされ、午前中には20名以上の方が音声ガイドを体験してくれたと教えていただきました。

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午後の部では映画に出演しているミヤリーも応援に

 14時30分から挨拶も含めて始まりました。 映画に出演しているミヤリー(市の花であるサツキの冠をかぶった宇都宮市の妖精マスコットキャラクター)が応援にかけつけ、手話で“宇都宮”“餃子”“おいしい”と会場に来た方々に話してくれました。

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映画上映に向けて手話通訳と収録行った「手話サークルあすか」

 また、今回の上映は映画上映されている横で収録した手話が流れ、協力いただいた「手話サークルあすか」メンバーの方が舞台で挨拶をしていただきました。 上映時間が1時間40分の「キスできる餃子」、手話表現の統一や表現方法など打ち合わせや収録、編集作業など時間をかけて作成をしていただきました。

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多目的ホール裏にある部屋で直接音声ガイドのナレーション

 また、音声ガイドワークショップの参加者が前に出て手話で訳していただきながら、関わった感想やこの後、行われる音声ガイドのナレーションについての意気込みなどお話してもらいました。 パソコン画面上には実際上映中の場面が映されており、数人で交代しながら原稿に起こし、マイクを使ってナレーションしていきました。

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音声ガイドワークショップや当日ボランティアに関わった方々

 直接音声ガイドへのナレーション(音声をFM送信)や日本語字幕付き、手話、車椅子スペース、親子鑑賞室など誰でも楽しめるユニバーサルシアター。 宇都宮を舞台とした「キスできる餃子」の音声ガイドワークショップを8月後半から始まり、全6回行われ、今回の上映となりました。 取材を行ったスタッフも3回ほど関わらせていただきましたが、言葉の選び方や言葉を出すタイミングの難しさなど感じることができました。

 みらい・ともに・すすむは「障がいがあってもなくても幸せに暮らせる社会づくり」を目的に活動を行っており、また、とちぎユニバーサルシアターでは“環境を整えることで障がいが障がいでなくなる” を合い言葉に実施されています。 これからもとちぎユニバーサルシアターや音声ガイドワークショップなど行っていくということでこの活動がより多くの人に知っていただきたいと思いました。

(記事投稿:小松)

2018年08月16日

MCFオーケストラとちぎ「MCFコンサートVOL.6」取材報告

2018年08月16日(木)

登録団体:MCFオーケストラとちぎ「MCFコンサートVOL.6」取材報告

 先日11日(土)、栃木県総合文化センターメインホールにて、登録団体:MCFオーケストラとちぎpresents「MCF(マロニエール・クラシック・フェスティバル)コンサートVOL.6」が開催されました。

 運営スタッフの方々は全てボランティア(大人の方や宇都宮短期大学音楽科の学生など)が関わっており、今回は宇都宮市まちづくりセンター主催「学生ボランティア体験プログラム」に参加している高校生や大学生も関わらせていただきました。

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運営ボランティア集合時の様子

 MCFオーケストラとちぎは元まちぴあ貸オフィス団体として活動していました。 メンバーは楽員がすべて「とちぎ」にゆかりのある音楽家で構成されており、地域のボランティアが支える「地域による地域のためのコミュニティプロ・オーケストラ」として活躍されています。

 栃木県出身やゆかりのある多くの音楽家が国内外で活躍していることを県民の皆さまに知っていただくとともに、国内外で研鑽を積んだ高い技術と豊かな音楽性を披露して、栃木の子どもたちの音楽教育やクラシック音楽文化の向上を図ることを目的として音楽鑑賞教室キッズコンサートなどの取り組みもされています。

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演奏会パンフレットや関連チラシをまとめている様子

 コンサートでは当日開場前に運営ボランティア約50人が集まり、開場前準備が行われました。 当日会場に来ていただく来場者に演奏会パンフレットと関連チラシ、アンケートを入れたビニール袋の作成が行われました。 700部ぐらいのチラシをボランティアで作成していき、開場前までに作成を終えました。

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開場前の様子

 13:00に開場し、県内の高校生・大学生が来場者に対し、挨拶やチケットもぎり、演奏会パンフレットなどを渡す役割や、花束を持ってきた来場者から花を受け取るなどの役割、開演後にはドアマンの役割などを行わせていただきました。 プログラム終盤には、ドアマンだった学生も会場内に入り、クラシック音楽を楽しんでいました。

 コンサート内では指揮者の高井優希さん、ピアニストの黒岩航紀(ソリスト)さんが出演の他、MCFオーケストラとちぎメンバーによるクラシック音楽が演奏されていました。

 1.喜歌劇≪こうもり≫序曲(J.シュトラウスU世)、2.ピアノ協奏曲第2番 八短調 作品18(S.ラフマニノフ)、交響曲第6番 ヘ長調「田園」作品68(L.V.ベートーヴェン)、アンコールにはソリストアンコール:フランツ・リスト「愛の夢 第3番」、アンコール:J.シュトラスU世「雷鳴と電光」、J.シュトラスT世「ラデツキー行進曲」というプログラムで演奏が行われていました。

 スタッフも交響曲第6番 ヘ長調「田園」作品68から会場に入り演奏を聴いていましたが聞き惚れてしまいました。 アンコールラデツキー行進曲では来場者も拍手をしながら演奏を楽しんでいました。

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演奏終了後、ピアニストの黒岩航紀との握手会の様子

 演奏終了後には出演したピアニストの黒岩航紀との握手会や出演した方々との写真撮影なども行われ、来場者の方は最後まで楽しんでいました。 またロビーには物販で黒岩航紀さんのデビューアルバム、クッキーやパン等の販売が行なわれていました。

 今回学生と共に関わらせていただきましたが、学生にとっても普段聞くことが少ないクラシックを間近に聞けて、尚且つボランティアという形で関われて良かったと話していました。 スタッフとしても来場者の方から本当に感動しましたという声をいただき嬉しさを感じました。

2018年07月25日

とちぎユニバーサルシアター「タレンタイム 優しい歌」取材報告

2018年07月25日(水)

みらい・ともに・すすむ主催
とちぎユニバーサルシアター「タレンタイム 優しい歌」取材報告

 先日22日、とちぎ福祉プラザ2階第1研修室にて登録団体「みらい・ともに・すすむ」主催、『12thとちぎユニバーサルシアター「タレンタイム 優しい歌」』の上映会が行われました。

【参考URL】とちぎユニバーサルシアター「さとにきたらええやん」取材報告

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みらい・ともに・すすむ 代表による挨拶

 みらい・ともに・すすむさんは障がいがあってもなくても幸せに暮らせる社会づくりを目的に活動しています。 目の不自由な人も、耳の不自由な人も、どんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアター。 イヤホン音声ガイドによる場面説明や日本語字幕付き、車椅子スペース、親子鑑賞室がる映画館として行われました。

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パンフレット販売とポップコーンの販売

 会場では「タレンタイム 優しい歌」のパンフレッド販売や社会福祉法人共生の丘が行っている「就労支援事務所konomi」で作られたポップコーンの販売が行なわれておりました。

 今回の上映は真岡市内で特定非営利活動法人手仕事工房そらが運営しているそらまめ食堂で店長をされている成田雪子さんが宇都宮市内にあるヒカリ座で上映されていた「タレンタイム」を見て、今回のユニバーサルシアターに繋がったそうです。

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入り口付近に設置されたマレーシアに関する予備知識

 マレーシアを舞台に作られた「タレンタイム 優しい歌」、とある高校で音楽コンクール「タレンタイム」(マレーシア英語=学生の芸能コンテストのこと)が開催されることになり、コンクール当日までの様々な人間模様を描いた作品です。

 映画をより深く楽しむことができるよう、会場入り口付近にはマレーシアに関する予備知識が書かれたボードがあり、物語ではマレーシア社会(多民族国家、言葉の違い、宗教の違いによる葛藤なども描かれておりました。 

 ピアノの上手な女子学生ムルー(イギリス系とマレー系の混血者)と耳の聞こえないマヘシュ(インド人)との恋や宗教の違いによる葛藤、成績優秀で歌もギターも上手な転校生ハフィズ(マレー人)と二胡を演奏する優等生カーホウ(中国系)はハフィズに成績トップの座を奪われ、打ち解けることができないなど、それぞれが悩み・葛藤を抱えながらも前に進んで行く登場人物達が印象的でした。

 劇中には様々な楽曲が使われており、登場人物の想いが篭った曲・歌詞が流れると来場者の方々も世界観に惹きこまれていました。

 先月6月30日には宇都宮市まちづくりセンター主催「学生ボランティア体験プログラム説明会」に協力していただいた「みらい・ともに・すすむ」。 今年8月〜9月には高校生等を対象に、宇都宮を舞台に作られた作品「キスできる餃子」の音声ガイドワークショップを行う予定になっており、詳細な情報が来ましたら情報発信します。

(記事投稿:小松)