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2021年12月25日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(9)児童虐待撲滅隊

12月25日(土)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

★★★★★★

今回ご紹介するのは「児童虐待撲滅隊」です。

児童虐待で亡くなる子供の人数が年々増えていく昨今。
特にここ数年は悲惨な虐待死のニュースが後を絶ちません。

全国的に虐待の相談件数は増加の一途をたどっており、令和2年度の児童虐待に関する相談件数は20万件を超え過去最多となっているとの報道もあります。
また、栃木県内では3300件だったそうです。

この団体は、「189(いちはやく)」という児童虐待の恐れがある行動を見たときや実際その被害にあっている当事者などがすぐに児童相談所に通報できる全国共通番号の普及を通じ、児童虐待をなくすための活動をされている団体です。
これまでに他団体の主催イベントや街頭でのPR活動などを精力的に行っています。

そこで、年が明けてからですが、1月23日日曜日にオリオンスクエアで「児童虐待通報ダイヤル189のお願い」というイベントが開催されます。

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少しでも多くの皆さんにこの場号を知っていただきたいとの思いから開催されるイベントです。

お時間がありましたらぜひ足を運んでみてください。

(記事投稿:T)

2021年12月24日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(8)愉快なまちづくりオスピタリタ

2021年12月24日(金)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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今回紹介するのは「愉快なまちづくりオスピタリタ」です。

この団体は、コロナ禍によって身近な文化芸術に市民がふれる機会が減っているなかで、地元で活動するパフォーマーやミュージシャン・ダンスチームの披露する場や練習場所が減っています。
そこで、より多くの市民の皆さんにエンターテイメントに触れてもらおうと昨年設立されました。

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         「当日受付を担当されていたメンバーの皆さん」

今回は、12月4日・5日に行われた「第1回大道芸オスピタパーティーin宇都宮」を取材してきたのでその様子を紹介します。

このイベントは、本来は9月24日と25日で開催予定でしたが、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言が栃木県内で9月30日まで出されていたことでこの時期まで延期していました。

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         「マドンナーロ製作中の様子」

今回のパフォーマンスをステージで披露してくださったのは2日間合わせて5組。
そのほかにも紙切りパフォーマーの方やマドンナーロというイタリア発祥のアートのパフォーマーなども技を披露しました。

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       「紙切りパフォーマンスの様子。自分用で作っていただきました」

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        「完成品。かわいい黄ぶなです。今は自分の机に置いています」

当日は寒い中ではありましたが、たくさんの大道芸ファンやファンではないお客さんも足を運び、大道芸人の皆さんのショーを見ていました。

・・・・・・・

今回大道芸というものを初めて見ましたが、披露されていたパフォーマンスすべてが面白かったです。
個人的にとても面白いなと思ったのは「idio2」のお二人のパフォーマンスです。
この二人は国内外の大道芸のフェスでパフォーマンスを披露しているそうで、人気のある方々だそうです。

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       「idio2のパフォーマンスの様子。本当に面白かったです!ゆっくり見たかった!」

観客を巻き込んだパフォーマンスで本当に面白く、「写真を撮りながら見ているのがもったいないかも・・・」と思うほど笑わせていただきました。
次回も見に行きたいと思う1日でした。

愉快なまちづくりオスピタリタの皆さん、コロナ禍のなか準備・運営本当にお疲れ様でした。
そして、パフォーマーの皆さんも楽しいパフォーマンスありがとうございました。


(記事投稿:T)

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(7)釜川から育む会

12月24日(金)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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今回紹介するのは「釜川から育む会」です。

この団体は、釜川沿いを拠点に活動している団体で、もともと多くのクリエイターが活動している釜川をよりクリエイティブエリアとして促進させようと活動されています。

今回は、「かんがえる つくる せいかつする」というタイトルで11月20日に開催されたトークセッションを取材してきたのでその時の様子を紹介します。

今回のトークセッションに参加したのは会場となっているビルトザリガニの代表の中村周さん、栃木市地域おこし協力隊の遠藤百合子さん、栃木市を拠点にグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活動している清水将司さん、栃木県内を拠点に活動されているブランディングデザイナーの青柳徹さん、益子町にあるヒジノワを拠点に活動している簑田里香さん、簑田さんと共にヒジノワの共同代表を務めている大塚康宏さん。

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最初は各自の活動の紹介をしました。

活動の内容や始めたきっかけなど皆さんそれぞれ違うんだなと感じたし、中には誘われて始めたら楽しくて自分でもプロジェクトを起こしてみたりと幅が広がるんだなと感じました。

その後はトークセッションが行われ、皆さんがそれぞれ行っている活動の中で「この活動気になるな」「こんな活動やってみたい」と思った中でどういう風に進めているのかなどを質問しあったりしていました。

また、1月30日までクリエイターズファイルという釜川や宇都宮市にゆかりのあるクリエイターの皆さんの活動紹介のパネル展示が行われています。

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たくさんのクリエイターの皆さんのパネルが展示されているので皆さんもぜひ足を運んでみてください。


(記事投稿:T)

2021年12月01日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(6)ともしびプロジェクト宇都宮支部

2021年12月1日(水)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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 今回ご紹介するのは「ともしびプロジェクト宇都宮支部」です。この団体は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の風化を防ごうと平成24年に設立されました。今年度は、宇大生プロジェクト(UP)との連携ということで、連携支援コースでの交付を受けています。

 また、今回ともしびプロジェクトと連携して活動している宇大生プロジェクト(UP)とは、東日本大震災の発生を受け、被災地に直接出向いて復興支援を行っていて、学生主体で「継続的に」を目標に2011年より活動している宇都宮大学のサークル団体です。

 今回は10月3日にオンラインで行われた「東北オンラインツアー@大川小学校」の様子を紹介します。このオンラインツアーのガイドは震災当時宮城県内の中学校教師で、津波で大川小学校6年生だった娘さんを亡くした佐藤敏郎先生と卒業生の方が務めました。

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         「この方が今回のガイドの佐藤先生」

 大川小学校は新北上川の河口から5キロメートルのところにあり津波が来ないとされていたことから、近所に住む高齢者などが避難してきたそうです。また、学校の近くには裏山があり、そこに避難しようとした児童もいたそうですが、教師に戻ってくるよう言われ、津波が到達する一分前に避難開始、裏山ではなく川の近くにある三角地帯に向かい、児童74名、教職員10名、スクールバスの運転手、子供を迎えに来た保護者、避難してきた地域住民も亡くなりました。

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 震災後、津波到達まで50分ぐらいあったのにすぐに避難しようとせず児童を校庭に集合させて点呼をとり、その場で避難先についての議論を始めたことなどの学校の対応に問題があるとして、宮城県と石巻市に対し損害賠償を求める民事訴訟問題となりました。今では、学校の校舎は震災遺構として整備され、大川小学校伝承館も作られています。

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 そして、今回のオンラインツアーでは震災前に撮影された写真と現在を映しながら、そこはどういう場所だったのか、どういうことをしていたのかなどの説明もありました。また、震災の時に三角地帯に向かうルートも再現され、「こんな狭いところを通って行ったのか。怖かっただろうな」と感じながら視聴しました。

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       「校舎から体育館につながっていた渡り廊下。津波でなぎ倒されました」

・・・・・・・

 今回のオンラインツアーで印象に残ったのは「防災はなんのためにあるのか。助かるため死なないためハッピーエンドのためにあります。本当は防災は恐怖ではなく希望です。」という言葉、「未来を拓く」という言葉です。また、話を聞く中で卒業生の方が「大川小学校に5年間いたけれど、津波を想定した避難訓練をしたことは一度もなかった。」という話が出たときにはびっくりしました。

 このブログを書いているスタッフも高校3年生の時に被災地ボランティアで大川小学校に行く機会があり行かせていただきました。結構な川の近くに学校があり、海から距離があるとはいえ「遡上してきたら大変なことになるのは想像がついていたのではないか」と現地で思ったのを覚えています。

また、津波でなぎ倒された渡り廊下を実際に目で見たとき、津波の威力・こわさを感じたことも覚えています。コロナが終息したら震災遺構大川小学校にもう一度足を運んでみたいと思います。ともしびプロジェクトの皆さん、宇大生プロジェクト(UP)の皆さん、本当にお疲れさまでした。

(記事投稿:T)

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(5)みらい・ともに・すすむ

2021年12月1日(水)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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 今回は、11月28日(日)、登録団体及び令和3年度宇都宮市市民活動助成交付団体のみらい・ともに・すすむ主催「異言語脱出ゲームinうつのみや〜異言語空間への招待状〜」が宇都宮サン・アビリティーズで開催されスタッフ1名が参加してきました。謎解き脱出ゲームということもあり、詳細な内容を皆さんにお伝えすることはできませんが、いただいた写真と共に参加した感想など上げていこうと思います。

 初めに『異言語脱出ゲーム』とは、耳の聞こえない方(ろう者)が使用する手話や指文字、普段私たちも使用するジェスチャーを使い謎解きしていくゲームです。ろう者である菊永ふみさんが、偶然脱出ゲームに参加したのをきっかけに、脱出ゲームにはまり、職場でろう・難聴の子どもと聴者の交流企画で実施したことから2015年10月手話をテーマとした『異言語脱出ゲーム』が誕生しました。

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         「覚えておきたい手話を皆さんで実践」

 会場には、今年2月に宇都宮で開催した時とは異なり、菊永さんを含めた「一般社団法人異言語Lab.」の皆さんに来ていただき、プログラムを共に進めていました。さらに登録団体「手話サークルあすか」や小中学生の手話を学ぶサークル「ジュニアあすか」の子どもたちも協力していました。

 まちぴあスタッフは謎解きも初めてであれば、手話もわかりませんが、スタート前に会場に来ていた子どもたちや大人の皆さん約20名と一緒に真剣になって覚えておきたい手話をいくつか教えてもらいました。

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         「チームで話しながらお題を解いていく」

 制限時間は45分。テーブル上には招待状(お題や50音や数字の指文字が書かれた紙)やタブレット、小さなホワイトボードやペンがあり、4チームに分かれて実施しました。他のチームに聞こえないぐらいの声であれば出すことができますが、簡単に解けるわけではなく、このお題は何を表しているのだろうと考えながら進めていきました。

 各チーム悩んでいると、メンバーの方が近づいて来てくれて「悩む」ジャスチャーやサポートをしてくれました。スタッフが所属していたチームはあと一歩及ばず最後の回答にたどり着くことはできませんでした。

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         「終了後に参加した皆さんと共に集合写真」

 今回気づいたことは、異言語Lab.メンバーの進行(手話語り)やゲーム中などのアドバイス時の手話をする時の表情の豊かさ、手話で伝えたいという気持ちが伝わり、参加者側としてわかろうとして考えたりする時間はとても楽しいと感じました。

 帰りにメンバーの方へ手話で「ありがとう」と伝えた後、一つ手話をしてもらいましたが、「残念だったね」なのか「あと少しだったね」だったのか、それともまた違う事を伝えたかったのか。手話がわかれば、返すことができたのにと感じました。こういった機会を通して「手話を少しでも良いから覚えよう」とか「わからなくても筆談で向き合おう」といった考えが社会で増えていけば良いなと感じました。

『一般社団法人異言語Lab.について』
 ミッションは『異(ことなる)を楽しむ世界を作る』でメンバーの7割がろう者(手話を言語とする人)、難聴者(聞こえづらい人)、3割が聴者(聴こえる人)で、手話を第一言語とした集団。聞こえないことを、「できない」ではなく、「違い」だと捉えています。

 そんな異言語Lab.だから創り出せるものがあります。それが、異なるを楽しむ世界を創ることです。異言語Lab.では、目の前の人に自分の想いを伝えるためにはどんな方法があるのか、言語の壁を超えるコミュニケーションの形を創り出していきます。そして異なる人・言語と向き合うことの面白さを感じる機会を世界中に広げていきます。

『みらい・ともに・すすむについて』
 “環境を整えることで障がいが障がいでなくなる”を合言葉に、これまで音声ガイドによる場面説明や日本語字幕、車椅子スペース、親子鑑賞室など障がいがあるなし関係なく、誰でもでも楽しめる映画の上映「とちぎユニバーサルシアター」を行っています。今後も様々な機会が行われていくかと思いますので、ぜひ情報を見つけた際には参加してみてはいかがでしょうか。今回は取材及び参加させていただきありがとうございました。

【参考URL】
まちぴあブログ とちぎユニバーサルシアター「奇跡の小学校の物語」
まちぴあブログ コロナに負けるな団体紹介(33)〜手話サークルあすか
まちぴあブログ コロナに負けるな!団体紹介(18)〜みらい・ともに・すすむ

2021年11月25日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(4)宇都宮手話通訳者連絡会

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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 今回紹介するのは「宇都宮手話通訳者連絡会」です。この団体は、市民の方にもっと手話についての理解を広めてもらうことを目的に設立されました。

今回は、10月3日に開催された講演会の様子を紹介します。

 市民の方々にろう者や手話についてもっと幅広く知って欲しいと企画されたという今回の講演会。助成金のプレゼン担当・広報担当・グッズ担当などにそれぞれ分かれ、準備を進めてきたそうです。また、今回は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が開催前の9月30日まで出されたこともあり、オンライン担当も急遽立ち上げたそうです。

 会場に集まったのは、宇都宮手話通訳者連絡会とともに活動している宇都宮聴覚障害者協会の会員の方のみ50名。一般参加者はZOOMによるオンライン参加としたそうで、申込締め切り後もたくさんの問い合わせがあったとのことです。

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 今回の講演会の講師は、野口岳史さん。NHK で放送されている手話ニュースのキャスターも担当されていて、今年開催された東京オリンピック閉会式のろう通訳も担当された方だそうです。

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 テーマは「ろう通訳とは」。ろう者でありながら手話通訳を始めたきっかけやオリンピックの手話通訳者に選ばれた時の話など興味深い内容だったそうです。また、当日は盲ろう者の方も会場に足を運んでおり、直接手を触って手話を伝えるなどもしていたそうです。

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《開催後の皆さんの感想》
●全国的に有名なキャスター、オリンピック閉会式で通訳をされていた方なのでタイムリーでよかった。
●教員で講義慣れしていて面白くわかりやすく、手話ニュース845の裏事情から、ろう文化にも触れ充実した内容だった。
●遠方のためオンラインがありがたいとの声もあり、準備は大変だったが実行できてよかった。
●講師から録画の許可が出たのが前日だったため、見逃し配信について事前にチラシ掲載できなかった。同日にほかのイベントとかち合い参加できなかった方から「見逃し配信が分かっていれば申し込んでいた。」という声が多数あった。次回は講師交渉の時点でオンラインの件を条件に盛り込みたいと思う。

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「会場参加の皆さんに配布されたという缶バッチ。ミヤリーがいてとてもかわいいデザインとなっています」

・・・・・・

 今回の講演会には私自身も参加してみたいと思っていたのですが、ほかのオンラインイベントと日にちがかぶってしまい、参加することができませんでした。ですが、こうして皆さんから当日の様子を教えていただいたり写真をいただいたりして、「当日はこんな雰囲気だったんだな」というのが少しではありますがつかめた気がします。次回こうした講演会をまた開催する際にはぜひとも参加させてください。

(記事投稿:T)

2021年09月29日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(3)DAIZZY'S(ダイジーズ)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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 今回紹介するのは「DAIZZY’S(ダイジーズ)」です。この団体は宇都宮市を拠点としているよさこいの団体で、地元のイベントや老人介護施設で演舞を披露している団体です。

今年度はDAIZZY'Sとして初めてオリジナルの曲を作成していて、その制作費のために助成金を申請したそうです。今回は、12日に行われた公園での練習を取材させていただいたのでその時の様子を紹介したいと思います。

 この日練習に参加したのは17人。まずは初めのあいさつ。子供たちが主導して行っているそうで、取材でひょっこりいた私にも皆さん大きな声であいさつしてくださり、少しどころかだいぶ恥ずかしくなったのと同時に背筋が伸びる思いがして、90度以上の礼をしたことは言うまでもありません。

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         「初めのあいさつ号令担当の男子3人組。元気な声でした!」

 その後は準備運動。こちらも子供たちが主導して号令をかけていました。準備運動が終わったらストレッチと体幹トレーニング、バーピージャンプという運動をやっていました。バーピージャンプは子どもたちがやろうと提案しており、みんなしっかりしているなぁと感じました。

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       「バーピージャンプをやっているときの様子。大人は明らかにきつい運動です…」

 その後は2曲ほどメンバーの皆さんが踊りなれている曲を踊ってウォーミングアップしていました。ウォーミングアップ終了後は、メンバーの方の結婚式の余興で披露する「夢煙火(ゆめはなび)」という曲の練習が始まりました。

 この日はこれがメインだったそうで、最初は全員で踊りフォーメーションなどを確認し、次はグループごとに分かれ、振り付けの確認や新しい振り付けを教わるなど真剣な表情で練習していました。
久しぶりに長い時間練習できるということもあり、全員気合が入っていました。

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夢煙火の練習中。この日から数日後の鬼トレの日に見よう見まねで踊ってみてと言われ私自身も踊りましたが、振りが難しくほかのメンバーの皆さんに比べてグダグダになってしまいました

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グループ別練習。こちらは男性&子供たち

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そしてこちらは女性のグループ。男性とは少し振りが違うところがあるのでこうして分けて練習していました

 幅広い世代のメンバーがいるため年上のメンバーが年下のメンバーに「ここの振り付けってどうだったっけ?」という感じで教えてもらっている光景も見られました。

 また、この日はまちぴあの情報紙の取材も兼ねていたので、練習後に代表の吉村さんから色々お話を聞かせていただきました。詳しいことはまちぴあ情報紙冬号に掲載するので楽しみにしていただけたらと思います。

 そのお話を聞いているころ、別の場所ではDAIZZY'Sとして初めてのオリジナル楽曲の歌詞はどういうのがいいのかを若手メンバーで話し合っていたそうです。テーマは「宇都宮の復興」。出来上がりがとても楽しみです。

・・・・・・・・

 今回取材させていただいて特に驚いたのが、準備運動の号令や練習を始める前と終わるときのあいさつを子どもたち主導で行っていることや、20代のメンバーが30代のママさんたちによさこいの振り付けを教えていることなど、全員がリーダーでありチームを引っ張っていくんだという意識で動いているんだなというのを感じました。

 みんなで一つのものを作り上げる・みんなで一つの目標に向かっていく姿はわたし自身見ていてとても感動しました。実はこの数日後、トライ東で行われた通称鬼トレに参加させていただき、翌日から数日間筋肉痛が続いたことは言うまでもありません・・・。(単なる運動不足です)ただ、思いっきり体を動かせたこと、大きな声を出せたことはストレス発散にもなりとても楽しかったです。

 また、この団体は現在も随時メンバー募集中です!「コロナ禍で運動不足だな」という方はぜひ楽しくよさこいを踊って汗を流してはいかがでしょうか?

・・・・・・

《10月2日追記》
 9月30日の練習後、助成金の交付を受け製作していたオリジナル曲を一足早く聴かせていただきました。プロの民謡歌手の方の声を入れたら完成するそうです。とてもかっこいい曲になっていて、曲の仕上がりとどんな振り付けになるのかがとても楽しみになりました。

(記事投稿:T)

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(2)徳次郎石研究会

2021年9月29日(水)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

緊急事態宣言などでなかなか活動を行うことができない団体さんも多く、このブログも前回から2か月以上たってしまいましたが、今月いっぱいで緊急事態宣言が解除されることから活動が盛んになっていくかと思いますので順次ご紹介していきたいと思います。

★★★★★★

今回紹介するのは「徳次郎石研究会(とくじら/いしけんきゅうかい)」です。
この団体のことは昨年度も紹介させていただきましたが、今年度も宇都宮市市民活動助成金の交付を受けてらっしゃるので紹介させていただきます。

この団体は、平成30年に大谷石が日本遺産に登録されたことを受け、大谷石の採石場から北東8kmの場所にある「徳次郎山」から採掘された「徳次郎石(とくじらいし)」の歴史や文化を研究し、その成果を冊子にまとめたり、展示会を開催することで市民の皆さんに、徳次郎石や、併せて、周辺の石とはどういうものかを知ってもらうための活動をしている団体です。
徳次郎石とはどういうものかを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

今年度の活動は、那須烏山市の採石場の調査のほかに板橋石・船生石(鬼怒石)というものの調査など徳次郎石以外の研究も行っているほか、徳次郎石の採石場に隣接した国本地区の採石場跡やその人車鉄道なども調査していくそうです。

また現在、国本地区市民センターで展示会をしています。

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この展示会は、徳次郎石の紹介や用途、採石場がどういう場所にあったのか、実際に徳次郎石が使われている建造物や紹介及び国本の地域にあった7か所程度の旧採石場の位置や建造物について、模造紙にまとめたものをパネルで展示しています。
 ぜひ、お越しください!

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今回の展示会では併せて、情報提供もお願いしています。
特に、提供して欲しいのは、

A 見たり聞いたりして知っていること
A当時の関係する写真や絵画
B関係文書(記録書や契約書など)

とのことです。

その他どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

(記事投稿:T)

2021年07月21日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(1)福祉劇団やすらぎ

2021年7月21日(水)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。


今年度も昨年度同様に他県生まれ他県育ちのスタッフTが担当させていただきます。
よろしくお願いします。

★★★★★★

今年度最初にご紹介するのは「福祉劇団やすらぎ」です。

この団体は、主に老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設を訪問して演芸を披露している団体です。
昨年度は、コロナ禍で高齢者施設での公演ができないなど活動に制限があったそうですが、そのような中でも高齢者の皆さんに少しでも楽しんでもらおうと過去の公演をまとめたDVD「施設応援DVDコロナに負けるな!」を作成し、高齢者施設に配布を行ったそうです。
これがとても好評だったようで、今年度第2弾・第3弾の製作と合わせて、収束後を見据えて稽古も行っているとのことなので、今回は7月7日に行われた稽古の様子をご紹介します。

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        「皆さんが着ていたお着物、とても素敵でした!」

この日は代表の長島さんを含めて7名が稽古を行いました。
楽曲は高齢者施設に入所されている方々が昔聴いていたという歌謡曲をメインに練習されています。
笠を使った踊りなどそれぞれ音楽を流しながら練習し、中には殺陣がある曲があり、熱血指導が入るなど皆さん積極的に練習されていました。

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      「代表の長島さんによる熱血指導中。腰の入れ方がとても難しそうでした」

実際に殺陣で使われる刀(もちろん模造刀)を持たせていただきましたが、重かったです。「これで軽いほうだよ」と言われた時にはびっくりしました。
笠もそれなりに重さがあるとのことで、「あれを扱えるのはすごいのよー」と団体の方が言っていたのが印象的でした。

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     「これがその笠。見た感じでは重いというのは分からなかったです。」

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      「中には2人で踊るものも。息が合わないとバラバラに見えてしまうことも」

・・・・・・・・

今回取材をさせていただいて、福祉劇団というものがあることをあまりよく知らなかったので、お邪魔させていただいて知ることができたのはよかったです。
入る前はとても緊張していましたが、団体の皆さんが優しく迎えてくださり、本当に嬉しかったです。
コロナが収束し、高齢者施設に入所されている皆さんの前で披露できる日が早く来て欲しいなと思った1日でした。
福祉劇団やすらぎの皆さん本当にありがとうございました。

(記事投稿:T)

2021年04月24日

『令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体事業発表会』報告

4月24日(土)

4月10日に、令和2年度に「宇都宮市市民活動助成金」の交付を受け、市内を中心にさまざまな活動をされた、まちづくり団体の皆さんによる、令和2年度一年間の活動発表会が、宇都宮市の14階大会議室にて行われました。

宇都宮市市民活動助成金」は、活動発足後間もない団体が応募できる「スタート支援コース」と何年間かの活動を経て新規事業などを行うために応募できる「「ステップアップ支援コース」、まちづくり・市民活動団体が主体となり、その他2団体以上の団体と協働して行う事業を行うために応募できる「連携支援コース」の3コースがある助成プログラムです。
令和2年度は、スタート支援コースで5団体・ステップアップ支援コースで5団体の計10団体が交付を受け、その活動の成果を発表していただきました。

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今回助成金事業発表会に初めて参加させていただきましたが、率直に言って「この団体のこの活動はほかではやっていないだろうな」と取材をさせていただいたときにも思ったし、発表を聞いているときにも思いました。

いくつか例を挙げると、まずは一番目に発表された「アディクションサポートセンターとちぎ」さん。

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この団体さんは、薬物やアルコール・ギャンブルなどの依存症を抱えている方のご家族で構成されており、依存症に関する講演会や家族同士の話し合いを行い、少しでも以前のように生活を送ることができるようサポートを行っている団体さんです。
この団体さんの定例会に参加させていただきましたが、皆さん真剣に講演を聞いていたのを覚えています。
それだけ依存症というものに関して理解しよう、向き合おうという気持ちを感じました。
今も依存症患者はこのコロナ禍で増えているとのこと。
また、それだけ苦しむ家族も増えているということ。
一家族でも多く救われるよう活動を頑張っていただきたいなと思います。

次は七番目に発表した「おしゃべり交流会」さん。

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こちらは、今回の助成金を活用して「帝王切開講座」を開催しました。
帝王切開というのは将来みんなが知っておかなければいけないことだと思ったし、帝王切開に関する知識も年配の方にはぜひ頭に入れておいてほしいなと思いました。
また、産婦人科医も自然分娩ありきで話をするのではなく帝王切開に関する説明を十分していただきたいと感じました。
このブログを書いているスタッフ自身も今はまだ独身ですが、今後どうなるか分からないのでそういう選択肢も視野に入れて置かないといけないなと思いました。

そして取材ができず紹介ブログも掲載できませんでしたが、今回の発表会で八番目に発表された「あんてなしょっぷ『みーや』」さん。
こちらの団体は、障がい者の在宅就業支援団体の立ち上げ支援を行っている団体さんです。
令和2年度はコロナ禍のため予定通りの活動はできなかったとのことですが、各地区市民センターや福祉プラザ等で「手作り封筒作り体験会」の開催し、そこで出来上がった封筒を宇都宮市内の小中学校に配布、さらに全国の公共団体に提供するなどコロナ禍でもできる範囲で活動をされてきたそうです。
「リモートワークの推進」「出社率をできるだけ低くしましょう」と言われるようになった昨今の情勢に合った活動だなと今回の発表会で感じました。
障がいのある方にも在宅での仕事の門戸が広げられているのは、当事者はもちろん、ご家族の方も安心できるのではないかと思います。
今後の活動に期待しています。

このほかの団体さんの活動もお話を聞いたり実際にその現場に行かせて頂いたりしましたが、どれもすごいなと思うものばかりでした。
発表の時も皆さん活き活きされていて、見ていたこちらがなんだかうれしくなりました。

詳しい活動の様子はまちぴあアーカイブ内の市民活動助成金コーナーのURLを貼りますので皆さんの興味のある団体さんを探していただき読んでいただければと思います。
また、4月26日から30日まで宇都宮市役所1階ロビーにて活動の様子をまとめた模造紙が展示されますので、そちらにもぜひ足を運んでみてください。

今回発表された10団体の皆さん本当にお疲れさまでした。
これからの活動も応援させていただきます。

(記事投稿:T)