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2021年07月21日

令和3年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(1)福祉劇団やすらぎ

2021年7月21日(水)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。


今年度も昨年度同様に他県生まれ他県育ちのスタッフTが担当させていただきます。
よろしくお願いします。

★★★★★★

今年度最初にご紹介するのは「福祉劇団やすらぎ」です。

この団体は、主に老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設を訪問して演芸を披露している団体です。
昨年度は、コロナ禍で高齢者施設での公演ができないなど活動に制限があったそうですが、そのような中でも高齢者の皆さんに少しでも楽しんでもらおうと過去の公演をまとめたDVD「施設応援DVDコロナに負けるな!」を作成し、高齢者施設に配布を行ったそうです。
これがとても好評だったようで、今年度第2弾・第3弾の製作と合わせて、収束後を見据えて稽古も行っているとのことなので、今回は7月7日に行われた稽古の様子をご紹介します。

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        「皆さんが着ていたお着物、とても素敵でした!」

この日は代表の長島さんを含めて7名が稽古を行いました。
楽曲は高齢者施設に入所されている方々が昔聴いていたという歌謡曲をメインに練習されています。
笠を使った踊りなどそれぞれ音楽を流しながら練習し、中には殺陣がある曲があり、熱血指導が入るなど皆さん積極的に練習されていました。

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      「代表の長島さんによる熱血指導中。腰の入れ方がとても難しそうでした」

実際に殺陣で使われる刀(もちろん模造刀)を持たせていただきましたが、重かったです。「これで軽いほうだよ」と言われた時にはびっくりしました。
笠もそれなりに重さがあるとのことで、「あれを扱えるのはすごいのよー」と団体の方が言っていたのが印象的でした。

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     「これがその笠。見た感じでは重いというのは分からなかったです。」

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      「中には2人で踊るものも。息が合わないとバラバラに見えてしまうことも」

・・・・・・・・

今回取材をさせていただいて、福祉劇団というものがあることをあまりよく知らなかったので、お邪魔させていただいて知ることができたのはよかったです。
入る前はとても緊張していましたが、団体の皆さんが優しく迎えてくださり、本当に嬉しかったです。
コロナが収束し、高齢者施設に入所されている皆さんの前で披露できる日が早く来て欲しいなと思った1日でした。
福祉劇団やすらぎの皆さん本当にありがとうございました。

(記事投稿:T)

2021年04月24日

『令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体事業発表会』報告

4月24日(土)

4月10日に、令和2年度に「宇都宮市市民活動助成金」の交付を受け、市内を中心にさまざまな活動をされた、まちづくり団体の皆さんによる、令和2年度一年間の活動発表会が、宇都宮市の14階大会議室にて行われました。

宇都宮市市民活動助成金」は、活動発足後間もない団体が応募できる「スタート支援コース」と何年間かの活動を経て新規事業などを行うために応募できる「「ステップアップ支援コース」、まちづくり・市民活動団体が主体となり、その他2団体以上の団体と協働して行う事業を行うために応募できる「連携支援コース」の3コースがある助成プログラムです。
令和2年度は、スタート支援コースで5団体・ステップアップ支援コースで5団体の計10団体が交付を受け、その活動の成果を発表していただきました。

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今回助成金事業発表会に初めて参加させていただきましたが、率直に言って「この団体のこの活動はほかではやっていないだろうな」と取材をさせていただいたときにも思ったし、発表を聞いているときにも思いました。

いくつか例を挙げると、まずは一番目に発表された「アディクションサポートセンターとちぎ」さん。

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この団体さんは、薬物やアルコール・ギャンブルなどの依存症を抱えている方のご家族で構成されており、依存症に関する講演会や家族同士の話し合いを行い、少しでも以前のように生活を送ることができるようサポートを行っている団体さんです。
この団体さんの定例会に参加させていただきましたが、皆さん真剣に講演を聞いていたのを覚えています。
それだけ依存症というものに関して理解しよう、向き合おうという気持ちを感じました。
今も依存症患者はこのコロナ禍で増えているとのこと。
また、それだけ苦しむ家族も増えているということ。
一家族でも多く救われるよう活動を頑張っていただきたいなと思います。

次は七番目に発表した「おしゃべり交流会」さん。

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こちらは、今回の助成金を活用して「帝王切開講座」を開催しました。
帝王切開というのは将来みんなが知っておかなければいけないことだと思ったし、帝王切開に関する知識も年配の方にはぜひ頭に入れておいてほしいなと思いました。
また、産婦人科医も自然分娩ありきで話をするのではなく帝王切開に関する説明を十分していただきたいと感じました。
このブログを書いているスタッフ自身も今はまだ独身ですが、今後どうなるか分からないのでそういう選択肢も視野に入れて置かないといけないなと思いました。

そして取材ができず紹介ブログも掲載できませんでしたが、今回の発表会で八番目に発表された「あんてなしょっぷ『みーや』」さん。
こちらの団体は、障がい者の在宅就業支援団体の立ち上げ支援を行っている団体さんです。
令和2年度はコロナ禍のため予定通りの活動はできなかったとのことですが、各地区市民センターや福祉プラザ等で「手作り封筒作り体験会」の開催し、そこで出来上がった封筒を宇都宮市内の小中学校に配布、さらに全国の公共団体に提供するなどコロナ禍でもできる範囲で活動をされてきたそうです。
「リモートワークの推進」「出社率をできるだけ低くしましょう」と言われるようになった昨今の情勢に合った活動だなと今回の発表会で感じました。
障がいのある方にも在宅での仕事の門戸が広げられているのは、当事者はもちろん、ご家族の方も安心できるのではないかと思います。
今後の活動に期待しています。

このほかの団体さんの活動もお話を聞いたり実際にその現場に行かせて頂いたりしましたが、どれもすごいなと思うものばかりでした。
発表の時も皆さん活き活きされていて、見ていたこちらがなんだかうれしくなりました。

詳しい活動の様子はまちぴあアーカイブ内の市民活動助成金コーナーのURLを貼りますので皆さんの興味のある団体さんを探していただき読んでいただければと思います。
また、4月26日から30日まで宇都宮市役所1階ロビーにて活動の様子をまとめた模造紙が展示されますので、そちらにもぜひ足を運んでみてください。

今回発表された10団体の皆さん本当にお疲れさまでした。
これからの活動も応援させていただきます。

(記事投稿:T)

2021年03月25日

宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(9)ともしびプロジェクト宇都宮

3月25日(木)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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第9回目は、「ともしびプロジェクト宇都宮」です。
以前、オンラインイベント「リメンバー3.11」の様子を他のスタッフが紹介していましたが、今回はオンラインで行われた現場バージョン「ココロツナガル3.11」のサプライズともしびの様子を紹介します。

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最初に、東北芸術工科大学の学生で、宮城県南三陸町志津川出身の高橋知暉さんが震災当時のことや津波にのまれ今も行方が分かっていない父親のこと、震災のことを忘れるかのようにのめりこんだ野球のこと、そして大学を卒業した後の目標についてオンラインで話してくださいました。

この様子は手話通訳も行われました。

高橋さんは、震災当時小学5年生で、学校にいたので津波にのまれることなく無事でしたが、当時南三陸町防災対策庁舎に勤めていたお父さんが、南三陸町を襲った大津波に巻き込まれ、今も行方が分からないといいます。

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お父さんが教えてくれた野球が心の支えとなり、震災のことは忘れて無我夢中で練習に励んでいたそうですが、高校の時試合中にケガをし、野球は断念することとなってしまったそうです。

大学は山形県にある東北芸術工科大学に進学し、環境デザインなどについて学んでいるそうで、卒業後いつかは南三陸の復興に関わることができたらと考えているそうです。

そして、今伝えたいこととして、「今回の話はあくまで僕自身のこと」「今でも苦しんでいる人がいる」ということだと話してくれました。

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高橋さんの話が終わってからトークセッションが行われ、宇都宮大学地域デザイン学部の学生と、宇都宮大学大学院の学生とのトークセッションが行われ、それぞれ震災当時のこと、その時にどう思ったかなど同世代同士だからこそのトークセッションをしていました。

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トークセッションの途中からキャンドルの火を点けはじめ、「2011.3.11〜みらいへ つなぐ つながる 2021.3.11うつのみや」という文字が現れ、トークセッション後はその場にいた皆さんと一緒になってキャンドルの火を見ていました。

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・・・・・・・

今回のイベントに参加してみて、震災とはどういういうものだったかを忘れてはいけないなと思いました。(個人的にはいろいろあった時なので忘れたい気持ちもありますが)
次世代にどういう形でつないでいくのか、防災に関してもう一度しっかり考える機会にもなりました。

日本は災害が多い国。いつ何が起きてもおかしくはありません。
この機会に皆さんも災害が起きたときどこに避難するかもう一度家族でしっかり話し合ってみてください。

そして、今回で令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体の紹介は終わりです。
知らなかった団体さんともつながりを持つことができ、またその活動を知ることができたので大変ではありましたが担当してよかったと思います。
令和3年度も紹介の担当をさせていただく予定なので、どんな団体さんと出会うことができるかとても楽しみにしています。

最後まで見ていただきありがとうございました!


(記事作成:T)

宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(8)ちゅんちゅんこども食堂すずめのす

3月25日(木)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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第8回目は、「ちゅんちゅんこども食堂すずめのす」です。

まずは、子ども食堂についての説明を。
子ども食堂とは、地域住民等が主体となり、無料または低価格で子供たちに食事を提供する場所のことです。
子どもたちの食事の提供の場だけではなく、親御さんの仕事が忙しく、孤食になりがちな家族などが集まって食事をすることも可能となっています。
生活困窮家庭だけが利用すると思われる方も多いかと思いますが、家庭環境に関係なく、子どもから高齢者まで誰でも利用することができる地域の居場所です。

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現在では、全国で5,000か所以上あり、栃木県内には45か所以上開設されています。

雀宮地区でも生活困窮家庭があることを知った有志が「食から貧困を改善したい」と2018年にちゅんちゅんこども食堂すずめのすは開設されました。

毎月第2・第4火曜日に開設され、栄養たっぷりの温かい食事が提供されており、料金は寄付制となっています。
「食を選ぶ楽しさ」を重視しているので、メニューは毎回違う献立で、常に4〜5品そろえられているそうで、楽しく賑やかに食事をした後は、子どもたちは遊び場として借用している地域の公民館でたくさん遊び、お母さんたちは、コーヒーを飲みながら語らう時間となっており、子どもも親御さんも楽しめる場所となっているそうです。
また、節分やハロウィン、クリスマスなど季節のイベントに合わせたメニューやイベントもあるほか、食堂開催日以外にも、夏にはバーベキュー大会、年末には餅つき大会をするなど子どもたちが喜ぶようなイベントも開催しています。

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しかし、2020年3月ごろから新型コロナウイルス感染拡大によるステイホーム週間や緊急事態宣言が全国に発出されたことなどを受け、3か月間ほど休業せざるを得なくなりましたが、お弁当配達に切り替えるなど、できる限りの取り組みを行い、7月から検温や消毒の徹底・食事を囲むテーブルにパーテーションを置くなど感染防止対策を取りながら通常営業を再開させ、コロナ禍の今でも精力的に活動を行っています。

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コロナ禍でのお弁当配達の様子は2020年5月に新聞で取り上げられました。

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ちゅんちゅんこども食堂すずめのすの運営は、ボランティアの皆さんによって行われているほか、食材など必要なものを購入するお金は皆さんの寄付で賄われています。
いただいた寄付は、食堂の運営費や子どもたちの体験活動、12月から新たに始まった学習支援等の費用に充てられるとのことですので、ご支援よろしくお願いいたします。

また、調理スタッフや運営スタッフ、学習支援スタッフも随時募集しているとのことですので、興味がある方はぜひ「ちゅんちゅんこども食堂すずめのす」に連絡してみてください。

(記事作成:T)

2021年03月19日

宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(7)特定非営利活動法人うつのみや環境行動フォーラム

3月19日(金)

 宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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 第7回目は、「特定非営利活動法人うつのみや環境行動フォーラム」です。
今回は、SDGs講演会2021「世界の環境活動を知ろう」に参加してきたのでその時のレポートです。

 この日の講師は、宇都宮大学国際学部教授の高橋若菜氏・スウェーデンのルンド大学講師で環境学が専門のバーナデット・キッシュ氏・スウェーデンの農業科学大学研究員で農学専門のカール・ソルク氏の3名です。バーナデット・キッシュさんとカール・ソルクさんは、現在2年間の契約で宇都宮大学に来ているそうです。

また、この講演には子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人たち37名が参加しました。

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 講演のテーマは、高橋さんが「ヨーロッパの環境活動の特徴」、バーナデットさんが「自然由来の解決法」、カールさんが「森林農業」の3つでそれぞれお話してくださいました。この2人の講演は英語のため、通訳がありました。

 最初に講演を行なったのは宇都宮大学国際学部教授の高橋若菜氏。EU(ヨーロッパ連合)が2030年までにGHG(温室効果ガス)を55%削減すること、さらに2050年までに脱炭素を達成するという目標を採択し、この目標は世界でも画期的な数値だそうです。その後はこの目標をヨーロッパ連合が立てた理由や環境問題に対する日本とヨーロッパ諸国民の考え方の違いやSDGsをウェディングケーキにたとえた話、環境政策が最も進んでいる国はスウェーデンであることなど、ヨーロッパを例に挙げた話をしてくださいました。

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 次は、スウェーデンのルンド大学講師バーナデット・キッシュ氏。

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 都市における自然を活用した解決策(通称:NBS)とはどういうものかや、環境問題に対していちばん熱心に取り組んでいるスウェーデン・マルメ市、ドイツ・ミュンヘンにあるイザール川流域の取り組みの様子を紹介していただきました。産業都市だった街が緑豊かで魅力的、健康的な都市になるまでの道のりや洪水が多発する河川流域の自然化政策の話などがありました。

 最後の講師は、スウェーデン農業科学大学のカール・サルク氏。森林農業というテーマでお話しくださいました。

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 カール氏は、主にブラジルの農業、特にアマゾン地域の森林農業について研究を行っているそうです。100年程前に移住した日系ブラジル人の方が160万人いるそうで、日系人の方が経営するお店などもたくさんあるそうです。

 学生の頃に教科書で見たことがあるポスターの写真もスクリーンに映されていました。森林農業の特徴として、「木を使った農業」であることや、「少ない土地で多くの利益があるというのがあるそうです。しかし、アマゾンの森林農業における課題として、土地の所有権の担保や市場へのアクセスが良くないことなどがあげられるとのことでした。

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 次に意見交換会が行われ、講演を聞いていた人たちから「農業に関することをもう一度聞きたい」「緑化事業に関してヨーロッパの行政はどのようなスタンスなのか」といった質問が寄せられ、講師の皆さんが一つ一つの質問に答えていました。

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・・・・・・・

 今回の講演を聞いた中で特に思ったことは「ヨーロッパは環境問題に対して官民一体となって取り組んでいるんだ」ということです。講演の中で、日本人は気候変動問題に取り組むことが自分たちの生活への脅威になるという答えなのに対し、ヨーロッパの人たちは経済対策と両立できると考えている人が圧倒的に多いことにとても驚きました。

 だからこそ、若い世代の人たちも環境問題に対し声を上げることができるのだと思いました。日本がいかに遅れているかを知る機会となりました。今回の講演では通訳があるとはいえ、英語での講演だったので話の内容についていくのに必死でしたが、環境問題に関してこれからの時代を生きる者として、しっかり考えていこうと思う機会となりました。

(記事作成:T)

2021年03月05日

宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(6)とちぎMAB'S(ミドルエイジボッチャズ)

3月5日(金)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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第6回目は、「とちぎMAB’s(ミドルエイジボッチャズ)」です。
今回は活動の様子を聞かせていただきました。

まず、団体名に入っている「ボッチャ」とは、重度脳性麻痺や同じぐらいの重度四肢機能障害を持つ方向けに考案されたスポーツで、ヨーロッパで始まったとされています。
パラリンピック種目にもなっていて、日本代表の人たちも数多く活躍されています。

ルールは、赤と青どちらかの色のボールを投げ、的となる白いボールにどれだけ近づけられたかを競うスポーツです。
上からでも下からでも投げやすい方法で投げて良く、自分で投球できない場合はランプという勾配具を使い投球します。
パラリンピックなどの国際大会においては障がいの度合いによって4つのクラスに分かれています。
車いすの操作ができず、四肢・体幹に重度の麻痺がある脳原性疾患のみの「BC1クラス」、車いすの操作がある程度できて、脳原性疾患のみの「BC2クラス」、最も障害の度合いが重く、自己投球ができない為、競技アシスタントの補助を受けながら投球する「BC3クラス」、筋ジストロフィーなど脳原性疾患の選手と同等の重度四肢障がいのある選手が行う「BC4クラス」の4つのクラスがあります。

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   「白い滑り台のようなものがランプという勾配具です。自分でボールを投げられない場合にはアシスタントのサポートを受けながら使用します」


また、日本独自のクラスとして、オープン座位、オープン立位という2つのクラスが設けられています。

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と、こんな感じで書いていくと「障がいのある人しかできないの?」と思われる方も多いと思いますが、そんなことはありません。
老若男女・障がいの有無を問わず楽しむことができるスポーツとなっています。

今回お話を聞いた団体代表の杉山さんは、20年ほど前に左半身麻痺の障害を負い、それまでやっていたスポーツを諦めざるを得なくなり、障がい者スポーツを始めたそうです。
最初は別の団体に所属した後、ボーリング、ダーツ、ボッチャ、フライングディスク、卓球も行い栃木県障がい者スポーツ指導員になり、「障がい者スポーツを通じて交流ができるようにしたい」と思い現在自身が代表を務めている団体を設立したそうです。
体育館全面で1日2時間ボッチャ、ダーツ、フライングディスクを自由に行える交流会です。

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なお、「とちぎMAB’s(ミドルエイジボッチャズ)」は、ボッチャのチーム名であり、団体名は「とちぎ障がい者スポーツ交流会」というそうです。
メンバーには聴覚障がい・身体障がい・精神障がい・知的障がいを持つ方たちで構成されているそうです。

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コロナ禍での活動で変化などはあったかをお伺いしたところ、会場を使用することができるため基本的には不便なところはないものの、耳が不自由な方とのコミュニケーションをとる方法として手話や読唇術(相手の口の動きを読み取る方法)を使っていることからマスクをした状態ではコミュニケーションを取りづらいとのことでした。

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ボッチャというスポーツの名前やある程度のルールは知っていましたが、どんな人でもできるスポーツであることを知ることができました。

今回はお話を聞くだけになってしまい、体験することができませんでしたが、コロナ禍が落ち着いたら活動の様子を見に行かせていただき、体験もさせていただければと思っています。

一般の方も参加可能とのことなので、皆さんもぜひボッチャやフライングディスクなどの障がい者スポーツを体験してみてください。

(記事作成:T)

2021年02月24日

宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(5)みらい・ともに・すすむ

2月24日(水)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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お待たせしました!第5回目は「みらい・ともに・すすむ」です。

今回は、「異言語脱出ゲームinうつのみや〜異言語空間への招待状〜」に1プレイヤーとして参加してきたので、その時の様子を可能な範囲でネタバレしないように紹介していきたいと思います。

異言語脱出ゲームとは、耳の聞こえない方(ろう者)が使用する手話や指文字、普段私たちも使用するジェスチャーを使い謎解きしていくゲームです。

東京のろう者・菊永ふみさんが、偶然脱出ゲームに参加したのをきっかけに脱出ゲームにはまり、ろう者仲間と一般社団法人「異言語lab.」を立ち上げて開発をしてきました。

2019年にNHKEテレで女優の森七菜さんや俳優の奥野壮さんなどが実際に脱出ゲームを体験した様子が放映されたり、昨年末には同じくEテレで謎解きドラマ「Lの招待状」が女優の奈獅ウん主演で放映されました(菊永さんも出演されています)。

今回の脱出ゲームは、当初12月に開催される予定だったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大により2月21日に延期され、東京の異言語lab.の皆さんとは、オンライン会議システム「Zoom」を使用し中継を繋ぎ、参加者は小中学生の手話を学ぶサークル「ジュニアあすか」の関係者のみとするなど感染拡大防止対策を行い開催されました。

また、この日はNHKと下野新聞の取材も行われました。

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受付を終えた後、参加者は4チームに分けられ、ゲームの注意事項やゲームに参加するにあたって覚えておきたい手話や指文字を教えていただきました。
教えていただいた手話の例を挙げると、両手の人差し指を向かい合わせるようにして軽く曲げると挨拶という意味の手話になります。

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他にも「お名前は何ですか」「お誕生日はいつですか」などといった自己紹介に使われる手話や、「赤」「青」などの色に関する手話も教えていただきました。

そして、ゲーム開始!制限時間は45分。

いざゲームが始まると、最初はどのチームも声を出さずとても静かにやっていましたが、大声でなければ声を出していいと知るとチームのメンバーと話し合いながら謎解きを進めていきました。

どうしてもわからない場合はサポートを受けることができますが、そのサポートも手話やジェスチャーなので答えを導き出すのに四苦八苦していました。

私がいたチームはほかのチームと比べてヒントをもらう回数が多かった気がします・・・。

異言語lab.の方たちともゲーム中にコミュニケーションをとることがあったのですが、ネットの環境があまりよろしくなかったのか、途中で通信が切れてしまうという今のご時世ならではのハプニングもありました。

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ゲーム終了後は解説が行われ、参加者は「あぁ、そういうことだったのか!」といった感じで、スクリーンに映された解説を見ながら答え合わせをしていました。

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今回取材させていただくにあたり、イベント前日に代表である中田さんに確認事項の電話をさせていただいたのですが、「もしよければ参加してみませんか?」とお声がけいただき、その時に「手話は全くの未経験でド素人なのですがそういう人でも楽しめるのでしょうか?」とお聞きしたところ、そういう人でも大歓迎だと言っていただきプレイヤーとして参加することが決まりました。

実際に参加してみて、手話や指文字、ジェスチャーを使って意思疎通することがこんなにも難しいこと、聴覚障がいの方は普段からこうして手話などを使って会話しているのだということも改めて思うと同時にすごいなと思いました。
チームの中で(多分)最年長でしたが、最初から分からないものばかりでチームのメンバーとして一緒にやってきた小中高生たちに迷惑をかけた部分もあり申し訳ないなと思いましたが、指文字の表を見ながら答えを探していくのも楽しかったし、なによりもチームみんなで協力して謎を解いていくことがこんなにも楽しいことなのだと思うことができました。

今回の制限時間は45分でしたが、あっという間に時間が過ぎていったし、「意外と時間ある♪余裕だわ!」と思っていたのが間違いだったと思うぐらい問題が難しかったです。

次回は夏か秋に東京会場だった方々も宇都宮に招き開催したいとのことなので、その時はまた今回のように取材&参加させていただき、今度こそリベンジを果たしたいと思います。

チームメイトだった小中高生たち、そしてこのような機会を設けてくださったみらい・ともに・すすむ代表の中田さん、本当にありがとうございました。

この時の模様はNHK「おはよう日本」でも放送されます。(3月15日(月)予定。)
また、2月22日の下野新聞にも掲載されているのでそちらもぜひチェックしてみてくださいね。

(記事投稿:T)


(3月15日(月)追記)
「NHK『おはよう日本』でも放送されます。」と書いたので、当日の朝このブログを書いたスタッフ本人がテレビで見ましたが、異言語脱出ゲームのことそのものは午前7時半ごろ放送されていたものの、オンラインとの併用で行われたこの時の様子はやりませんでした。
編集でそもそも入らなかったのか、前日の夜遅くに和歌山県で発生した震度5弱の地震のニュースに時間を割くために泣く泣くカットしたのでしょうかね・・・。
宇都宮で開催されたものはこんな感じでしたよっていうのを、新聞やこのブログだけでなくテレビでも皆さんに見ていただきたかったです・・・。

2021年02月17日

市民活動助成事業交付団体共催 語り場「リメンバー3.11vol.3」取材報告

2021年02月17日(水)

宇都宮市市民活動助成事業交付団体:ともしびプロジェクト宇都宮支部
UP宇大生プロジェクト共催事業 語り場「リメンバー3.11vol.3」取材報告

先日11日、宇都宮市市民活動助成事業交付団体であるともしびプロジェクト宇都宮支部UP宇大生プロジェクト共催事業によるオンライン講演会「リメンバー3.11 vol.3〜3.11を学びに変える」がYouTubeを通して開催され、事前に申込みをしていた栃木県内外の約100名が視聴していました。今回の配信は後日アーカイブとして配信予定となっております。

「リメンバー3.11vol.3」 参加した大学生メンバーの感想(Facebookより)

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YouTubeを使ったオンライン講演会

東日本大震災から10年になる前に、改めて当日の事を講師である佐藤敏郎さんから『小さな命の意味を考える』(手話通訳あり)についてお話していただきました。

佐藤敏郎さんは、宮城教育大学卒業後、中学校の国語科教諭として宮城県内の中学校に勤務(2002年から3年間は女川町生涯学習課勤務)。2015年3月退職。震災後は女川中学校、矢本第二中学校で防災担当主幹教諭、宮城県の防災教育副読本の編集委員も歴任。

震災で当時大川小学校6年生の次女を亡くし、2013年末に「小さな命の意味を考える会」を立ち上げ、現在は、全国の学校、地方自治体、企業、団体等で講演活動を行っています。2015年からは、震災時小学生だった高校生が若者とディスカッションを行う企画「あの日を語ろう、未来を語ろう」を各地で展開されています。

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佐藤敏郎さんによるお話

VOICES 元教諭の大川小遺族が向き合い続ける「あの日」 東日本大震災8年(動画あり) 

 当時勤めていた中学校での俳句プロジェクトから始まった「女川町いのちの石碑プロジェクト」のお話から、石巻市立大川小学校周辺を襲った8mを超える津波。「救えた命」、「救ってほしかった命」、「救いたかった命」、「救えなかった命」、先生の命と子どもの命をムダにしてほしくない。と沢山の言葉でお話していただきました。

 救う条件は時間・情報・手段ではなく、『念のため』ギアを上げて「判断・行動」すること、防災は平時で「もしもはいつもの中にある」、災間(平時)にどれだけ種をまけるか、大川小学校を案内した時には「大川小学校は“未来を拓く”場所」と言ってもらいたいと佐藤さん。意味についてはそれぞれで考えてもらいたいともお話されていました。

 今回約1時間半の中で、さまざまなお話を聞かせていただきましたが、子どもたちや学校の先生を襲った8mの津波について恐怖も感じましたが、子どもたちや先生が当時どのような気持ちで流されたかということを考えると、3.11からの学び・教訓を、しっかりと未来に残していかないといけないとも思い、また、他人事ではなく、いつどこで起こるか分からない災害についてしっかりと『自分事』として考えなくてはと思いました。

【参考URL】
「リメンバー3.11vol.2」の様子(Facebookより)
vol.2武山 ひかる氏が所属する東松島市学生語り部によるクラウドファンディング

2020年12月26日

令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(4)アディクションサポートセンターとちぎ

12月26日(土)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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第4回は「NPO法人アディクションサポートセンターとちぎ」です。

月に1回行われている家族会の例会の様子を紹介します。

近年、薬物事件が増加しており、芸能人が逮捕される事件が多発する日本社会。
本人たちは、更生施設や刑務所で回復を図りますが、家族は突然のことでパニックになり、悩み苦しんでいます。
そんな家族の方たちに依存症に関する講義を依存症に対しての理解を深めるとともに、悩みを打ち明けられるところを作ろうと、平成19年にアディクションサポートセンターは開設されました。

今回の家族会では、栃木県精神福祉センターの大賀悦郎氏を講師に迎え、講演会が行われました。

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もちろん、感染防止対策も徹底して行われました。

まずは、依存症とはどういうものかという話から始まりました。

依存症とは、「特定の物質や行為(依存対象)のコントロールが効かなくなってしまう病気」のことです。
医学的に依存症と認められているものはアルコール依存症・薬物依存症・ギャンブル依存症・ゲーム障害などです。

どの依存症にも共通して言えるのは、
「誰にでもなる可能性のある病気であること」
「別名『家族の病』と呼ばれており、家族を巻き込む病気であること」
「もう一つの別名『否認の病』とも呼ばれており、依存症となった自身を正当化する病気である」
「病気ではあるが、適切な対処によって回復することができる」
というのがあるそうです。

次の話は、依存症のメカニズムの中でも行動コントロールの偏りについて。

私たちの行動は、脳の「前頭前野」と「大脳辺縁系」のバランスによってコントロールされており、通常は理性を司る前頭前野が優勢なのですが、依存症になってしまうとこのバランスが崩れ、本能や感情を司る大脳辺縁系が優勢になり、依存状態となってしまうそうです。
この団体に入っている方たちのお子さんは薬物依存症とのことだったので三つ目の話は薬物依存症についての話と、家族にできることについて。

薬物依存症とは、「覚せい剤や大麻、シンナーなどを乱用した結果、繰り返し使いたい、あるいは使っていないと不快な症状が出現するため、自分の意志ではやめようと思ってもやめられなくなってしまった状態」のことです。
大体の依存薬物は覚せい剤や大麻などのいわゆる「違法薬物」ですが、病院で処方してもらった薬や市販薬など違法ではない薬物への依存もあるそうです。特に精神科で処方してもらった薬は覚せい剤に次いで2位の乱用薬物となっているそうです。

健康にも全くよくなく、薬物の乱用は脳や神経系にダメージを与え、1回の乱用で死に至ることもあります。

家族にできることとして、薬物依存症に特徴的なポイントを教えていただきました。

それは、「過度に監視的・干渉的対応をしない」こと。
過度な監視・干渉するような対応は、結果的に依存症に苦しんでいる本人が家族に対して不信感を高めることになり、より一層薬物に目が行くようになってしまうとのことでした。

参考としてラットパークという昔行われた実験結果の話もあり、
「依存症の原因は依存性物質(アルコールや薬物など)によるものだけではなく、『外部的要因』の影響が大きい」
「薬物依存症からの回復はコミュニティの中で促進される」
事が考えられるとのことでした。

また、違法薬物により懲役刑となり、北海道の刑務所に収監されている人から大賀氏に届いた手紙が読み上げられ、今後薬物に手を出さないようにするため、出所後は慣れ親しんだ栃木を離れ他県に移動することにしたことなど、本人が一番悩んだことが窺えました。

こうして、大賀さんによる講義は終了し、10分ほどの休憩をはさんだ後から役員会が行われ、今年度の活動の日程を確認し、「餅つきどうやってやろうか?」「新年会どうする?」など、活発に話し合いが行われていました。

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午後からは、県の薬務課主催の栃木ダルク家族教室が行われました。
団体の方より頂いた情報をもとにご紹介します。

この勉強会の講師は、栃木ダルクアウトリーチ部長の栃原晋太郎さん。

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講演タイトルは、「依存症本人の成長を助ける関わり」。
県内外から30名ほどが参加して行われたそうです。

「本人の心の成長や回復を助けるためには何を優先したらいいかいいかを知る」
「本人の回復を助ける言い方を知る」
という内容だったそうで、参加者をグループ分けして互いの意見を述べながら、グループとしての意見をまとめ板書するなど、全員参加のセミナーで子供との接し方を学んだそうです。

その後は栃木ダルクの各施設の施設長さんとの面談が行われ、ダルク施設に入られている人たちがどのように過ごしているのかなどを伺ったとのことでした。

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学生時代、学校で「薬物に手を出すことは絶対にダメですよ」というのを保健の授業だったり、学年別での集会などで習いましたが、その時は「薬物に手を出す人は弱い人なんだろうな」という偏見のようなものを持っていたし、「一度依存症になったら回復は出来ないんだな」と思っていました。

しかし、誰にでも依存症になる可能性があるとの話を聞いたとき、「自分にもその可能性があるのか」と思い、偏見を持っていたことを申し訳なく感じました。

また、「適切な対処により回復することができる」という事も驚きました。

学校教育では「児童生徒たちは将来薬物などには絶対に手を出さないだろう」という前提で授業や講習が行われますが、「薬物を使ったら自分が一番苦しむことになるけど、それだけではなくて、自分の家族や周りの人を苦しめることになるんだよ」という事もきちんと教えてほしいし、もし依存症になってしまったとしても適切な対処を受ければ回復することができることなど、大人になって偏見を持たないような教え方をしてほしいと思うと同時に、依存症と苦しんでいる方に対してもっと暖かく見守ることができる世の中になってほしいと思いました。

(記事投稿:T)

2020年11月27日

令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(3)一般社団法人ルークス


11月27日(金)

宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

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第3回は、「一般社団法人ルークス」です。

今回も取材報告バージョン。

10月18日に行われた「アソビワークショップ」の様子をお届けします。

ハロウィンの2週間ほど前のこの日に行われていたのは、ルークスに参加している小学生の女の子が「やりたい!」と前から言っていたという「プロジェクションマッピングファッションショー」の本番。
9月ごろから準備を始めたこの企画は、「スクラッチ」というプログラミングソフトを使ってアニメーションを作り、ステージの形を考え、フォーメーションを決めるなどすべて子供たちが進めていき、大人はサポートに回るという形をとったそうです。

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    プログラミングの画面。子どもたちがやっているとは思えないクオリティ…。すごいなぁ。   

そして迎えた本番のこの日。
ファッションショーに参加するのは小学生の女の子3人。
みんなでファッションショーの流れを確認し、マットを使ってステージとランウェイのセッティングから始まりました。

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      ステージのセッティング。みんなで協力してやっていました。

「緑色はここ!」「ここは重ねる!」「赤は使わないよ!」などセッティングの段階から子どもたちの声が響きます。
観覧する小さい子もセッティングに参加し、とても楽しそうな声が響きました。
他にもコウモリや蜘蛛、子どもたちが作ったお化けなどが梁に貼られ、素敵なステージとランウェイの完成です!

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     お化け制作中の様子。かわいいお化けですね♪

次にファッションショーの流れの確認と歩き方の確認。
歩き方を頑張って必死に他の子に教えていましたが、なかなか伝わらず苦戦している様子で、親御さんたちからも「ちゃんと教えてあげないと伝わらないよ!」と言われていました。

そして、いよいよファッションショーの開幕です!

プロジェクターの光を直接目に入れないようにするため、サングラスをかけて登場。
スクリーンは、控室代わりになっていました。

最初のステージは「パンプキンステージ」。
きゃりーぱみゅぱみゅさんの「Crazy Party Night〜ぱんぷきんの逆襲〜」に合わせて子供たちが登場しました。
骸骨の絵やコウモリなどハロウィンではおなじみのキャラクターたちが壁に映り出され、子どもたちが歩いてきたときには着てきた服にプロジェクションマッピングがきれいに映っていました。

次のステージは、今世間で大ブームとなっていて、映画化もされているアニメ「『鬼滅の刃』ステージ」。
主題歌「紅蓮華」に合わせて子供たちが登場し、アニメの主人公「竈門 炭次郎(かまど たんじろう)」の市松模様と、「我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)」の鱗文様も服に映えていてとてもきれいでした。

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    善逸が着ている服の模様「鱗文様」。そういうのがあるなんて初めて知りました。

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      撮影した動画をみんなで確認中。ハロウィンのいい思い出になったかな?

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子どもたちの発案で始まった今回のファッションショー。
自分たちで色々考え、プログラミングし、無事に本番を迎えたというのはとても貴重な経験になったのではないでしょうか。

小学生のうちからこういうことができるというのは、素直にすごいなと思うし、今回はプロジェクションマッピングも自分たちでプログラミングして作ったのはさすがだなと思いました。
(自分が小学生の時は、近所にたくさんあった公園で遊び、上級生の子たちが空き地に作った秘密基地で遊びまわっていました。一応習い事としては小3から剣道を始め、小5の1年間だけは習字を習っていましたが…)

「プログラミング、子どもたちに教えてもらおうかな…。中学生の時授業でやった記憶はあるけど、全く覚えてないし…。今の子供ってすごい…。」
と思ったと同時に、「このためにみんな一生懸命に頑張ってきたんだね」と思い、感動して涙が出そうで何とか必死で抑えていた1日でした。

(記事作成:T)