まずは「東下ケ橋の天祭を復元・開催する会」をご紹介します。

東下ヶ橋(ひがしさげはし)は旧河内町の地区の一つです。この地区には市の指定文化財となっている天棚があります。
1862年に製作された天棚は、市内に数十基ある天棚の中でも最も大規模で重厚な白木彫刻の優れた建造物です。平成19年には組み立てたまま格納できる施設を建て良好に保存活用できるようにしました。
この天棚を披露して祝った祭り「天祭」の復活を目指して活動している団体が「東下ケ橋の天祭を復元・開催する会」です。
9月5日、お囃子の練習をしている時にお邪魔してきました。
毎週金曜夕方、東下ヶ橋公民館で小学生15名が練習に励んでいます。
実は、東下ヶ橋地区に現存するお囃子会はありません。
祭りには欠かせない要素、「お囃子」。
宇都宮市市民活動助成金で練習道具を揃えられたことで、近隣地区のお囃子会の協力を得て練習会を開催する運びとなりました。

太鼓の代わりに青竹でバチ捌きの練習

楽しそうな子ども達
「子ども囃子」の復活は、歴史を次世代へ繋げる試みでもあります。
「地域の小学生がほぼ全員お囃子の練習に参加できていることは大変うれしいし意義を感じている」と事務局の郷間孝夫さんは話して下さいました。
今後は、太鼓の修復など天祭復活に向けて必要となる用具等を揃える一方で、技術の習得、伝承などにも力を入れていきたいと考えているそうです。
【参考URL】
宇都宮市市民活動助成事業
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/community/4515/004604.html
タグ:宇都宮市市民活動助成金