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2014年11月03日

JCI主催「まちづくりサミット」 取材報告

2014年11月3日(月・祝)

 本日、宇都宮市のオリオンスクエアを会場に「まちづくりサミット」が開催されました。このイベントは、(公社)宇都宮青年会議所(略称:JCI)さんが主催されたもので、毎年、様々な事柄について多くの人と学ぶ場を開催されている取組として行われました。

 この「まちづくりサミット」は、近年、行政やNPOに限らず、防災や交通安全、高齢化、青少年育成など様々な切り口であったとしても出されることが多くなった「まちづくり」について取り上げたもので、

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 特に今回は、一番身近な活動団体でもある自治会をはじめ、企業、NPOといった他組織同士が出合い、知り、交流を深め、発信しあう場として開催されました。

 サミットでは、特徴的な活動を行っておられる宇都宮市内の自治会から5つと、市民の関心も課題の認識も高い、地域防災や依存症支援の活動をされている2団体に加え、CSRの活動企業としても知られる企業の皆さんが、各団体の活動紹介を壇上で行いました。

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 地域自治会からは、「東南峰自治会」「三の沢西自治会」「大曾(おおぞ)三区自治会」「緑2丁目自治会」「みやのもり自治会」の5団体が発表下さり、地域の特徴やこれまでの活動風景、今後への熱意などを語って下さいました。

 各地区とも、規模の大小や自治会形成の違いはあるにせよ、住民の高齢化や地域防犯、子どもたちとの関わり、地域美化など課題としてあげる部分は似ている一方で、意識している点も同じところが多かったように思います。それは、地域主催のイベントや居場所と行った形態を代えての「住民同士のコミュニケーション」だと思います。

 コミュニケーションを図るのは、シニア世代、働き手世代、高齢者と子どもなど世代・年代を超えて行われており、そういった機会として各種催事や催しを実施されていることを改めて知ることができました。

 また、NPOの分野からは、「NPO法人栃木県防災士会」(地域防災)、「NPO法人栃木ダルク」(依存症支援)の2団体が活動紹介をされ、昨今何かと話題に昇る危険ドラックをはじめとした薬物への啓もうと当事者を復帰させる活動についてや、災害から身を守る地域づくりを支援している活動などについてプレゼンが行われました。

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 双方の団体とも活動歴が長い団体の皆さんですが、改めて知った市民の方や地域の方も多く、各地域における活動のパートナーとして、認知が広がった発表となった模様です。

 さらに続いては、若者の所属する大学の分野からは、宇都宮大学の学生の皆さんがプレゼンを行い、学内で行っている地域へ入っての調査研究など学業を通して、地域活性について学びながら関わっている様子を知ることも出来ました。

 最後に企業の分野からは、CSR活動に取り組む企業体の事例として、「トヨタウッドユーホーム」さんと、主催団体でもある「JCI」さんからの活動を紹介頂きました。これまでの地域やNPOとの連携の様子や日々の活動などについて発表されました。

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 サミットには、200名以上の市民の皆さんが会場に集まり各活動団体について知るとともに、自分たちの地域に対する意識アンケートなども実施されており、「まちづくりについて考える」機会となった模様です。

 ちなみに、まちぴあでは、今回のサミットに際してNPO法人とのマッチングなど協力団体として、関わりを持たせて頂きましたが、各地区の自治会のの皆さんの活動など、学ぶべき部分も多く、センターとしても貴重な機会となりました。

 今回、ご発表された関係団体の皆様、また主催されたJCIの皆様、お疲れ様でした。

(記事投稿:小倉)
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