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2014年10月06日

第3回「あなたの人生を聴かせてください」実施報告

2014年10月6日(月)

 去る、10月1日に、様々な活動に取り組んでおられる活動者の方をお招きし、活動をふくめたこれまでの人生を物語っていただく「あなたの人生聴かせて下さい」の第3回が行われました。

 以下に、その際の報告レポートを記載します。

 今回は、10月1日(水)に、「ふるさと 〜とちぎの戦前・戦中・戦後〜」と題し、大正生まれの石川純雄さんをお招きし、大正・昭和・平成と3つの時代を生き抜いて来られ、戦争体験を中心に、貴重なお話を語って頂きました。

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最初に、プロフェールをご紹介します。
 1923年(大正12年) 9月12日生まれ 91歳。

 1941年(昭和16年) 宇都宮農学校(現:宇都宮白楊高校)卒業。

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 ※写真は、明治4年に建てられ同41年に再建、昭和15年に焼失した下栗学校

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 1944年(昭和19年)
召集命令(赤紙召集)により防空兵として
  東京にて任務に就く
            
   11月 東京空襲

 1945年(昭和20年) 
4月 新潟市へ転進。

7月12日 宇都宮空襲
   
7月14日 上官令で宇都宮を視察。

9月5日 召集解除 宇都宮へ。

 戦後は、川田・下栗土地改良区理事長就任、現在に至るまで34書の本を出版。

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【戦前から戦中のお話し】   
 昭和5年4月、石川さんは、横川尋常小学校に入学し、昭和11年2月26日の大雪の朝に世に言う「二・二六事件」が起こり、この時宇都宮からも鎮圧部隊が出動、状況を詳しく話されました。

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 1941年(昭和16年)宇都宮農学校を卒業し、その年日本は大東亜戦争(真珠湾攻撃)に突入した。三年後、召集命令により防空兵として、東京にて任務に就き、その当時の少年兵はモノ扱いだったそうです。

 昭和16年12月、世界を相手に戦争を始め、この時軍は兵に対して「戦陣訓」を示達した。戦陣訓とは、時の東条英機陸相が全陸軍に通達した督戦のための訓論、前線では多くの兵が自決し、捕虜になって生き残った場合、後々厳しい軍法の裁きが待っていたからだ。後の「靖国神社A級戦犯合祀」「従軍慰安婦問題」へ歴史の一部に位置付けられた。

 「東京大空襲」は、昭和19年11月からはじまり、翌年春には東京の街は殆ど燃尽き、特に12月3日の空襲は、アメリカB29が帝都付近約70機来襲し、日本軍も「神風特攻隊」で応戦し、壮絶な戦いであり、その後宇都宮空襲に至る経緯を、熱く話され、参加者も引き込まれ、貴重な体験談を聴かせて頂きました。


【終戦直後から戦後のお話し】
 昭和20年8月15日 終戦。原子爆弾の投下によって戦いは終わり、長い戦いに疲れた国民に夢はなく、食糧や生活物資の少ない日々は長く続いた。

 そんな中で物価は高騰し闇市の時代をむかえ、悪質者の横行により社会は混乱し、遂には自警団を組織して見張りや夜回りを実施した。昭和24年4月、県内初の婦人校長が宇都宮市横川東小学校、他に一校発令され「岡田キク校長」先生が赴任し、その時、学校や自治会に貢献され、その後、土地改良区理事長として経験を踏まえながら、現在は執筆活動を続けておられます。

 今回、石川さんの経験談から、年号やその時の状況など、正確に順序よく詳細にお話を続けられ、九十歳を過ぎてからも、その精神力&行動力には、本当に驚かされました。

 今日、戦中・戦後を話せる人は限られ、体験者の高齢化も進んでいます。「今、残さねば」
多くの人に体験談を未来に伝えたい、そんな思いを感じました。

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 参加者の皆さまは、これからも戦争体験を含め、貴重なお話を、若い皆さんにもして頂き、健康でますますのご活躍を期待しますと感銘したようです。石川さん、長時間にわたり、ありがとうございました。

 今回の講演会には、多数の方が参加され、ありがとうございました。また、石川さんには貴重な体験談をありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。

 次回のまちぴあ座談会は11月予定です。次回も魅力あるゲストさんを予定していますので、お楽しみお待ちください。


≪追 記≫
 今回の報告ブログは、ご講演をいただいた石川さんのお話しになった言葉をできるだけ忠実に文字にして構成しました。記事中の表現等についても、石川さんの想いを感じつつ読んでいただければ幸いです。

(本文作成:M 構成&投稿:小倉)
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