2026年6月1日(月)
「まちぴあラボ」は、まちぴあ登録団体をはじめ、市内で社会貢献等の活動をしている団体・個人の皆さんと連携し、地域の身近な課題や、日ごろ耳にするけれども不思議に思っているキーワードや話題について、一緒に学び、考え、意見交換をする学びの交流企画です。
今回は、まちぴあでも発行している「活動証明書」をテーマにした講話と意見交換を行いました。
3団体(4名)の参加があり、実施することができました。
まちぴあでは、「コケ落とし&クリーンウオーク」、「クリーン&ウオーク」といった、清掃ボランティア体験プログラムを行っています。
その際に、学生(保護者さんからも問い合わせがあります)さんを中心に、発行を希望下さった方に、活動終了後贈呈しています。最近は、ボランティア休暇や事業者の社会貢献活動の広まりにより、社会人の皆さんからも求められることがあります。
そんな「証明書」について、体験プログラム担当スタッフが、現場で感じたことや、作成・贈呈時に気を付けていることなどを紹介しつつ、参加下さった皆さんと意見交換を行いました。
講話では、「証明書の意味」ということをテーマにお話ししました。
一昔前は、ボランティアの無償性の観点から、証明書の発行を求めること、発行を呼び掛けること自体ためらわれる風潮があったように思われます。
進学に有利に働くからなどが代表的なことで、活動に参加・協力するよりも他に狙いがあるという点については、無償性の精神に反するという理解は、今も変わっていないかと思われます。
一方で、やる気になれば、実際にボランティアをしていなくても、それっぽい発信や証明書モドキを自作できるようになった時代であるからこそ、「間違いなく活動した」という証明の重要性が増している時代でもあると思います。
その観点から、証明書を作成・発行すること自体を議論するというよりも「発行する側、もらう側の気持ちをつなげるツール」として証明書を捉えることの重要性をお伝えしました。
単なる事務作業として発行するのではなく、活動の意義(地域美化、ゴミ問題など)を伝えつつ、中学生や高校生といった学生たちであれば、学習という目線で、同じような他の活動、他地域の取り組みなどを調べて、学ぶきっかけになるように声がけを行うなど、その時の活動のみで終わらない ように、ボランティアと学生たちを近づける努力をするといった工夫が考えられることを話しました。
こうした声がけを、学生をはじめとした、証明書をもらってくれた人たちに発信することで、例えば証明書が実際に使われる可能性のある、入試時の面接などで、ボランティアに参加した感想などを問われた場合に、
活動した時の感想にだけでなく、地域に対する効果やより深い考察を他者に話すことができるようになっていくと思います。
今回の講話では、実務担当者が業務の中で感じたり、実際、証明書を受け取った学生たちから伝え聞いた経験談を話した形ではありましたが、より身近な事柄として受講生の皆さんには、受け取ってもらえたかと思われます。
さらに(とても小さなことですが)、証明書作成の際には、参加者氏名、活動場所・時間の名器に加え、活動時の写真を添付することで、視覚的にも「活動した」と説得力のある証明書になることや、こうした一手間が、参加者にとっては「ちゃんと見てくれていた」という信頼関係構築にもつながるなど、担当者視点から注意して作成時に意識していることをお伝えしました。
現在は、まちぴあのような公的機関だけでなく、NPO法人なども個別に証明書を発行している自体でもあります。
中には、ボランティア協力された皆さんに「贈呈式」を行って、証明書をみんなの前で贈呈するといった取り組みをしている団体もあるそうです。
こうした事例は、活動者が「やってよかった」「また協力したい」という気持ちを育むコツでもあると思われます。今回参加下さった団体の皆さんとは、各団体が工夫できる点について意見、アイデアを交換でき、講話主催者としても学びのある機会となりました。
(まちぴあ:O)
2026年06月01日
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