2025年4月21日(月)
春といえば、宇都宮ピアノ研究会さんが主催されている「スプリングコンサート」が例年行われています。
今年も、第35回目となるコンサートが、4月20日(日)に栃木県総合文化センター・サブホールで行われました。
「スプリングコンサート」
は、ピアノ講師や音楽を使って様々な活動やお仕事をされている、法人会員の皆さんがピアノ演奏の場を自分たちで設け、技術の維持向上を目的に開催されています。こうした自分たちの技術向上の場を無料で一般に公開している、コンサート事業です。
ピアノの生演奏を気軽に楽しめる場として、長年にわたり続けられています。会場の栃木県文化センターサブホールには、日ごろの訪問演奏活動で交流のある高齢者施設の入居者の皆さんをはじめ、100名ほどの皆さんがお集まりました。
チャイコフスキー、ラヴェル、ショパンなどのクラシック楽曲をはじめ、日本の童謡、歌謡のメロディも奏されるなど、20曲ほどのピアノ生演奏が、研究会会員の皆さんによって演奏されました。
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さて、今回の第35回コンサートは、宇都宮ピアノ研究会の代表を務められる、高橋恵子氏最後の実演披露の場となったそうです。
毎年1回開催されているスプリングコンサートが35回ですから、まちぴあよりも更に長い活動歴を誇っているのが、ピアノ研究会の皆さんです。当初は、自分たちが培ったピアノ・音楽技術の研鑽と向上を目的にスタートした活動だったそうです。
年一のスプリングコンサートを継続することが大きな目的であったそうですが、「音楽活動をしている仲間の技術を地域社会に役立てたい」と、市内福祉施設やイベントでの実演活動や、健康づくりも兼ねた歌唱活動、自分たちと同じような音楽ボランティア活動を志す方たちへの相談活動など、
宇都宮市内における社会貢献活動と併せた音楽活動を展開するようになられたことをきっかけに、後発である、まちぴあにも団体登録下さりました。まちぴあ主催イベントへの協力、宇都宮市民活動助成金を通じた活動実施など、今日に至っても積極的に活動されている研究会さんの中心には、高橋代表の姿があったように思います。
今後は、さらに後身の育成に邁進されていくに違いないと思いつつ。最後まで、ピンと芯の通った高橋代表の演奏を拝聴させて頂きました。
次世代の音楽活動を育てるという意味では、昨年から、ピアノ研究会から派生した、子ども向けの音楽活動団体「おとろんど」さんのように、研究会で培った知識・ノウハウを活かして、別団体として活動を開始する動きも生まれています。
コンサートでの実演披露は最後という事実には、もの悲しいものを感じつつも。春という季節だからこそ、地域で活動している音楽団体としての未来も併せて感じられた、特別なスプリングコンサートとなりました。
(事務局:O)
2025年04月21日
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