2023年3月9日(木)
去る3月8日、宇都宮市中央生涯学習センターさんが実施した「令和4年度 地域連携特別講座」が行われました。
この講座は、中央生涯学習センターが所管する、宇都宮中央8地域(中央・東・簗瀬・西・宮の原・西原・錦・昭和)の活動拠点であるコミュニティセンターの職員の皆さんを対象に行われた講座です。
この度の講座では、センター職員の皆さんのICT活用促進もかねて、オンライン会議の方式で企画され、Zoomの操作方法(入退室や会議時のマイク・カメラ設定)を学びながら、各コミュニティセンターが集まりました。
地域活動もデジタル化の波は避けられませんが、日ごろ「オンライン会議はパソコンに限る」とやっているものとしては、パッドを割り当てていただいたこともあって一番不安だったりもしましたけども。
不慣れだ不慣れだといいつつも、とてもスムーズに会議進行がされている様子をみて、社会の変化に合わせて地域の皆さんも着実に変わっておられるのだなぁと感心するところでありました。
会議では、まず8地域の活動状況を報告し合いました。マスク着脱の有無も変わるかもと言われる昨今ですが、影響が引き続いた令和4年度内は、感染症の影響を受けつつ各センターが活動に取り組んだ様子を報告いただきました。
催事や講座の内容や規模の変更はあったにせよ、地域の居場所であり、集いの場であり、学びの場でもある地域活動の拠点として、それぞれのコミュニティセンターの皆さんと自治会をはじめとした地域活動団体の皆さんが工夫して取り組んだ様子を知ることができました。
講座後半では、職員の皆さんと「まちづくり・ボランティアの出会い」と題して、まちぴあのセンター紹介をはじめ、取り組んでいる各種事業のご紹介を、まちぴあセンター長がさせてもらう時間を頂きました。
前段の時点で、各地域における活動が紹介されていたこともあり、今回はそれらの取組をより活発にするためのヒントとなるような内容をお話ししようと、まちぴあのボランティア体験で取り入れている「活動証明書」の活用などについてお話ししました。
さしずめ、サブタイトル的には「感謝の気持ちを形に」といったところでしょうか。
担い手不足が叫ばれている地域ではありますが、体験事業を通じてボランティア活動の参加者を募集し、実際に集まってきて下さった皆さんと清掃活動などをしていると、中学・高校の学生さんたちを中心に多くの参加があることを実感しています。
忙しい日々を送る中において、わざわざ活動のための時間や予定を組んで、しかも「楽しい」などと何回も来てくれる市民の皆さんもいらっしゃる様子を見ていると、地域で3行われるボランティア等の活動に関心がなくなっているわけでないという実感があります。
そのことに気づかせてくれたのが、証明書という形で希望者の皆さんに差し上げている「活動証明書」の存在だと思っています。当初は、証明書目的になっちゃうかもと知りごんでいた時期もありますが、
「せっかく参加してもらった成果を記録する」
「協力してくれてありがとうの気持ちを参加者に伝える、残す」
ツールとして、感謝状として証明書というものを見ると、今の時勢にもあった上に、学生等参加者にとっては、自分たちの様子を見てくれている、評価してくれる証にもなりうるという手ごたえめいたものを感じるようになったので、
各センターの皆さんもやってみてはと事例紹介させて頂きました。
思えば、講話をさせてもらったセンター長自身が、まちづくりという言葉に出会い、実際に活動(と言っても、ゴミ拾いくらいですけど・・・今も変わってない)を始めたのは、中央地域でありまして。
商店街やボランティアで出向いた小学校などで、多くの皆さんと交流し、勉強させてもらい、またお褒めのお言葉を頂いて励まされ。
「自分が地域の役に立ってるのかも」
という、一つの成功体験をさせてもらえたことが、とても大きな体験だったとい思うことと。一人でも多くの地域に関心のある方々にこうした「やって良かった体験」をしてもらうこと、スタッフの立場としては、させてあげられることが、
次の担いテを育む一助になるのではとお話しさせて頂きました。
今回の講座において、各地域の皆さんは日頃から各地域のために様々な活動や取り組みをしているということを改めて知りました。そして、こうした頑張りは、他の地域でもそれぞれに行われていることと思います。
こうした頑張りを、「ちょっとした工夫」で盛り上げるというか広めることについて、僭越ではありますがお話しできたと思います。もし、何かしたお手伝いできることがあれば、ぜひ、まちぴあにお声がけ下さい♪
(事務局:O)
2023年03月09日
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