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2022年07月14日

活動取材:シルバー大学校中央校ボランティア体験 報告

2022年7月14日(木)

 去る、7月7日。シニア世代の地域活動を応援する学習機関である「栃木県シルバー大学校」の皆さんが、授業の一環としてボランティア体験活動をされるとのことで、まちぴあスタッフ1名も同行させて頂く機会がありました。

 授業の講師を務めておられる、土崎雄祐氏(市民工房常務理事)からのお誘いもあり、お手伝いと取材も兼ねてご一緒させて頂きました。

 シルバー大学校中央校1年生約100名を対象にした、ボランティア実習プログラムは、感染症以前は、各人・各班で参加しているクラブ活動などを活かし、市内福祉施設での活動体験を行っていたそうですが、感染症の影響により外部からのボランティア受け入れが困難になってしまった状況もあり、

 今回のような、屋外でのボランティア体験が企画されたとのことです。取り組んだボランティアは、カンセキスタジアム(西川田)を中心とした、栃木県総合運動公園を会場に実施しました。

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 約100名の生徒の皆さんが、運動公園内の駐車場と武道館周辺のエリアに分かれて、路上や植え込みに落ちているゴミの回収や除草作業を行いました。

 作業自体は、1時間程度でしたが、猛暑を思わせるような天候の中行ったこともあり、メンバー各人の体調管理や、「無理をしないでボランティア」する感覚を学ぶことを目的に、協力しながら作業にあたっていきました。

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 時間的には短いものだったかもしれませんが、大勢のボランティアさんが終結したこともあって、中々の回収量を誇って下さいました。ゴミ拾いボランティアは、回収したゴミの量が多いとやった気持ちにもなりますが、ホントのところをいうと、少ない方がいいわけで。

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 でも、「これだけやった!」というのもいいものですよね。

 その辺の達成感の設定というものも、感じてもらえたのではないでしょうか?

 昼食・休憩をはさんだのちは、土崎先生も同席してのワークショップを行いました。この時間では、前半に体験した清掃ボランティアで感じたこと、考えたことを改めて文章にし、グループごとに見せ合い、話し合って、グループの意見として、まとめるという作業を行いました。

 ボランティア活動にありがちなことで、こうした振り返りや活動中に考えたことを話し合ったりするという機会は意外とないことです。

 行為そのものが、地域への貢献ではありますが、活動体験者の学びの部分では、意外にこの「考える」「話し合う」が大切です。ある意味、やりっぱなしも良いですが、その場合だと、活動の達成感と疲労感で、時間が経つと何も覚えていないということはよくあること。

 特に活動協力者を募り、活動を運営する側になった場合には、ボランティア活動の必要性や、どんなことに役立ったのかを伝えてあげることも大切です。生徒の皆さんは、学校卒業後には、自治会や団体活動に関わる方も多いと思いますので、

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 今回のワークは、こうした運営者側(またはコーディネーター側)の視点も加味した授業であったと思われます。

 授業の際には、せっかくなので昨年から、まちぴあで取り組んでいる「クリーン&ウオーク」のお知らせもさせて頂きました。

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 昨今、再び感染症の影響が拡大しつつありますが、屋外など安心な場所でボランティアでもしようかと思った際に、もっとも取り組みやすい活動の一つが清掃ボランティアだと思います。ただ、個人や自主グループの皆さんが自発的に実施しても、記録・記憶として残りにくいなぁと思った時には、

 こちらの取り組みとして、まちぴあにご相談いただければ、今回のような取材記事や実績紹介もさせていただけることをお話しさせてもらいました。

 まちぴあとしても、ボランティア活動に関わっていただける皆さんが増えることは大歓迎です。ぜひ、卒業後の活動拠点として、まちぴあをご活用いただけると嬉しいです。

(記事投稿:O)
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