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2021年09月30日

第1回まちぴあ勉強会Lab.「やさしい日本語&ハザードマップ」開催報告

2021年9月30日(木)

第1回まちぴあ勉強会Lab.「やさしい日本語&ハザードマップ」開催報告

 先日19日、宇都宮市まちづくりセンターまちぴあ主催 まちぴあ勉強会Lab. 楽しいから始める「やさしい日本語」及び一緒に見よう「ハザードマップ」をZOOMにて開催しました。8月中に2回に分けて実施する予定でしたが、県内や市内の感染者状況を考え延期とし、今回まとめて開催することとしました。

 これまでセンターではまちぴあ勉強会としてSDGsや虐待防止、パワーポイントの活用、ZOOM使い方セミナーなどを開催してきました。現在、調査研究「多文化共生と防災」をセンターが進めており、実践の場として、皆さんと共に考える機会として「まちぴあ勉強会Lab.」を企画。約10名の方々にご参加していただきました。

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ZOOMで担当者が司会進行をしている様子

 初めに第一部:楽しいから始める「やさしい日本語」では栃木県・(公財)栃木県国際交流協会が発行した「やさしい日本語」で話してみよう!とひらがなネット株式会社が発行した「話そう!書こう!やさしい日本語」ハンドブックをテキストに各々で見ていただきました。

 プログラムではやさしい日本語が始まったきっかけから、「禁煙」や「文房具」などをやさしい日本語にといった簡単なワークを取り入れつつ、世間の中でやさしい日本語はどのように使われているのか、ネット上にある情報を参加者に共有なども行いました。

〜宇都宮の魅力をやさしい日本語に〜
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 最後に宇都宮の魅力をやさしい日本語にしてみようというワークを行いました。以下は参加者の皆さんからいただいた情報を元に掲載しております。文章内ではルビを振っているものもありますが参考までご覧ください。

◇餃子について
・宇都宮は餃子がおいしいです。宇都宮駅の近くには餃子のお店がたくさんあります。いろいろな味の餃子があるので、好きな餃子を探してください。私は、駅の右側にあるお店の餃子が好きです。毎日人が多いです。明日一緒に行きましょう。
・宇都宮は「餃子(ぎょうざ)の町」と言われています。焼きぎょうざや、柔らかい水ぎょうざ、少しかたい揚げぎょうざがあります。全部おいしいです!たくさんのぎょうざを食べてみてください!
・おいしいお店がたくさんあります。特にぎょうざ(ひき肉とやさいを皮に包んだ食べ物)がおいしいです。

◇大谷石について
・松ケ峰協会は、歴史のあるきれいな建物です。宇都宮で採れる大谷石で作られています。東武の駅の近くにあります。
・宇都宮には大谷(おおや)資料館(museum )があります。大谷石という名前の石を見ることができます。地面の下にあってとても広いです。中に入ると涼しいです。とてもきれいなところです。外国人の人に人気の場所です。
・大谷という場所は石を採る場所です。大きな石の像があります。

◇その他
・宇都宮市で酒を楽しむ 店の名前:酒々楽(ささら) 酒:100個以上
注文をするには1)1000円のチケットを買います。詳しいことは店の中に書いてあります。
・日本に昔から伝わるおかし「和菓子」のお店もたくさんあります。
・宇都宮は東京(TOKYO)に近いです。新幹線(しんかんせん)で東京に行くことができます。

 以上のことを考えてくれました。やさしい日本語は一般的に日本語能力試験N3〜4レベルで、小学3年生の語彙レベルの日本語と言われています。その人によって日本語の理解レベルが異なることから、言い換えが必要だったり、理解しているか聞くことも必要になることがあります。

 今回のプログラムは栃木県国際交流協会が行った「やさしい日本語普及員養成セミナー」に参加したセンタースタッフによる説明であり、今後とも参加された皆さんと共に考えたり、学んだりすることが必要だと感じました。また機会を作って開催しようと考えております。

 第二部:一緒に見よう「ハザードマップ」では宇都宮市建設部河川課が発行している「宇都宮市 姿川・田川・釜川・武子川(南部) 洪水ハザードマップ」をデータ上で見ていただきました。他にも河川氾濫になる可能性や土砂崩れが起きる可能性など情報をどこで見るのか、こちらもネット上にある情報などを共有しました。

 今回センターとして初めて「やさしい日本語」と「ハザードマップ」を中心にお話させていただきましたが、今後も定期的に企画し開催していこうと考えております。皆さんのご参加もお待ちしております。

(記事作成:K)
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