宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。
障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。
令和3年度は、15団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。
★★★★★★
今回紹介するのは「DAIZZY’S(ダイジーズ)」です。この団体は宇都宮市を拠点としているよさこいの団体で、地元のイベントや老人介護施設で演舞を披露している団体です。
今年度はDAIZZY'Sとして初めてオリジナルの曲を作成していて、その制作費のために助成金を申請したそうです。今回は、12日に行われた公園での練習を取材させていただいたのでその時の様子を紹介したいと思います。
この日練習に参加したのは17人。まずは初めのあいさつ。子供たちが主導して行っているそうで、取材でひょっこりいた私にも皆さん大きな声であいさつしてくださり、少しどころかだいぶ恥ずかしくなったのと同時に背筋が伸びる思いがして、90度以上の礼をしたことは言うまでもありません。
「初めのあいさつ号令担当の男子3人組。元気な声でした!」
その後は準備運動。こちらも子供たちが主導して号令をかけていました。準備運動が終わったらストレッチと体幹トレーニング、バーピージャンプという運動をやっていました。バーピージャンプは子どもたちがやろうと提案しており、みんなしっかりしているなぁと感じました。
「バーピージャンプをやっているときの様子。大人は明らかにきつい運動です…」
その後は2曲ほどメンバーの皆さんが踊りなれている曲を踊ってウォーミングアップしていました。ウォーミングアップ終了後は、メンバーの方の結婚式の余興で披露する「夢煙火(ゆめはなび)」という曲の練習が始まりました。
この日はこれがメインだったそうで、最初は全員で踊りフォーメーションなどを確認し、次はグループごとに分かれ、振り付けの確認や新しい振り付けを教わるなど真剣な表情で練習していました。
久しぶりに長い時間練習できるということもあり、全員気合が入っていました。
夢煙火の練習中。この日から数日後の鬼トレの日に見よう見まねで踊ってみてと言われ私自身も踊りましたが、振りが難しくほかのメンバーの皆さんに比べてグダグダになってしまいました
グループ別練習。こちらは男性&子供たち
そしてこちらは女性のグループ。男性とは少し振りが違うところがあるのでこうして分けて練習していました
幅広い世代のメンバーがいるため年上のメンバーが年下のメンバーに「ここの振り付けってどうだったっけ?」という感じで教えてもらっている光景も見られました。
また、この日はまちぴあの情報紙の取材も兼ねていたので、練習後に代表の吉村さんから色々お話を聞かせていただきました。詳しいことはまちぴあ情報紙冬号に掲載するので楽しみにしていただけたらと思います。
そのお話を聞いているころ、別の場所ではDAIZZY'Sとして初めてのオリジナル楽曲の歌詞はどういうのがいいのかを若手メンバーで話し合っていたそうです。テーマは「宇都宮の復興」。出来上がりがとても楽しみです。
・・・・・・・・
今回取材させていただいて特に驚いたのが、準備運動の号令や練習を始める前と終わるときのあいさつを子どもたち主導で行っていることや、20代のメンバーが30代のママさんたちによさこいの振り付けを教えていることなど、全員がリーダーでありチームを引っ張っていくんだという意識で動いているんだなというのを感じました。
みんなで一つのものを作り上げる・みんなで一つの目標に向かっていく姿はわたし自身見ていてとても感動しました。実はこの数日後、トライ東で行われた通称鬼トレに参加させていただき、翌日から数日間筋肉痛が続いたことは言うまでもありません・・・。(単なる運動不足です)ただ、思いっきり体を動かせたこと、大きな声を出せたことはストレス発散にもなりとても楽しかったです。
また、この団体は現在も随時メンバー募集中です!「コロナ禍で運動不足だな」という方はぜひ楽しくよさこいを踊って汗を流してはいかがでしょうか?
・・・・・・
《10月2日追記》
9月30日の練習後、助成金の交付を受け製作していたオリジナル曲を一足早く聴かせていただきました。プロの民謡歌手の方の声を入れたら完成するそうです。とてもかっこいい曲になっていて、曲の仕上がりとどんな振り付けになるのかがとても楽しみになりました。
(記事投稿:T)
2021年09月29日
この記事へのコメント
コメントを書く
トラックバックの受付は終了しました
この記事へのトラックバック
この記事へのトラックバック