2020年11月27日
令和2年度宇都宮市市民活動助成金交付団体紹介(3)一般社団法人ルークス
11月27日(金)
宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。
障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。
このコーナーでは、令和2年度の助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。
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第3回は、「一般社団法人ルークス」です。
今回も取材報告バージョン。
10月18日に行われた「アソビワークショップ」の様子をお届けします。
ハロウィンの2週間ほど前のこの日に行われていたのは、ルークスに参加している小学生の女の子が「やりたい!」と前から言っていたという「プロジェクションマッピングファッションショー」の本番。
9月ごろから準備を始めたこの企画は、「スクラッチ」というプログラミングソフトを使ってアニメーションを作り、ステージの形を考え、フォーメーションを決めるなどすべて子供たちが進めていき、大人はサポートに回るという形をとったそうです。
プログラミングの画面。子どもたちがやっているとは思えないクオリティ…。すごいなぁ。
そして迎えた本番のこの日。
ファッションショーに参加するのは小学生の女の子3人。
みんなでファッションショーの流れを確認し、マットを使ってステージとランウェイのセッティングから始まりました。
ステージのセッティング。みんなで協力してやっていました。
「緑色はここ!」「ここは重ねる!」「赤は使わないよ!」などセッティングの段階から子どもたちの声が響きます。
観覧する小さい子もセッティングに参加し、とても楽しそうな声が響きました。
他にもコウモリや蜘蛛、子どもたちが作ったお化けなどが梁に貼られ、素敵なステージとランウェイの完成です!
お化け制作中の様子。かわいいお化けですね♪
次にファッションショーの流れの確認と歩き方の確認。
歩き方を頑張って必死に他の子に教えていましたが、なかなか伝わらず苦戦している様子で、親御さんたちからも「ちゃんと教えてあげないと伝わらないよ!」と言われていました。
そして、いよいよファッションショーの開幕です!
プロジェクターの光を直接目に入れないようにするため、サングラスをかけて登場。
スクリーンは、控室代わりになっていました。
最初のステージは「パンプキンステージ」。
きゃりーぱみゅぱみゅさんの「Crazy Party Night〜ぱんぷきんの逆襲〜」に合わせて子供たちが登場しました。
骸骨の絵やコウモリなどハロウィンではおなじみのキャラクターたちが壁に映り出され、子どもたちが歩いてきたときには着てきた服にプロジェクションマッピングがきれいに映っていました。
次のステージは、今世間で大ブームとなっていて、映画化もされているアニメ「『鬼滅の刃』ステージ」。
主題歌「紅蓮華」に合わせて子供たちが登場し、アニメの主人公「竈門 炭次郎(かまど たんじろう)」の市松模様と、「我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)」の鱗文様も服に映えていてとてもきれいでした。
善逸が着ている服の模様「鱗文様」。そういうのがあるなんて初めて知りました。
撮影した動画をみんなで確認中。ハロウィンのいい思い出になったかな?
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子どもたちの発案で始まった今回のファッションショー。
自分たちで色々考え、プログラミングし、無事に本番を迎えたというのはとても貴重な経験になったのではないでしょうか。
小学生のうちからこういうことができるというのは、素直にすごいなと思うし、今回はプロジェクションマッピングも自分たちでプログラミングして作ったのはさすがだなと思いました。
(自分が小学生の時は、近所にたくさんあった公園で遊び、上級生の子たちが空き地に作った秘密基地で遊びまわっていました。一応習い事としては小3から剣道を始め、小5の1年間だけは習字を習っていましたが…)
「プログラミング、子どもたちに教えてもらおうかな…。中学生の時授業でやった記憶はあるけど、全く覚えてないし…。今の子供ってすごい…。」
と思ったと同時に、「このためにみんな一生懸命に頑張ってきたんだね」と思い、感動して涙が出そうで何とか必死で抑えていた1日でした。
(記事作成:T)
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