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2020年09月14日

令和2年度市民活動助成金交付団体紹介(1)徳次郎石(とくじらいし)研究会

2020年9月14日(月)
 
 宇都宮市では、市内で活動している市民活動、ボランティア団体の皆さんを支援する「宇都宮市民活動助成」を行っています。平成15年にスタートし、200団体ほどの活動団体に助成交付がありました。

 障がい者・高齢者・母子等福祉事業や、自然環境保護、リサイクル、文化・芸術の振興等、宇都宮市のまちづくりにつながる市民発の様々な事業が実施されてきました。

 令和2年度は、10団体が交付を受け年度内の活動を行っています。このコーナーでは助成金交付団体の皆様を順次ご紹介し、宇都宮市内で行われている、まちづくり活動の様子をお伝えしていきます。

 今年度担当するのは、他県生まれ、他県育ちのまちぴあ最年少スタッフTです。皆さんの活動を通じて宇都宮のことを勉強したいと思います。

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今回は、「徳次郎石研究会」の皆さんの紹介です。

「徳次郎石」(とくじらいし)とは、全国的に有名な「大谷石」の採石地から北東8qにある「徳次郎山」から採れる石のことで、石川県で採れる「笏谷石」(しゃくだにいし)や福井県で採れる「滝ヶ原石」と同じ石質と言われています。

 大谷石は、江戸時代から庶民の生活に直結していたことが評価され、平成30年に「地下迷宮のひみつを探る旅〜大谷石文化が息づくまち宇都宮〜」として日本遺産に登録されました。

 徳次郎石は、大谷石よりもきめ細かく白味も強く不純物もないのが特徴で、良質な石材として蔵などの建物の壁や屋根に使用されてきました。また、江戸時代より前には富屋地区において民間宗教の素材として使われており、精神的なよりどころとされてきたそうですが、平成2年に採石が停止され、建物の修復ができないそうです。

 そのため、取り壊されてしまうと「徳次郎石」の名前すら忘れられてしまうことから、令和元年に地質や郷土史などの専門家や研究者が集まって、

「徳次郎石研究会」が発足したそうです。

徳次郎石研究会 写真2.JPG
        中間報告会の様子

 主な活動内容は、徳次郎石の文化研究、採石場だった場所や徳次郎石を使用した建築物の調査と、その内容をまとめた成果報告集の作成及び、一般希望者を対象にした現地見学会などです。

ただ、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、採石場や建築物の見学会・分科会への参加・定例会の開催ができない状況となっているそうです。

徳次郎石研究会 写真1.JPG
         旧採石場の現地調査の様子

そんな中でも今回お話を伺った研究会の中川さんは、日本遺産の構成物の一つである「星が丘の坂道」の復元作業への協力や石碑の作成など個人でできる活動を精力的に行っています。

 今後団体として叶えたい夢として、

「自分たちの生きがいである徳次郎石の文化をさらに調べ、日本遺産となっていない隠れた魅力を引き出した写真集の作成や、情報発信をしていきたい」

 とお話してくださいました。

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 今回取材させて頂いた私が、宇都宮に住み始めて11年。大谷石は全国的に有名なので知っていましたが、徳次郎石というものがあること、全国的にも様々な銘石があること、石と一口に言っても深い歴史があることを知ることができました。

 これからも徳次郎石の名前・魅力を多くの人たちに伝えていってほしいと思います。

 次回も最年少スタッフが団体紹介をしていきますので楽しみにしていてください。

(記事投稿:T)
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