2020年06月27日(土)
コロナに負けるな!団体紹介(14)〜NPO法人キーデザイン
外出自粛が解除となり、学校再開からあっという間に日が経ちました。今現在、コロナの影響で不登校になった子どもの親御さんからの相談が増えてきています。
今回紹介する「NPO法人キーデザイン」は宇都宮市内で週1〜週2回、小学生〜中学生までの子ども達にフリースクールなどを展開しており、5月下旬から始めたLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」新聞などにも取り上げられています。
登録団体であり、昨年度と今年度は、センター主催事業「学生ボランティア〜想いからつながる交流会〜」にも協力していただき、高校生などが一緒になって活動に参加するという機会づくりにも協力してくれています。
【過去まちぴあブログ】
・「料理を通して自分と向き合うワークショップ」
・「#不登校は不幸じゃないin栃木県宇都宮市」
・「アグクル×キーデザイン ダブル報告会」
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【団体名】 NPO法人キーデザイン
フリースクール「ミズタマリ」にて
【団体紹介】
不登校の子どもやその家族をサポートするNPO法人です。「ひとりにならない社会」を目指し、@不登校の小中学生向けのフリースクール「ミズタマリ」、A不登校の小中高校生向けの家庭教師「ホームスクール」などの取組みを行っております。
不登校自体は問題ではありません。学校に行かなくなったときに、子ども達の行き場を用意することができていない社会に責任があります。私たちが子ども達の学びや遊びの場をつくります。
【現 状】
フリースクールミズタマリは、宇都宮市内に2019年6月にオープンした不登校の小中学生の居場所です。使われていなかった民家の一角をお借りし、宇都宮大学峰キャンパスから徒歩5分の場所でやっています。
運営は、大学生や20代スタッフが中心。基本的に勉強は教えません。まずは家族以外の人と関わること。同世代の子ども達同士で、関わり、心を通わせ、感じ、学び、成長していく場所。何よりも”子ども達の安心”を一番に考え、居場所づくりをしています。
しかし、コロナ禍の影響を受けて、4月上旬~フリースクール及び家庭訪問の取組みを休み、6月18日(6月中は週1回、7月から通常通り)からフリースクールを再開しました。小学生から高校生まで対象の家庭訪問プログラムはオンラインホームスクールという名称でビデオチャットなどを通じた不登校の子どもへの寄り添いプログラムを行っています。
【コロナ禍から始まった取り組み】
LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」
2か月間に及ぶコロナ休校によって、不登校、行き渋りになる子ども達を支えるため。5月24日から生活を支えている一番身近にいる保護者のみなさん向けのLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」取り組み始めました。
子どもだけでなく、大人にも保健室のような場所が必要だと考えました。普段フリースクールや家庭訪問を行うスタッフが窓口を担当します。無料で24時間、登録はLINE友達追加のみ、どこの地域でもお子さんの不登校についてのご相談を受け付けています。
【今後に向けてと伝えたい事】
コロナの影響で不登校になった子どもの親御さんからの相談が増えてきています。例えば新小学1年生。4,5月は休校、6月から学校再開し楽しみに登校するも、学校では「3人以上で話すのは禁止」「給食はグループにせず一人で黙々と食べること」といったルールがあり「つまらない」と登校拒否が始まるなど。ワクワクドキドキだった子どもの気持ちを考えると、心が痛みます。
これをキッカケに何年も学校に行かない生活もあり得ます。様々な理由で学校に行かない選択をしている子ども達がいますが(栃木県内だけでも3,000名近くいると言われています)、その先の学び場や人とつながる場が必要です。
私たちはその困ったの声により早くつながるため、LINE相談窓口を開設しました。オープンから3週間ほどで、登録者数100名を超え、日に10~20名の相談を受ける日々です。フリースクールや不登校親の会などへつなぎ、一つ一つの家族の日常にどう安心を届けていくかが大切だと考えています。
相談のハードルを極限まで下げるために、相談は完全無料、24時間OK、登録は友達追加のみといった形で運営しています。ただ運営するためには資金が必要です。キャンペーンも行っているので、ぜひ寄付を通して不登校の子ども達の未来をつくるお手伝いをしませんか?
【結びに】
LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」はオープンから3週間。登録者数100名(県外から情報を見つけ)、子ども達の次の一歩を作れるように声に耳を傾けています。キャンペーン掲載ページには取組についても詳しく掲載されております。ご一読してみてはいかがでしょうか。
(事務局:K)
2020年06月27日
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