登録団体:MCFオーケストラとちぎ「MCFコンサートVOL.6」取材報告
先日11日(土)、栃木県総合文化センターメインホールにて、登録団体:MCFオーケストラとちぎpresents「MCF(マロニエール・クラシック・フェスティバル)コンサートVOL.6」が開催されました。
運営スタッフの方々は全てボランティア(大人の方や宇都宮短期大学音楽科の学生など)が関わっており、今回は宇都宮市まちづくりセンター主催「学生ボランティア体験プログラム」に参加している高校生や大学生も関わらせていただきました。
運営ボランティア集合時の様子
MCFオーケストラとちぎは元まちぴあ貸オフィス団体として活動していました。 メンバーは楽員がすべて「とちぎ」にゆかりのある音楽家で構成されており、地域のボランティアが支える「地域による地域のためのコミュニティプロ・オーケストラ」として活躍されています。
栃木県出身やゆかりのある多くの音楽家が国内外で活躍していることを県民の皆さまに知っていただくとともに、国内外で研鑽を積んだ高い技術と豊かな音楽性を披露して、栃木の子どもたちの音楽教育やクラシック音楽文化の向上を図ることを目的として音楽鑑賞教室やキッズコンサートなどの取り組みもされています。
演奏会パンフレットや関連チラシをまとめている様子
コンサートでは当日開場前に運営ボランティア約50人が集まり、開場前準備が行われました。 当日会場に来ていただく来場者に演奏会パンフレットと関連チラシ、アンケートを入れたビニール袋の作成が行われました。 700部ぐらいのチラシをボランティアで作成していき、開場前までに作成を終えました。
開場前の様子
13:00に開場し、県内の高校生・大学生が来場者に対し、挨拶やチケットもぎり、演奏会パンフレットなどを渡す役割や、花束を持ってきた来場者から花を受け取るなどの役割、開演後にはドアマンの役割などを行わせていただきました。 プログラム終盤には、ドアマンだった学生も会場内に入り、クラシック音楽を楽しんでいました。
コンサート内では指揮者の高井優希さん、ピアニストの黒岩航紀(ソリスト)さんが出演の他、MCFオーケストラとちぎメンバーによるクラシック音楽が演奏されていました。
1.喜歌劇≪こうもり≫序曲(J.シュトラウスU世)、2.ピアノ協奏曲第2番 八短調 作品18(S.ラフマニノフ)、交響曲第6番 ヘ長調「田園」作品68(L.V.ベートーヴェン)、アンコールにはソリストアンコール:フランツ・リスト「愛の夢 第3番」、アンコール:J.シュトラスU世「雷鳴と電光」、J.シュトラスT世「ラデツキー行進曲」というプログラムで演奏が行われていました。
スタッフも交響曲第6番 ヘ長調「田園」作品68から会場に入り演奏を聴いていましたが聞き惚れてしまいました。 アンコールラデツキー行進曲では来場者も拍手をしながら演奏を楽しんでいました。
演奏終了後、ピアニストの黒岩航紀との握手会の様子
演奏終了後には出演したピアニストの黒岩航紀との握手会や出演した方々との写真撮影なども行われ、来場者の方は最後まで楽しんでいました。 またロビーには物販で黒岩航紀さんのデビューアルバム、クッキーやパン等の販売が行なわれていました。
今回学生と共に関わらせていただきましたが、学生にとっても普段聞くことが少ないクラシックを間近に聞けて、尚且つボランティアという形で関われて良かったと話していました。 スタッフとしても来場者の方から本当に感動しましたという声をいただき嬉しさを感じました。