自然教室ネイチャーフレンド「5月合同スクール」 取材報告
先月27日(日)、栃木県塩谷郡塩谷町にある「星ふる学校くまの木」にてまちぴあ登録団体:自然教室ネイチャーフレンドによる「5月合同スクール」が行われ取材しました。
今年度まちぴあ新規主催事業で6月30日(土)10:00〜12:00に行われる「学生ボランティア体験プログラム説明会」にご参加いただき、学生の皆さんに活動紹介や後日行なわれるボランティアのことについてお話していただく予定になっております。
自然教室ネイチャーフレンドは自然体験やレクリエーション活動を通して、子どもたちが自然に親しむきっかけをつくることを目的とした環境・野外教育活動団体です。 小学4〜6年生を対象にしたプログラムからスタートし、クラスに合わせた体験を通じながら継続的に学んでいきます。
レンジャーによるミーティング 担当
「ジュニアレンジャー(初級、中級、上級、アドバンスド)」、リーダース(高校生-見習レンジャーとしてスタッフ側に回ってゲームの説明や引率など)というクラスに分かれており、リーダースクラブ卒業後、レンジャー(大学生〜社会人)として活動に関わる方もいるそうです。
今回行われた「合同スクール」では、クラス関係なく小学生〜高校生を含めた約50名、レンジャー約40名で行われ、「ムシしないで!!チューモク

プログラム Beeダッシュ
ハチ(Bee)の生態について知る、外来種が及ぼす影響について楽しく理解してもらおうとハチが必要とする蜜、花粉、巣を取りにいくプログラム「Beeダッシュ」。 在来種のマルハナバチと外来種のセイヨウオオマルハナバチに分かれて外来種が在来種に及ぼす影響を理解してもらいました。
プログラム もぉ、私がいないとダメなんだから!!
アブラムシ(レンジャー)、アリとテントウムシ(ジュニアレンジャー+リーダース)に分かれてアブラムシを陣地に引っ張るというプログラム「もぉ、私がいないとダメなんだから!!」。 アリとアブラムシは相利共生(アブラムシが甘露を提供するかわりに、アリがアブラムシの天敵を排除)、テントウムシはアブラムシを餌とする、そのような三角関係から子どもたちに分かりやすく理解してもらおうとレンジャーが身体を張っていました。
プログラム カモフラージュ
3グループに3ヵ所を回り、自然の中に隠された人工物(ぬいぐるみや玩具)を探すことで注意して観ることを意識してもらうプログラム「カモフラージュ」。 ロープ内に人工物が地面(下)だけではなく、上(枝)にも隠されており、子ども達はロープ外を歩きながら探していました。
プログラム 感覚を研ぎ澄ませ 耳(音)の感覚
4グループ4箇所を回り、聴覚(虫の音4種類を聞いてどの虫が鳴いているのか当てる)、嗅覚(木の枝3種類をそれぞれ嗅いでもらい、違いを感じてもらう)、触覚(ブラックボックスに入っている葉4種類を触って、どんな形をしているのか当てる)、視覚(虫かごや写真の中にいる虫を探し当てる)プログラム「感覚を研ぎ澄ませ」。 カモフラージュ同様、観察する『め』を養いました。
プログラム 観察 裏山で観察
プログラム 観察 ビオトープで観察
最後にプログラム「観察」が行われました。 感覚を研ぎ澄ませで伝えたかった:目だけの観察に頼らない、鼻・耳・手・目などの感覚を大切にする、虫だけではなく、虫以外の環境(住んでいる環境)も見る。 裏山では川トンボやウスハアゲハ、ナナフシなどを捕まえ、水田ではカエルやおたまじゃくし、ヤゴなどを捕まえられたそうです。 施設内体育館に入り、各グループで報告、どのような場所にいたのか、つかまえた時の様子などを報告・共有しました。
小学生の頃から、自然と親しみこの活動。 遊びながら知識を得て、さらに、観察しながら、発見することで喜びを感じることができるプログラムでした。 今回のテーマ「ムシしないで!!チューモク

(記事投稿:小松)