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2017年02月25日

平成28年度まちぴあCB講座「コミュニティカフェを作ろう」 実施報告

2017年2月25日(日)

 2月24日(土)、まちぴあが主催する講座「コミュニティカフェを作ろう」を、宇都宮市東市民活動センターにて実施しました。地域課題の解決手法として、社会貢献を目的に自主財源を確保しつつ、継続的な事業展開を行っていくコミュニティビジネス(CB)の必要性が盛んに言われています。

 その中の事業形態として人気がある「コミュニティカフェ」。地域の居場所や料理、お菓子作りなど日々の生活の中で身近にある特技を活かしつつ運営するカタチとして様々なカフェが展開されています。

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 そんなカフェ運営について、著書「コミュニティカフェを作ろう」を出版された経験をもち中間支援センターやNPO法人などで活躍されている山根眞知子氏を講師に迎え開催したのが、今回のまちぴあCB講座でした。

 地域の居場所を作りたい。空き家、空き店舗、自宅を改装して開放したい。そんな様々な想いをもった受講生の方々50名ほどが集まり開催することができました。

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 今回の講座は、コミュニティカフェとは?といった概論的・入門的な部分から、カフェ開設に至り、運営を重ねていくまでの一連の事柄について、各地の先進事例などを紹介いただきながら学んでいく講座でした。

 福祉サロンをはじめ、高齢者や主婦、子ども、学生といった様々な世代が交流することができる「地域の居場所」は、その必要性が少子高齢社会の真っ只中にある現在の日本・地域においてどんどん注目度が増しているのではないでしょうか。

 その一形態ともいえるコミュニティカフェは、公的なサロンよりも開設した個人や団体の想いや願望をより自分たち色に形成することができることから、「やってみたい」と志す方が多いものでもあるでしょう。

 しかし、そもそも普通のカフェでは実現できない事業であるからこそ、今まで生まれてこなかったともいえるわけで、今回の講座では、カフェ設立、それから運営に関る資金面、マネジメント面について語っていただいた部分が個人的にはとても印象的でした。

 まず、居場所という特性は、「誰もが」「いつでも」「どれだけいても」よい場所として開設される一面があるわけですが、その一方でビジネスとしてカフェを捉えると、回転率を上げ、材料費を考え、利益を生み出さないといけない。そんな相反する側面がそもそもコミュニティカフェにはあるというお話しがインパクトがありました。

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 その上で、開設については個人や活動主体の面々が自己資金を用意することはもちろん、活動に協力・共感してくれる寄付者(出資者)を募ることが大切で、金融機関からの融資も含め、協力を得るための「計画づくり」の重要性について触れられました。

 カフェに限らず、いくら社会に望まれていることであっても、多くの方の協力を得るためには、「やりたいことが分かる」ようにしないと先に進まない。とくに、寄付(出資)を集めるにあたってその目的、方法、返済などの流れを明確にし、アイデアレベルで具体的にしていくことが、そもそも実現のための第一歩であり、また、その計画については、自分たちが思い描く地域課題や望まれているニーズが本当に望まれているものなのかをリサーチすることが欠かせないとのことでした。

 また、公共機関を初めとした支援機関が行なっている補助金、助成金といったものも活用し、基盤整備をはじめ、新たな事業展開を模索しながら、自分たちのミッションを遂げるためのカフェづくりを行なっていき、公益性が高すぎ、その事業だけでは運営が厳しい場合には、スタッフの育成やリサーチ黒字事業の確立といった目的のもとで、これまで培ったスキルを活かし新事業を提案していくことなど、支援を受けられる期間内に、先々のことを予測しながら、旨く活用していくことなどが紹介されました。

 こうした、活動拠点・基盤の整備とともに、オリジナリティのあるカフェにしていくための「雰囲気づくり」「内装、メニューへのこだわり」といった部分での発展性も求められるものがコミュニティカフェというものなのだと理解を深めることが出来ました。

 今回の講座は、「どうはじめるか」「どんなカフェにするか」「どう運営していくか」といった3点が大きくわけて分かりやすくお話頂いたものであったと思います。

 全国的なカフェの事例を簡単に調べてみても、シェフを日替わりで分担するカフェや、日用品や福祉事業も付加したカフェ、農山村、漁村の特色を活かしたカフェや、子ども子育てをテーマにしたカフェなど様々なものがあります。

 拠点としてのカフェも、自宅を改装・開放したり、公的な施設を使ったり、日にちを決めて営業するなど様々な方法があり、自分の夢と希望に加え、カフェ運営の中でどう地域ニーズを満たしていくかということを考えるとき、

「どこからならスタートできるか」

 という部分を考え、試行錯誤をしながら地域の中で成長していくことが、事業体としてのコミュニティカフェに求められる部分なのかと考えさせられました。

 様々な形態、やり方、方法があるコミュニティカフェ。助成金などの支援情報や、地域、活動しているボランティアグループの情報など、こうした情報をもっている、まちぴあのような中間支援センターとしては、カフェをはじめとしたCBでもって地域・社会貢献を志す方々の応援をしていく使命をもっていると再認識できた講座となりました。

 そんなことで、本日お忙しい中お集まり下さった皆様。有意義な講演をしてくださった山根様、まことにありがとうございました。

(記事投稿:小倉)
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