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2016年02月22日

平成27年度「宇大・陣内プロジェクト研究ミニシンポジウム」取材報告

2016年2月22日(月)

 昨日の2月21日、宇都宮大学の「陣内プロジェクト研究ミニシンポジウム」が、峰キャンパスのUUプラザを会場に行われました。

 宇都宮大学では、2年生〜3年生の学生たちが6つほど設定されている「プロジェクト研究」という科目から一つを選択し、担当する教授の指導のもと、様々な研究活動を行っています。

 この発表会は、陣内雄次教授が主宰している、地元地域や他県に出て行って活動を行う4つのプロ研に参加した学生たちによる研究発表会で、参加学生を中心にプロジェクトに関係した企業、団体の方々など20名ほどが集まり、学生たちの一年間にわたる活動の成果を聞きました。

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 昨年も同時期に開催された発表会を取材させて頂きましたが、今年は昨年から継続の「カルビーお菓子コンテスト」「湯の花咲かせ隊」「ひろのカフェ」の3つに加え、まちぴあも関わりをもっている「平石プロジェクト」が昨年の活動計画づくりから実際の活動に移った年であるということで、それら4つのプロジェクトの成果発表となりました。

 まず、カルビー株式会社がCSR活動の一環としておこなっている「お菓子コンテスト」に関わった学生たちによる発表です。このコンテストは、宇都宮市と首都圏の小学生からアイデアを募り、優秀作品を実際のお菓子にして贈呈するという取組で、子ども達への食に関する事柄や、ものをつくる楽しみを体感する機会として、今年で6回目を数える事業だそうです。

 今年のテーマは「世界の人に食べてほしいお菓子」ということで、プロジェクト研究では、市内小学校における子ども達への声掛けや、月1回行っている委員会へ参加するなどして、企業の方達がどんな姿勢や想いでコンテスト事業を行っておられるのかを現場を踏みながら体験する活動の様子が発表されました。

 2つ目は、福島県集落支援事業「湯ノ花プロジェクト」の成果発表です。

 こちらの活動は、3年目に渡る活動で、過疎化や高齢化といった中山間地域が抱える課題や、地域振興について、現地・南会津町湯ノ花集落での学生たちと地元の住民の皆さんとの、この一年間にわたる活動の様子を聞きました。

 今年は、学生がデザインした温泉地のパンフレット作成や、2月末に予定している温泉地へのバスツアーの実施など平成27年度の活動期間において展開した新しい取り組みを紹介されました。

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 3つ目は、まちぴあ及びセンター運営団体の「市民工房」、行政(市役所:みんなでまちづくり課)、地域団体と学生が一体となって行っている平石地域における長期インターンシップ事業の発表でした。

 この事業は、一般に職場体験として短期間関わるインターンではなく、市内屈指の田園地域でもある平石地区に半年以上かけて通い、地域の方達とコミュニケーションを図りながら、地域の催事に関わるなどして、「ワカモノ・ヨソモノ」の学生たちと地域の方々が今後の地域のまちづくりを考えていくというものです。

 昨年は月1回の定例会を通して、活動計画を地域の皆さんとつくり、今年は実働の1年ということになりました。その中で大きな目玉企画となったのが、年末の時期に行われる地域の催事に併せて開催した「カフェ・いどばた」で、地域の交流拠点をつくりたいということから、試験的な部分も含めてイベントととしての開催にこぎつけました。

 開催に至るまでは、学生・地域・行政など平石地区の人材や資源を活かしつつ、市内の団体から協力を得て行うことができたこととの発表がありました。

 最後は、福島県いわき市にある、広野町の方達が避難されている仮設住宅にお邪魔して、移動カフェや駄菓子屋といった月一回の居場所活動を行う「ひろのカフェ」。

 住民の皆さんと顔見知りになり、子ども達と打ち解ける中で定例の活動に加えて、夏時期に化学実験も兼ねたものづくり企画や、自分たちで発案したクリスマス会を行ってもらうなど、学生たちのアイデアも活かしたカフェ活動の様子を報告頂きました。

 ひろのカフェについては、去る2月20日に最後の活動を終えることができ、学生の皆さんの協力があってこそ継続・実施ができたと思っております。

 ・・・以上、4つのプロ研について、学生たちの取り組みを聞いたわけですが、昨年から継続しているものについては、新たな展開を始めたプロジェクトもあり、今後の展開が楽しみなものが多く見受けられました。

 また、プロジェクトの発表の後には、活動を行ってきた学生たちと参加者によるワールドカフェが行われ、

「学生と地域が一緒に活動するメリット、問題点」

 について、ディスカッションを行いました。

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 学生たちの存在が、地域活動へのやる気を換気するきっかけになったり、地域の方々の自力や凄さを学生たちが実感したり、組織的に動いていく流れや調整法などを学べるといった利点がある一臂うで、意識の違いや、活動に関わる頻度、「活性化」というものの達成点はどんな状態であるのかの目標設定が困難であるといった課題が上げられました。

 学生たちと地域の方々でディスカッションをしてみると、スケジュールの調整や意識の違いは、どちらか一方にあるわけでもなく、地域の中にも温度差のような違いがあり、そういった「意識」を学生と地域の方が一緒になって埋めていく活動そのものが、その地域を元気付けたり、変えていくきっかけになりうるというように、意見を交換し、お互いに思考することができました。

 まちぴあやまちぴあ運営団体である「市民工房」では、来年度も平石プロジェクトに関わっていきますし、「湯の花咲かせ隊」については活動PRの部分で陰ながら応援させていただいています。学生たちの活動を応援しつつ、今後の学びと地域の活性化の動きに寄り添っていきたいと思う、シンポジウムとなりました。

(記事投稿:小倉)
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