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2015年08月26日

栃木県BBS連盟「少年非行問題シンポジウム」取材報告

宇都宮市では市民活動団体の活動を支援しようと「宇都宮市市民活動助成」制度を設けています。
平成27年度の交付団体の活動の様子や助成金の使途などについて順次ご紹介していきます。

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ステップアップ支援交付団体の一つである「栃木県BBS連盟」は、保護観察を受けている少年少女をはじめ、様々な悩みを抱えている子ども達と、同じ世代のちょっと年長の「ともだち」としてふれあうことを通して自立を支援する「ともだち活動」を活動の基本としています。
この「ともだち活動」は保護観察所のほか家庭裁判所や児童相談所などのさまざまな機関から依頼を受け、その指導のもとに行われています。
8月2日(日)、「虐待と非行について」というテーマで少年非行問題シンポジウムが栃木県弁護士会館において開催されました。

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弁護士や児童養護施設の園長、少年院の法務教官など、実際に少年少女と密接に関わっている専門家の方々がパネラーとなり、パネルディスカッションを行いました。
パネラーのみなさんからは、少年事件の流れと支援内容についての基本的なお話から、弁護士として犯罪少年と接したり、児童養護施設や少年院で少年たちと関わっている経験を通して、みなさんが考える「虐待と非行」の関連性についてお話がありました。

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みなさんが共通しておっしゃるのは、子どもたちは虐待されたから非行に走るのではなく、虐待されたことで家庭に居場所がなくなり、外で悪い大人たちと関わってしまうことが非行に繋がっている場合が多いということです。また、虐待された経験によって、自分が傷ついているままでは人を傷つけたことを反省できない、彼ら自身の虐待の傷を癒すことで共感性を芽生えさせ、深く内省させることに繋がるという話もありました。

パネラーのみなさんからのお話の後には、参加者のみなさんからの質問にパネラーのみなさんが丁寧に答えてくださいました。参加者のみなさんからは、子どもたちと関わる現場視点だけでなく、親視点での質問などが数多く投げかけられました。
また、シンポジウムの中では助成金で購入した参考図書について紹介があり、今後、勉強会や会員のスキルアップとしても使用される予定です。

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今回のシンポジウムには、子どもたちと関わる実践者など児童福祉に関わる組織等から約15名の参加者が出席しました。閉会に際して、主催者から参加者のみなさんに対して、「自分たちでできることをやりましょう」という言葉がありました。

今回のシンポジウムがきっかけとなり、参加者のみなさんがそのような認識を持ち、また、今回聞いたお話や気付きをより多くの人たちに拡げていただけることに繋がれば良いと思います。

なお栃木県BBS連盟では、今年度中に別のテーマでもう1度シンポジウムを開催する予定です。
次回のシンポジウムでも、新たな気づきと、参加したみなさんの繋がりが生まれることを期待します。


【参考URL】
日本BBS連盟
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