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2015年03月26日

3.11直前の気仙沼を訪問。ネットワークオレンジ小野寺 美厚さんたちと出会う



NPO支援の師匠 せんだいみやぎNPOセンター元代表 故加藤哲夫さんのご縁で、気仙沼で講演をさせていただいたのは、東日本大震災が起こる5日前のことでした。現地で発達障がいの子供たちをケアし、将来の雇用先を生み出すための町おこしもしているNPO法人ネットワークオレンジ主催のセミナーでした。私は、前日に現地入りして、港に面した昭和レトロの街並みと味のある商店街に見とれました。写真を撮影してスライドを作り、Youtubeにもアップして、市長も交えた地元の有志に「貴重な観光資源」である旧い街並を活かそう!アピールしよう!と呼びかけたのです。

悲しいことに、その直後に地震と津波で街ごと流されてしまいました。あまりの惨事に言葉を失い、茫然自失の日々を送りました。しかし、その後、現地を訪ねるたびに、厳しい中から再生しようとしているNPO有志に逆に勇気をいただきました。現地の心ある企業や個人に呼びかけて、まちおこしに燃える社会起業家教育のセミナー「気仙沼みらい創造塾」や、販売実践のための「東北復興マルシェ」なども開催する姿に心打たれました。

その後も定期的に現地で講師も努めて、今では、ネットワークオレンジの理事も拝命して、応援することになりました。世界的な自然派化粧品メーカーであるロクシタンなどの企業の協力も得ながら、地元の役所でも、観光協会でもなく、福祉系のNPOが懸命に町おこしに紛争する姿は、まちおこしの大きなヒントと勇気を与えてくれるのです。同NPOが、ソーシャルメディアで積極的に活動を発信していなかったら、こうした協力は得られなかったでしょう。NPOと、行政や民間企業がソーシャルメディアも活用しながら連携することで、より大きな事業を行って成果をあげることができるのです。

▼ネットワークオレンジ
 http://network-orange.jp/