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中村順子さんの確信A [2009年02月07日(Sat)]
【投稿】レポーターS

 NPOマネジメント講座(2009.1.17 宮崎県立図書館)レポート

 阪神淡路大震災から始まった中村順子さんのNPO活動は、
圧倒的なパワーを見せる第一世代のもの。これを、いかに
第二世代に伝えるか、熱くアツく語ってくれた。

 宮崎のNPOは、今、第1世代が、まさに脂がのった状況だが、
今のうちから考えとかんとアカンよ、みたいな話だった。

 CS神戸が設立を支援した多くのNPOの失敗例、成功例から
学んだことを、ここでは活字にできないほど、赤裸々に語られた。

 数々の事業例は、CS神戸のホームページに掲載されている。

 NPOマネジメントについては、H17.02.06宮崎市民プラザの
講座レポートを、【再録】で紹介したい。

*****************************************************
「これがNPOの中間支援だ!」

日本人が、ボランティアを意識するきっかけになった阪神淡路大震災。
神戸の地で、被災者の力になる、ボランティア活動を、継続的な事業
にする、災害時に機能するコミュニティをつくる、そんなNPOの
中間支援を、10年間実践してきた中村順子さん。

 これからの宮崎のNPOに必要な成功事例、失敗体験を、
「コミュニティサポートセンター神戸」の中村理事長に聞くために、
宮崎のNPO法人が、県の委託事業のNPO講座の特別編として企画。
事業予算は、宮崎のNPOが見つけてきた。

 予算の範囲内でしか事業を考えられない行政と、
地域の課題を解決するために必要な事業を考えるNPOの違いを感じた。

 2月6日に実施されたNPOマネージャー養成講座は、 かなり具体的だった。
午前中は、NPOマネジメントの概論。 まず、神戸の事例をスライドで紹介。
神戸で、どんなNPOが立ち上がって、地域の課題を解決しているか。

 一人暮らしのお年寄りが集う場所が必要になった。
東灘区で25箇所の医院で「ふれあいサロン」を立ち上げた。
民生委員とNPOが協力した。

 西宮市では、お風呂屋さんの協力で、「湯ったりサロン」をつくった。
これは、介護予防事業に発展している。

 神戸市が社会福祉協議会のみに委託していた事業に参入した。
オアシスカードというポイント制のカードをつくった。
ポイントがたまると、大衆演劇や温泉に行ける特典がある。
料金の15%を、CS神戸にプールして財源にした。

 公園の緑地を、市民が管理する花壇にした。
車いすでも利用できる高さにして、花壇の下は、生活用水の
貯水スペースにした。災害の時、飲料水は支援物資で届くが、
生活用水に困るからだ。

 商店街の空店舗が図書室になっている。
場所を提供しているのは、配食サービスのNPO。
もともとは、ボランティアの炊き出しを担当したおばちゃんたちだった。

 一人暮らしのお年寄りの栄養管理のお弁当を配る。
お金の力を借りないと事業継続は難しいので、
有償ボランティア(最低賃金以下のお金をもらう)に切り替えた。

 その時、無償にこだわる半分のメンバーが離れた。
一方で、お小遣いになるからいいと新しいメンバーが加わった。
今では、全員が70歳以上。年金以外の収入が嬉しい。
商店街の図書室は、NPOの社会貢献事業として続けている。

 郊外の大型団地で、ショッピングセンターが撤退した。
跡地の利用を相談された。
有機野菜を販売するNPOと コミュニティレストランを運営する
NPOのタイアップ事業にした。

 指定管理者制度を先取りして、2000年から、文化ホールを
CS神戸の直営で運営している。
NPOが参加するのは、管理+情報の受発信のためだ。
管理するだけではなく、新しい価値をつくるのがNPOだ。

 こんなCS神戸の実践事例を、惜しみなく公開している本が
「コミュニティ・エンパワーメント」。
「NPO活動に取り組む人々にはすべての道しるべを具体的に
書き込んだ、最高のロードマップ」 と掘田力さんが紹介している。
 http://www.cskobe.com/
街が元気だネット事務局も、当日、中村順子さんのサイン入りで
購入した。

 NPOの組織運営のポイントは「最後に組織をつくる」こと。
まず、「使命」。解決すべき課題、本来の目的をしっかり押さえる。
事業が行き詰まったら、もう一度、地域のニーズを見直す。

 次に「顧客」。サービスの利用者と提供者、支援者がNPOの
顧客になる。

 次に「事業」。誰のために、何を、どこで、どれくらい、いつまでに
やるのかを考えて事業化する。

 最後に「組織」。事業を運営するための適正な総会、理事会の運営、
事務局スタッフを考える。

 ここで、宮崎のNPOから、組織を先につくったので、組織を維持する
ための運営になったという報告があった。
        
 組織の中核となる機関は「3〜5名の多彩な人材で構成すること」。
2人なら、ケンカしたらつぶれる。
3人なら、組織内で対立しても、1人と2人に分かれるので、2人から
再出発が可能。6名以上だとまとまらない。

 そこで求められるのは、
@リーダーシップ、Aマネージメント、Bコーディネート
この3つの機能を3〜5名でやるのがいい。
CS神戸の体験から生まれた法則である。

 多彩な人材で構成するのは、
同種のメンバーで構成された組織が、いつも揉めていたから。
老若男女がいると、違う価値観があるので解決策が見つかる。

 リーダーの資質で大事なのは、最後までリスクマネジメントを
引き受ける人。そんな人が現れた時、NPOがカタチになる。

 午後からは、自分たちのNPOの「強み」「弱み」「機会(追い風)」
「脅威」を記入して発表。問題解決の方向性を見つけることを
講座の目的にした。

 宮崎のNPOが苦労しているのは、味方づくり。
常勤スタッフの回りに有償ボランティア、その回りに無償ボランティア
がいる。有償ボラ、無償ボラは「必ず入れ替わる」という前提で
事業を進める。

 しんどくても、ボランティアが参加できる仕組みをつくらないと、
スタッフが確保できなくなり、NPOはじり貧になる。

 CS神戸は、必ずボランティアを導入することを、リーダーに
義務づける。事業のたびに、ボランティアを募集する。
300枚のチラシを配って、1〜2人の応募がある。

 ボランティアとCS神戸で「合意書」を作成する。
兼務だがボランティアコーディネーターがいる。
2ヶ月に1度、コーディネーターのヒアリングで、軌道修正する。
このフォローを始めてから、ボランティアの定着率が上がった。

 NPOがボランティアを抱える意味は、情報公開のためでもある。
ボランティアが関わらなかったら、スタッフだけなら「会社」になる。

 CS神戸には、いつも2〜3人の起業研修生がいる。
半年の研修でNPOを立ち上げ、プロジェクトリーダーに育っていく。

 スタッフの研修は、年2回、集中してやる。
夏は1泊2日。冬は、午後から夜まで。

 月に1度、夜7時から、事務所が会費千円のバーになる。
毎回、ゲストを呼ぶ。スタッフは、想いを吐き出す。
この場で、事業化のアイデアが出る。

 宮崎には、行政職員とのつきあい方で悩むNPOも多い。
神戸市は、6年前から、NPO企画の職員研修を実施している。
10〜15箇所のNPOを、職員2名づつで体験する。
地域別のつどいを開き、研修に参加した職員とNPOのリーダーが
「協働」について話し合う。

 行政職員には「異動」がつきものなので、「必ず、文書で残す」
ことが中村さんのおすすめ。

 講座の参加者から、行政に相談に行くときは、文書にしたメモを
持参すると、担当で止めないで、上に復命するという公務員の習性も
明らかにされた。

 これからは、企業人も研修したいと中村さんは言う。
団塊の世代が粗大ゴミにならないようプログラムをつくったけど、
参加者が10名しか集まらない。
今度は、社会貢献を意識している企業にアプローチする。
   
 「人は、待ってても来ない!」
NPOから、いろんな接点を求めていく。

 CS神戸は、NPOの情報発信事業も実施していた。神戸市の委託で
「NPOデータマップ」をつくった。

ホームページの立ち上げに200万円、サーバー管理は、別に専門会社に
委託し、CS神戸には、毎年、50万円の運営費が出る。

 待っていても情報は来ないので、7名の特派員がCS神戸に情報を
送る仕組みがあった。

 1万円の券を売ると、5千円がNPOにバックされる優雅なパーティー
もある。赤い羽根の募金は、1%未満しかNPOに回らないので、
白いリボンの募金を始めた。
               
 NPO研修ツアーもやっている。
宮崎では、飲んだ時の話でしかなかったことが、神戸では実績に
なっている。

 「これがNPOの中間支援だ!」と叫びたくなった。
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