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チャイルドラインみやざきの研修 [2009年03月04日(Wed)]
【投稿 レポーターS

 街が元気だネット!のNPOレポートを再録します。

 チャイルドラインみやざきの事業報告書に、参加者の声として
掲載されたレポートです。

 2005年10月30日(日)に、宮日会館で開催されました。

     〜子どもの心を聴こう〜

 イギリスのチャイルドラインは、24時間365日フリーダイヤル。
サッチャー首相の時から、1/3を国が補助。ダイアナ妃がチャリティの
先頭に立った。

 日本でチャイルドライン推進議員連盟の事務局を務めた保坂展人
さんは、9月の総選挙で復活した。話題の東京比例区で、社民党
候補として当選。自民党の候補者名簿が足りなくなるという事態を、
支援者は、パンドラの箱の底に残された最後の「希望」と言った。

 チャイルドラインみやざき運営委員会が企画した講演&シンポ
「子どもの心を聴こう」は、チャイルドラインに届いた子どものSOSを
受け止め、社会に問題提起しようというイベント。
10月30日(日)に宮日会館で開催された。

 基調講演の講師は保坂展人さん。教育ジャーナリストとして、いじめ
の現場を数多く取材し、留守電で、相談ダイヤルも開設していた。

 どの学校で起こっても不思議ではないと思われた佐世保事件のルポ
「佐世保事件から私たちが考えたこと」を、直接、語ってくれた。

 マスコミが一斉に引き上げる(と予想された)終業式の日に佐世保
入りして、前日までほぼ取材拒否をしていた関係者から話を聞いた。

 いくつかの原因と思われる出来事があった。それは、どこの家庭でも
起こりそうなことだった。結果が出てみると、なるほどと思うが、事件に
ならなければ、親は気づかない。

 社会問題になりつつある「引きこもり」の多くは、いじめられた過去が
あり、いじめがなくなってからフラッシュバックして、自分を責めている。

「おまえはダメだ。」と言われた人が、「自分はダメだ。」と思い始める。

 第2部のシンポジウムも、具体的で、参加者が大きくうなずく話ばかり
だった。小児科医の佐藤氏が、2歳までは、テレビ、ビデオを見せるな
と言うのは、光刺激にさらされた赤ちゃんの前頭前野に血液が流れ
ないで、コミュニケーション障害が起こるから。

 チャイルドラインみやざき事務局の後藤さんは、子どもたちが「安心
してしゃべる場」をつくっている。いじめのことを親に言うと心配する。
学校の先生には言ってもムダだと子どもたちは言う。

親も先生も、子どもの話を聞く気持ちはあるけど、「受け入れる」
空気がない。子どもたちが発信しているサインに気づいてない。
今、話したいことを聞いてあげることが大事だと言った。

 コーディネータで精神科医の細見氏は、子どもの話を黙って聞く
ことが、親には難しいと言う。つい、親の意見を言ってしまう。
無言の業で、「一緒に考える」ことが大事だ。

 親にとって、無言の業は難しい。
「たいへんだね。」「よく頑張っているね。」という肯定のメッセージだけ、
判を押したように、繰り返し言ってあげる。

「問題は必ず解決する。」「何年でも待てる。」というタフなラブ。
忍耐強さが必要。そうすれば、子どものサインを見落とさない。
心を聴くことができる。子どもの方から発してくれる。

 問題を抱えた当事者が、一番聞きたい、具体的な話があった。
親の価値観を押しつけ、親が言いたいことだけ言うのではなく、
子どもと一緒に考える。

 「子どもの心を聴こう」とすなおに思った講演&シンポジウムだった。

【街が元気だネット 事務局S】
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