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小野寺 牧子
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石のペーパーウエイト[2024年10月06日(Sun)]


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9月に、盛岡青松支援学校で美術の授業をしてきました。


アクリル絵の具で、


石に美しい、かわいい、すてきな模様を描きました。


生徒たちの反応が楽しくて、


あっという間に時間が過ぎていきました。


それぞれの出来栄えに


みんな満足です。


鑑賞会では、互いの作品の良さを感じ取り、


表現と鑑賞一体化した授業になりました。


ご依頼いただきまして、ありがとうございました。




当教室は、


臨床美術(クリニカルアート)の普及活動に力を入れています。


ご興味のある方は、お問い合わせください。


ご予算がある場合、それに沿うようにご提案させていただきます。


まずは体験してみてくださいね。
水面の美しさを立体に描く[2023年07月09日(Sun)]
池、川、海、水溜まり、用水路、


水のある所、



その表面は、みな水面といいますね。


でも、それを


「すいめん」と呼ぶのか、


「みなも」というのか、


その物を前にすると、


微妙にニュアンスが違い、


その時の気分に合わせて言ってしまいます。


それで、


今回は、「みなも」としました。


我が家の周りを散歩していると、


見つけました。


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こんなにも美しい睡蓮の花が咲いていたんだ。



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みなもに光や風景が写りこんでいます。

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こちらは、湧水が小さな川になって流れております。


ちょっとした段差の所では、


強い音が聞こえ、


水しぶきも上がっています。


川は、こんなにも


いろいろな表情をしているのですね。


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話が弾んだ後は、


静かに制作に入ります。


にじみの美しい


ペンスタンドが出来上がりました。



鑑賞活動 成長する形[2021年02月27日(Sat)]
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植物の種類の数だけ種はあります。

色、形、大きさ、模様、、、

色々あります。

子ども達の考えた種も千差万別です。

その種から描かれた根や茎、葉っぱ、花もそれぞれです。

みんな違って、みんないい。

自分の作品に満足できるからこそ、

友達の作品の良さも見つけられ、

安心して鑑賞しあえる雰囲気。

望ましい鑑賞活動の姿が見えます。

この絵を描きながら、

子どもたちは自分の姿を投影している。

この子どもたちは、どんな風に成長していくのか、

楽しみを感じさせる作品です。

素焼きから作るカボチャの絵[2021年02月06日(Sat)]
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これは、テラコッタタイルにアクリル絵の具で描いています

陶芸窯のある高校では、

テラコッタタイル自体

自分たちで制作しました。

土に描くという体験もさることながら、

それ自体を自分で作るという

新しい体験。

生徒は、2度作品の完成を楽しむことができます。

与えられた紙に

「うまく」描くことのみ考えて描くのと違い、

自分の感性を最大限活用して描く作品には、

自然と愛着がわいてきました。



テラコッタタイル作りに1時間、

乾燥1週間、素焼きした後、

カボチャの絵を描くのに1時間

鑑賞会は、次の時間に行います。

充実した制作活動になりました。

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コースターに描く[2016年12月25日(Sun)]
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〇、▽、□という条件でのお絵かき。

描きたいものがあった子どもは戸惑いを見せていましたが・・・

条件を守りながらも、サンタさんや雪だるまなど、

今の季節にぴったりの絵を描くことが出来て、

満足感いっぱい、にこにこしていました。

それだけでもお気に入りの絵でしたが、

カバーフィルムで覆ったら、画面が素敵に変身。

わずかこれだけのことでもずいぶん印象が変わりました。

早速家に持ち帰り、コースターとして使いたいと張り切っている子どももいました。

思いがけず、子どもたちへのクリスマスプレゼントになり、

今日も幸せな一日でした。



このアートプログラムは、色鉛筆で描きます。

今回は、混色の練習をしてから、本番に入りました。

そのため、色を塗りこむ過程では、

思い思いに作りたい色を混色しながら描いている子どもが多く、

出来上がった作品は深みのある色が出ていました。

事前の短時間練習では、何を目的にするかが重要だと思いました。



もう一つ、課題を見つけました。

雪だるまなどという特定の形ではなく、

気の向くままに不定形の模様を描かせたい目的を持っていた私は、

子どもたちの反応に一瞬戸惑いました。

どのような働きかけ、問いかけをしてくかで、

子ども達の反応は違ってきます。




今日も喜びと学びの大きいセッションとなりました。

教育にはゴールはないですね。

日々勉強であると思います。
小学校PTA行事[2015年12月01日(Tue)]
参加者70名強。

臨床美術士1名。

どのようになるか、一抹の不安がありましたが、

担任の先生が、

ビデオカメラを設置してくれたので、

描き方の説明がスムーズにいきました。

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終わってみれば、

大成功のPTA行事になりました。

親と子どもが、

一つのことを一緒に行うPTA行事。

その内容としても

臨床美術はふさわしいと思いました。

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ビデオカメラを使いこなし、

何名になろうと、

ご依頼を承る自信もつきました。

ご興味のある方は、

お問い合わせくださいね。
おすすめの本 芸術体験の転移効果[2015年10月12日(Mon)]
芸術体験の転移効果 最新の科学が明らかにした人間形成の真実
クリスチャン・リッテルマイヤー著
遠藤孝夫訳

これは、今年9月に発売されたばかりの本です。

芸術教育がいかに大切か、

芸術教育の研究の道しるべとなるような内容が書かれています。

私の研究の方向性が見えてきました。

皆さんにもお勧めします。

ぜひ読んでみてください。

本の帯に、平田オリザさんの推薦文が書かれています。

以下、ご紹介します。

『本書は、芸術教育がなぜ人格形成によい影響を与えるかを、

科学的に多角的に証明した画期的な内容となっている。

芸術教育に携わる方々はもちろんだが、

教育に携わるすべての人々、

また教育予算(特に芸術関連予算)を減らそうなどと、

・・・行政関係者に、

ぜひ読んでいただきたい。

芸術教育は、

「やった方がいい」といった類のものではなく、

やらなければ子ども他の成長が著しく阻害されるものだということが、

心底理解できるだろう。』

自然物を観察して絵を描く[2015年09月15日(Tue)]
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モチーフは身近にあるもの。


そのことに改めて気づかされたアートプログラムでした。


たくさんある葉っぱ。


種類によって、葉の形も色も様々です。


緑色といっても、その種類の多いこと。


あれもこれも集めてしまいました。


また、石ころだって、貝殻だって、


昆布や煮干しだって


モチーフになるのです。


モチーフ集めもこんなに楽しいなんて。


カラフルパズルのアートプログラムを実施する時は、


赤、青、黄、白、黒を基準に、


オレンジ色、桃色


紫色、水色


緑色、黄緑、青緑


茶色、灰色


各色揃うようにモチーフを集めます。


9月は、Arp菜園で採れた野菜がたくさんあるので、


モチーフに事欠きません。


モチーフがそろえば、授業は100パーセント成功します。


今回も、楽しいアートワークでした。


子ども達の笑顔と、


子ども達が満足した作品に出会えて、


幸せなひと時でした。


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フェリシモ500色の色鉛筆寄贈学校アートワーク


クリニカルアートをすすめる会・いわてが企画し、


NPO日本臨床美術協会と


(株)フェリシモ基金の協力を頂いて、


岩手県内被災地の学校に寄贈アートワークしています。


来年度も実施する予定です。


応募される学校が増えることを願っています。


イチゴの水彩画[2014年06月13日(Fri)]
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美味しそうないちごです。

つやつや光っています。

実は、私の家庭菜園で採れたイチゴです。

イチゴは生命力が強く、どんどんランナー(子株)を伸ばし、増えていきます。

イチゴを育てて知ったこと。

@イチゴの苗は秋に植える。

私の場合、苗は買いません。この子株を使います。

A子株から子株が出てきます。

親株からすれば、子どもや孫ということですね。

太郎、二郎、三郎と専門家は名前を付けているそうです。

B放っておいてもよく育つ。

水をやり忘れていても、元気いっぱいのいちごたちでした。

C葉の大きいものは、実も大きい。

だから、翌年のために子株をとる時は、葉の大きい株のランナーを選びます。



そうやって育てたイチゴをモチーフに描きました。

牧子圧縮画像.jpg
たらし込みの技法を使っています。

じわじわと水彩絵の具が広がっていくのが楽しいです。

静子さん圧縮画像.jpg
イチゴの種を白くしたいと頑張りましたが、思うように表現できません。

すっかり乾いてから描くことにしました。

納得いくまで描きこみました。

まゆみさん圧縮画像.jpg

どんどん大きくなってイチゴではないみたいとおっしゃっていました。

「赤カブみたい!」

「では、今日は赤カブの水彩画という題にしましょう。」

と言ったら、みんなで大笑い!



「でもやっぱりイチゴにしたいですね。もう一度描くと今度は納得いく絵になるかもしれませんよ。家でも描いてみてください。」

そういって2枚目のワトソン紙をプレゼントしました。

やる気に満ちた輝く目をして、受け取ってくれました。ありがとうございます。


描く度に、イチゴを観察することが大切です。

五感をフルに使って観察します。

もちろん、食べて味を確かめるのも大事です。

そして、何枚も何枚も描くうちに、

たらし込みの妙味を覚え、水彩画の技術も向上します。




臨床美術は、楽しみながら技術も身に付けることが出来る。

今日も臨床美術の魅力を発見しました。
「風の抽象表現」[2014年04月02日(Wed)]
そよ風、寒風、すきま風、南風、春風、台風・・・・・

風にいろいろな名前がありますね。

その中で、


木の芽風(このめかぜ)


という言葉を生徒さんに教えていただきました。

俳句をたしなんでいらっしゃるご婦人です。

今、俳句を考えていたということで、ぱっとこの言葉が出てきました。


木の芽風 : 木の芽どきに吹く風。 [季] 春。 《 金堂の扉を叩く− /虚子 》
(三省堂 大辞林より)


素敵な言葉ですね。



さて、思いっきり風になったつもりで、

風の音や動きを感じながら、

身体全体で表現します。

もう、完全に造形遊びです。

描きすぎたら、消せばいい。

消すというより白を描くという感じで。


素敵な台紙に貼ったら、

こんなに素敵な作品になりました。

楽しんだ後は、作品として楽しめました。

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