
イチゴの水彩画[2014年06月13日(Fri)]
美味しそうないちごです。
つやつや光っています。
実は、私の家庭菜園で採れたイチゴです。
イチゴは生命力が強く、どんどんランナー(子株)を伸ばし、増えていきます。
イチゴを育てて知ったこと。
@イチゴの苗は秋に植える。
私の場合、苗は買いません。この子株を使います。
A子株から子株が出てきます。
親株からすれば、子どもや孫ということですね。
太郎、二郎、三郎と専門家は名前を付けているそうです。
B放っておいてもよく育つ。
水をやり忘れていても、元気いっぱいのいちごたちでした。
C葉の大きいものは、実も大きい。
だから、翌年のために子株をとる時は、葉の大きい株のランナーを選びます。
そうやって育てたイチゴをモチーフに描きました。

たらし込みの技法を使っています。
じわじわと水彩絵の具が広がっていくのが楽しいです。

イチゴの種を白くしたいと頑張りましたが、思うように表現できません。
すっかり乾いてから描くことにしました。
納得いくまで描きこみました。

どんどん大きくなってイチゴではないみたいとおっしゃっていました。
「赤カブみたい!」
「では、今日は赤カブの水彩画という題にしましょう。」
と言ったら、みんなで大笑い!
「でもやっぱりイチゴにしたいですね。もう一度描くと今度は納得いく絵になるかもしれませんよ。家でも描いてみてください。」
そういって2枚目のワトソン紙をプレゼントしました。
やる気に満ちた輝く目をして、受け取ってくれました。ありがとうございます。
描く度に、イチゴを観察することが大切です。
五感をフルに使って観察します。
もちろん、食べて味を確かめるのも大事です。
そして、何枚も何枚も描くうちに、
たらし込みの妙味を覚え、水彩画の技術も向上します。
臨床美術は、楽しみながら技術も身に付けることが出来る。
今日も臨床美術の魅力を発見しました。