代表の小舘です。
2016年1月に発足したLforLは、おかげさまで2018年の1月で2周年を迎えました。

発足当初は、地域活動が円滑に行えれば良いと思い、活動の「ハコ」を作るイメージで作った団体でしたが、偶然が偶然を呼び、おかげさまで多くの方々と活動をご一緒させていただき、活動範囲を広めることができています。せっかくの機会ですので、これまでの活動を振り返ってみようと思います。
立ち上げのきっかけ
LforLを団体として立ち上げることになったきっかけには、2つの出来事がありました。
1つ目は
流山おやこ劇場で立ち上げた「まなぼの会」です。
私は3歳の頃から、この流山おやこ劇場に参加していて、2018年で25年目を迎えます。活動はキャンプや外遊び、舞台鑑賞などで、仲間と共に楽しい日々を過ごしていましたが、大学、大学院、社会人と進むにつれて、
「何か新しいことを自分が始めたい!」とう気持ちが増していました。
そんなタイミングで、小学生が抱える自由研究について問題意識を持っていた私は、2015年夏に流山おやこ劇場の皆さんの協力の元、「まなぼの会」を立ち上げました。この活動では、子どもたち一人ひとりと大人スタッフが共に自由研究のテーマを考え、最終的に17人17テーマの自由研究の発表を行うことができました。
この活動で得た私の学びは、
・自分から動き出すことで、新しい出会い、成長する機会が舞い込んでくる
ということでした。
そして、もう一つの団体立ち上げのきっかけは「
まちづくり人養成塾」でした。
この養成塾では、地域活動のプランを考え、実行する力を養うことができました。また、いまだに交友のある流山市民の方々と出会うきっかけになりました。正直、年齢層が私と全く異なっていたので、ママ目線、パパ目線、行政目線など視点の違いに戸惑うことも多かったですが、自分と同じような考えを持った人の中に飛び込むのとは全く違った、市民としての皆さんの考えを聞くことができて、学びがとても多かったです。
ここで考えたプランを実行するためにも、「ハコ」として団体を作ろうと考えました。
市民団体登録、コラボ企画の開催へ
団体を市民団体登録してから、最初に行ったコラボレーション企画は、今も定期的に続けている「
モリカツっ!!」でした。流山ボーイスカウト第三団ビーバー隊の隊長、福住さんとの不思議な出会いをきっかけに、忍者修行と題してスポーツ鬼ごっこや紙飛行機の修行を行いました。ビーバー隊の皆さんにも好評で、我々のメンバーも楽しく活動できていて、2月には第五回を行う予定です。
それからの活動は、トントン拍子に広がり、
・流山おやこ劇場とコラボした「
青年忍者」
・Lの活動費を賄うためにコーヒー屋さんとして出店する「
Coffee Funding」
これ以外にもメンバーそれぞれは自分が興味のある地域活動に参加し、
子どものまち、
ナツイエ、
おとえん、
流山本町を紹介する動画作製のお手伝いなど
それぞれ自由に、活動を行ってきました。
私は代表として、活動を発信する貴重な機会もいただき、
・
地域クラウド交流会・
シビックパワーバトルで登壇させていただきました。
団体の代表として、流山市民の代表として、こうした機会をいただけたのは非常にありがたく、日常では得られない、何にも代えがたい体験でした。
やがてこういった活動自体が、地域活動の問題点と、我々の存在意義をくっきりと映し出すようになってきました。
私が考える地域活動の問題点は2つ。それは
「
地域団体同士の連携」
「
世代の空洞化」
です
素晴らしい組織や活動はたくさんあるのに、地域に浸透しない。
組織毎にメンバーが固定されているため組織間の交流が少ない。
子ども、パパ、ママ、シニア世代に参加者が偏り、
子どもにとってお兄さんお姉さんとして親しみを持てる青年世代の地域参画が少ない。
などなど、、、
そしてそれらに対するL for Lの存在意義が
「
組織をつなげること」
「
世代間をつなげること」
の2つです。活動を進めていくうちに、これらの問題に直面し、活動が活発になれば自然と解決されていくことを実感しました。
明確な目的持って始めたことばかりではありません。しかし、これまでの活動を振り返ってみると、
目的を持って始めたことよりも活動自体が目的を作り上げたことが不思議と多いことに気づかされます。
まとめ
これまでの活動は必ずしも全て思い通りに進んできたわけではありません。それでも、「何か新しいことを始めたい!」と思って一歩踏み出したことで、新しい出会いや挑戦する機会に出会うことができました。また、活動を行うことで地域活動の問題点、我々が貢献できることを見つけることもできました。
地域活動は緊急に何かしなければならないものではないと思います。緊急事態はいつも仕事だったり、家庭だったりに起きるものですが、それでも地域活動は「緊急ではないが重要なこと」で、月に1度の活動でも、25年続けるとそれがまさしく人生の一部になる。と私は捉えています。
これからも「隗より始めよ」の精神でまず行動し、自分にとって楽しく、関わってくれる人の人生が豊かになるような、そんな活動を続けていきたいと思います。

文責:小舘直人