病気 (9)口蹄疫について調べたら [2010年06月12日（Sat）]
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宮崎を襲った口蹄疫のことについて、地元の人たちからいろんな話を聞く…本当にいろんな話が出てくる。パンデミックで、地域社会がパニックに陥るとあることないこと尾ひれがついて話が飛び交う。
風評被害という奴が、独り歩きしてくる。恐ろしいというか笑っちゃうというか、もうどうでもなれという感じです。そんな中、だーひょーりじは昨夜からいろんな情報をまとめています。これから書くことは笑い飛ばしちゃっていいのもあるけど、今宮崎の人は車で県外の市場や、動物園に行って嫌な顔をされたり、拒否されたりするそうです。同じように口蹄疫が発生した韓国や中国からの観光客は日本国中ウェルカムなのに、宮崎の人はダメだなんてちょっとおかしくないですか？ 以下、だーひょーりじが知ってる2次被害や3次被害やウワサの類です。（裏はとってませんので信憑性に欠けることは予めご了承ください） ① 高鍋町は全産業で昨年の売上対比で４０％減。（これは2週間前の数字で現段階では５０％マイナスを超えている）また都農町や川南町では８０％減近いマイナスとなっている。 ② 家畜関係以外のいろんな施設が閉鎖。動物園はまだしも、競技場や体育館等の体育施設、図書館や博物館といった文化施設、そして公民館まで！自治会の活動もなし、学校行事も延期、夏休みのプールの開放も中止！ ③ ホテルや飲食業でで休業するところがいくつも出ている。ゴルフ場もキャンセル続出！休業からちゃんと営業再開できるかどうかは不明。 ④ 運送業は荷物が激減したうえに、宮崎ナンバーの車を他県では施設に入れてくれない場合もあり、わざわざ車を買い換えて他県のナンバーをとることも！ ⑤ 埋却処分で多くの行政職員や、ＪＡ職員が行っているが、人手が足りないうえ、視野の限られた防護服を着て慣れない作業をしており、怪我をする者も続出 ⑥ 宮崎産のマンゴーを出荷した農家に「宮崎産」の品物は今後取引できませんと、そのまま送り返されてきた。 ⑦ 屋外でのイベントのみならず、ほとんどのイベントが中止または無期限延期。イベント関連業者（イベント企画、広告関係、印刷関係、音響関係）の屋台骨がぐらついている。 ⑧ 新聞、テレビ局などメディアにおいては、イベント中止や、移動の自粛などで広告収入がガタ落ち！ ⑨ 発症した農家の子どもに対し学校に来るななど差別が起こっている。 ⑩ 飲食店、タクシー、人が集まる施設や観光地、飲食業や観光業、流通、行政、とにかく一次産業から三次産業まで、メタメタ影響受けてます。 東国原知事が就任してからお客が驚異的に増えた物産館も人がまばらな状態で、就任前よりも悪いとか…宮崎の観光客が増えたと喜んでいたのもつかの間、3年分の利益を全部吐き出しても足りないぐらい、宮崎全体の経済は今落ち込んでいます。 そんな中、今回の口蹄疫の原因についてもいろんな噂が… ① どこかの政党が無理やり外国人の研修生を受け入れてくれとゴリ押しした ② 沖縄から遠くに移転したくない米軍が、ウィルスをまき散らした ③ 安藤前知事の怨念 ④ 民主党の嫌がらせ ⑤ 農協が風評被害を恐れ報道管制を行ったため拡散した などあることないこと、笑ってしまいそうな「犯人探し」も宮崎では何もすることがないので噂ばかりが飛び交っています。本当に、人が動けない、金が落ちない、市民生活ができない状況を誰が想像したでしょう？だーひょーりじも、まさかこんなになるとは思っていませんでした。県外での報道だけでは「宮崎の畜産農家って大変ですよね？エース級の種牛は大丈夫ですか？」ってな話だけで留まっており、宮崎県民がどのような状況におかれているか正確には報道されていません。また政府から埋却される家畜を補償されることが決定した畜産農家への風当たりが出てきています。畜産農家は被害の補償があるけど、2次被害者、3次被害者には何の補償もないからです。 正直辛いです。こんなことで地域の人たちと言い争うこともしたくありません。早くこの状況から抜け出せればいいのですが、全く先が読めないし見えない。台風や地震の災害ならみんなで頑張ろう！復興しようぜとなるわけなんですが、この「口蹄疫」って奴は、人間の健康を害するわけでもなく、建物を壊すわけでもなく、それでも市民の生活を確実に蝕んでいます。 たぶん戦後の日本の誰もが経験してない「疑似・戒厳令」を宮崎の県民はいま体験しているのでしょう。だーひょーりじは、この状況を少しでも多くの県外の人に知ってほしいと、いや知らせるべきだと思います。 口蹄疫ウィルスは熱に弱いといいます。今日から宮崎は梅雨入り、梅雨が明けて早く暑くなって1日でも早く正常な社会に戻って欲しいです。  写真は川南町の畜産農家・森本さん提供 |
