「パシフィック・リム」は男の子だった男たちの暴走妄想映画だ!(ネタバレあり) [2013年08月09日(Fri)]
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いろいろ文句はあるだろう。何でロボットじゃなきゃいけないいんだ?兵器でもいいじゃないか?何で最初から飛ばないんだ!森マコに色気がない!最初から必殺技使えばいいじゃん!国連は何やっているんだ?とかツッコミどころ満載の「パシフィック・リム」。確かにCGは素晴らしすぎていいのだが、どうしても巨大生物=怪獣やロボットの動きが早すぎる。重量感が全くない。細部にこだわった、些細なカット(例・海底での戦闘シーンで魚群が方向を変えたり、爆発で魚が吹き飛ばされたり、壊されたビルのオフィスで動き出すバランスボール等)も素晴らしいのだけど、やはり作り物感は歪めない。演出にケレン味がなく、ゲーム感覚でタメがない!強度の酸性の血液の怪獣の中からどうやってハンイバル・チャウは出てきたんだ?等など…文句を上げればキリがないが…
でも、素晴らしいのだ! 男の子の空想というか、妄想の世界がこれでもかという波状攻撃で襲いかかる2時間10分。だーひょーりじにとっては至福の時間でありました。 特に冒頭20分が素晴らしい。お約束通り、嵐の海に現れる怪獣と貨物船。ここに現れるイェーガー。タイトルが出るまでの20分でこの5年間を全て語っている!デルトロやってくれるじゃん! 平成ガメラのギャオス誕生の設定とか、何故がパイルダーオンするジプシー・デンジャーとか、まあ今までの怪獣映画、ロボット・アニメ、SF映画のネタを満載しつつ何にも考えさせることなく見せてくれる妄想映画。180億円かけて本気で作ったオタク映画なんですよ!バカでいいよなぁ( ´∀`) 2時間10分で終わりそうにもない話を無理矢理終わらせて?詰め込んだ「パシフィック・リム」まだまだ見ていたかった〜、本当に至福の時間でした。 |



