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オーウェルの「動物農場」 [2013年06月30日(Sun)]
 今朝ラジオで、昔読んだジョージ・オーウェルの「動物農場」の話を耳にした。動物たちが飲んだくれの農場主を追い出して理想的な共和国を築こうとするが、指導者の豚が独裁者と化し、恐怖政治へ変貌していく過程を描く。スペイン内戦に自ら参加した体験を持つオーウェルが、人間を豚や馬などの動物に見立てることで20世紀前半に台頭した全体主義やスターリン主義への痛烈な批判を寓話的に描いた1945年に出版された物語である。
 だーひょーりじは、今般の日本の社会がこんな感じになりつつあるのではないかと感じている。東日本大震災で全くもって力を発揮できなかった民主党に代わり、自民党が台頭しつつある今、物事を単純化して語っているようにしか感じられない。「動物農場」では2本足は悪い奴、4本足はいいものちう二元論で賛成・反対の構図を作り出しそれで二極化し少数派は切り捨てられていき、少しずつ独裁体制に変わっていく様が描かれていた。
 今回は憲法改正が必要か、どうか?物事を単純なものにして賛成か反対かの構図を作ろうとしている。原発然り、様々な問題が山積みなのだが、マスコミも賛成か反対はよく取り上げるが、その中身まで掘り下げることはしないし、視聴者(有権者)もそこまでは望んでいない。物事がいいか悪いかだけではなく、ちゃんとしたメリット・デメリットを挙げたうえで議論していく過程がなまま、物事が決められていくのは本当に恐ろしい…

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映画や小説もだんだん単純になっていく風潮は止められないのか…?
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