武道館でライヴをしても銭湯通い… [2013年05月05日(Sun)]
1981年、RCの人気は急上昇。はじめての武道館ライブを行ったのだが、清志郎は貧乏?でアパートに風呂はなかった。その時の様子を、こう語っている…
それで今度は日比谷の野音に行って、武道館に行くわけですよね。この辺もなんだかよく分からない感じですか。「よく覚えてないね、その辺はもう、既に(笑)。だって、最初の武道館に出た頃なんてまだ銭湯通いだよ、俺」 え!? ホント? 「うん、銭湯。だから終わるの遅いと入れないんだ、風呂(笑)。あれだけ汗だくになっていながらさ。悲惨なもんだよ。で、ファンとか遊びに来るんだけどさ、みんな唖然としてんだよね、部屋見て(笑)。回りに学生とかたくさん住んでる中の一部屋じゃない、六畳の。呆然としてるよ。『こういうとこに住んでるんですね』なんつってさ(笑) …風呂のある部屋に引っ越したのは、明大前に越した時だからね(笑)、もう武道館2回やったあとぐらい。」 六畳一間の部屋から、武道館のライブへ。そして銭湯通い。これがかつてのバンドマンの現実だった。最初から有名な者はない。いろんな苦労や経験をしてきている者だからこそ、発せられる言葉やメッセージには重みがあるんですよね。 今日の清志郎の名言 ぼくはいつでも、いっしょうけんめい歌を作ってるんだよ。才能があるから歌が出来ると思ってるのかも知れないが、それはちがう。作っているんだよ。 |