アポロ13号のメールボックス [2009年04月17日(Fri)]
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39年前の今日、1970年4月17日にアポロ13号はジェームズ・A・ラヴェルJr船長、ジョン・L・スワイガート司令船操縦士 フレッド・W・ヘイズJr、月着陸船操縦士の3人の乗員を乗せて無事、大西洋に帰還した。トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督で映画化もされた有名な話である。アポロ13号はアメリカ合衆国のアポロ計画において、3度目に行なわれる予定だった有人月飛行計画である。(以下ウィキペディアによると)
![]() 1970年4月11日、米中部時間13時13分、3人の乗組員を乗せたサターンV 型ロケットは、ケネディ宇宙センター第39複合発射施設から発射された。二日後、電線が短絡し火花が散ったことにより機械船の酸素タンクが爆発し、飛行士たちは深刻な電力と水の不足に見舞われることになった。司令船には独自のバッテリーと酸素が搭載されているが、それらは大気圏再突入の際に必要になるもので、使用することはできない。そのため彼らは着陸船を救命ボートとして使用し、電力を限界まで抑え、飲料水の摂取を極力控えることによって無事地球に生還した。この危機への対応の鮮やかさにより、13号は「成功した失敗」と称されている。 だーひょーりじがこの話を知って疑問に思ったことがある。実は水酸化リチウム(LiOH)のことである。 宇宙船内で人間が生存するために必要な物質は、酸素だけではない。飛行士たちが呼吸をするたびに、船内には二酸化炭素(CO2)が放出される。それを除去するためのフィルターに使用されている水酸化リチウムの量は、着陸船内に搭載されている分だけでは、帰還まではとてももたないのである。予備のボトルは船外の格納庫に置いてあり、通常は月面活動をする際に飛行士が取りに行くのだが、今回は船外活動をするだけの電力の余裕がない。ただし、司令船には十分な予備がある。しかしながらここで問題になってくるのは、司令船の濾過装置は、着陸船とは規格が全く異なっているということであった。 司令船のフィルターは四角形になっており、そのままでは着陸船の円形のものに装着することはできない。そのため地上の管制官たちは、船内にある余ったボール紙やビニール袋をガムテープで貼り合わせてカートリッジを製作する方法を考案し、その作り方を口頭で飛行士たちに伝えた。こうして完成させた間に合わせのフィルターを、飛行士たちは「メールボックス」と呼んだ。3人の乗組員はメールボックスを作成し、二酸化炭素を吸着させ船外に放出させることにより難を逃れたのである。 CO2の削減が問題になっている現在、この技術を応用すれば何とかできるんじゃない?と思った、だーひょーりじはある日真剣に、大学の先生に相談して一笑された。そんな多くの両の二酸化炭素を地球上のどこに捨てるつもりだい…と…。いわれてみれば、そうですよね |




