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「仕事をおこして欲しい」と言われる [2011年04月04日(Mon)]

全国の協同労働の協同組合では、今回の東日本大震災に対して、被災した地域に救援物資を送っている。事業所に物資を置き、そこから地域の人たちに物資を配るなど、大事な支援拠点にもなっている。

関西から来た便では、帰りに京都で働く組合員のいわき市の実家により、物資を届けると共に、温かい食事を作ってきた。手に入ったのはカボチャとシイタケだけ。それで、煮物、サラダ、味噌汁など7品とご飯を炊いて。
避難所に避難しない人、様々な事情で出来ない人に対する、支援物資の配給や安否確認、ライフラインの整備などが必要だと思った。

上の写真は、多賀城市のデイサービスたんぽぽの家に支援物資を運び込む関西とたんぽぽの組合員。

北海道から岩手県野田村に入った支援隊は物資を届けると共に、ガレキ撤去などの作業も行ってきた。
帰りに、村の担当者からはお礼と共に、「ワーカーズコープさんはボランティアはもういいので、仕事おこしをして欲しい」と言われたそうです。

全漁連からも、被災した漁師たちの生活のために、復興の支援を要請されました。

ワーカーズコープなどの協同労働の協同組合は、今回の未曾有の危機に対して、生活を立て直し、仕事をおこすことに全力で取り組むことにしている。

国からも復興支援のためのお金が回ると思う。それでインフラなどの整備が行われるが、地元の人たちに仕事が回り、収入になり、そのことで地域にお金が回ることを第一に考えて欲しい。中央の大手ゼネコンが復興支援の仕事を独占し、地元の企業は下請、孫請け、ひ孫受けになり、地元の人は日雇いで、手に出来るのが何重にもピンハネされたわずかばかりの収入となっては、東北の復興はあり得ない。
地元にお金が落ちれば、食堂やお弁当などの主に女性が働く仕事が出来るし、そうなると子育てや高齢者支援の仕事も出来てくる。
家の回りの整備などの仕事も回ってくる。

仕事をおこすだけでなく、普通の市民が仕事をおこせる政策を国に対しても提言していくことが協同労働の協同組合の仕事だと思う。

協同労働の協同組合では関係団体で地域の連帯から仕事おこしをめざす、「一般社団法人日本社会連帯機構」名義で、義援金振り込み口座を開設。被災地の人たちの生活と仕事おこしのために使われます。
口座開設店 中央労働金庫 池袋支店
預金種目  普通預金 口座番号 3585032
口座名義  一般社団法人日本社会連帯機構 義援金

(当金でのお振り込みは手数料はかかりませんが、他の金融機関からの振り込みには手数料がかかります)
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