フォーラム「社会貢献と企業〜新たな役割〜」を開催しました[2008年02月28日(Thu)]

当日の参加者は51人。定員の30人をはるかに超えるお申し込みをいただきました。後半のディスカッションでは、会場からもたくさんのご質問やご意見をいただき、社会的な関心の高さを肌で感じる2時間となりました。
*当日のプログラムは、<第1部:講演>と<第2部:パネルディスカッション>の2部構成で実施しました。
<第1部:講演>
(1)荒賀正巳(京都府NPO協働推進室室長)による「行政の社会的責任」
(2)喜井哲夫さん(オムロン(株)企業文化統括セミナー良き企業市民推進部長)による「企業の社会的責任」
(3)深尾昌峰さん(NPO法人きょうとNPOセンター常務理事)による「NPOの社会的責任」
<第2部:パネルディスカッション>
京都リビング新聞社編集部編集長の藤田晶子さんのコーディネーターのもと、「企業・NPO・行政のパートナーシップを考える」をテーマに、喜井さん、深尾さん、そして荒賀が、それぞれの立場で発言、意見交換を行いました。
「CSRと社会貢献は異なる」という認識が、企業セクターの喜井さんとNPOセクターの深尾さんの両者で一致したことは、印象深いところでした。さらに「CSR」という共通言語を軸にすえることで、企業とNPOが対等に議論し、パートナーとしてよりよい社会をつくる担い手になっていける未来の姿が実感できる対話もありました。
さて、そうしたときの行政の役割はいかに?---「信頼できる情報をもっていることではないか」というご指摘もありましたが、これからの社会を考えたとき、NPO、企業、行政のそれぞれの役割はどのように変化していくのでしょうか?皆さんはどうお考えですか?
議論をより深めていきたいものです。その具体化として、京都府では、まず議論の場づくりに取り組みます。
(スタッフ:田口 美紀)
Posted by
府民力推進課
at 11:28
| 社会的責任を考える研究会
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