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社会的企業に行く前に、連帯経済、社会的経済をお伝えします。 [2017年09月15日(Fri)]
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 日本郵便の契約社員が訴えていた、社員と同一労働なのだから契約社員も同じ待遇をという裁判。契約社員側に良い判決が出たと思います。安倍さんの言う「多様な働き方」の発想の中には、社会保障や年金、残業代、手当て等はないのでしょうね。私は、誰もがお同じ権利を持つことで「多様な働き方」が実現するのではないかと思います。

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裁判に訴えた人は凄く努力したと思います。でも、そこまでたどり着けない人も多い。道も塞がりやがては社会的な孤立。排除等を感じる人も多いのではないでしょうか。

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 EUには、キリスト教の歴史があり、弱者を見捨てないという傾向は強いですね。特にカトリックの国は教区毎の結束力は強いとも聴いています。そんな背景があるEUでは、連帯経済、社会的経済と言う考え方が出てくるのですよね。職に付けない人が働ける。そんな社会を創ろうとする下地はすでにありました。

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連帯経済と社会的経済って似ているようで、発想の原点が異なります。現在の資本主義経済の主な担い手は一般企業です。連帯経済と社会的経済は、社会的連帯を基盤として行われる経済活動である点では共通項が多いですね。

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 株式会社等、従来の資本主義経済で展開される一般企業でも、連帯経済の範疇に入れてもよい企業も在ります。スターバックスコーヒー、ザ・ボディショップなんか有名ですよね。ザ・ボディショップを例に取れば、ある、ネットのサイトではこのように書かれています。

「社会的、経済的に恵まれない生産者から、ティーツリーオイルやアロエベラなどの原料やアクセサリーを公正な価格で購入することで、そこに住む人たちの雇用、医療、教育を充実させ、彼らの持つ文化や伝統を守る取り組みをしています」

 このような経営理念を持つ企業は社会的連帯の実現を目指し、実際にそのような理念で業務をおこなっています。一般企業による経済活動では株主への配当、利益の追求が最も大切なものとなります。株主優先主義、違法操業も厭わないという思考で、労働者や環境に対峙できるのでしょうか?

 堀田は、そうは思わない。このような現実の中で労働者や環境が保護されない構造、人を人として見ず、環境汚染よりも利益を優先する企業は世界中にウジャウジャあるでしょうね。就労支援を行なっていると、自分大好きな経営者に時には出会います。

 だれもが、自分の住む町で人生を謳歌するべきです。しかし、それを実現する事も難しい人達が存在し、生活する環境も劣悪で、困難や障害を抱える人達は置き去りにされますが。そんなことは、してはいけません。以上のような方々を社会的連帯の中で、最も大切な労働の担い手とし、社会的疎外に苦しむ人たちを社会の中に取り込んでゆこうという概念が、連帯経済なのです。

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 一方、連帯経済という概念が浮上する以前は、社会的経済という概念が、フランスを中心としてして広がりました。概念だけじゃなく、行動が伴っていたのが大きな特徴ですね。協同組合、社会的企業、財団および共済組合といった非資本主義的経済活動。これは、企業が株主に対して利益配分を第一義にするのではなく、株主に配分する利益の追求を目的とはしない経済活動の総称です。

 社会的経済と異なり、連帯経済は、1980年代以降の新自由主義型グローバリゼーションに対する代替案として、主に社会運動の文脈から派生したものです。

 法政の粕谷信次先生や立教の藤井敦史先生はこっちよりの人たちですね。結構、構築された理論に忠実です。概念、思想、理念が優先され、これを忠実に履行すれば社会的企業なんか運営できないです。まるで、生き物のような物や金、まさに生き物の人が媒介する組織に、争いが生じて当然なんだけど、予定調和的な考えで、連帯経済の論理を実践すれば、争いすら起こらな発想は恐ろしい。これでは組織は動かない。

 社会的経済と連帯経済。二つの概念の間には共通点もあるけれど、非資本主義的構造を重視する社会的経済と、社会変革を目指した運動という側面の強い連帯経済の間では、その性質にかなりの差があると解釈することが当然ではないかと思います。

そう思うと、労働統合型社会的企業って社会的経済圏の一翼をになっているのがわかりますね。また、サードセクター等も説明しないといけないな。次は、サードセクターで行ってみよう。

結構、いい加減に書いているけど、博士課程の在籍時に書いた雑文が役にたってるわ。

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Posted by 堀田さん at 16:41 | お勉強 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)