コラボレーション効果 5
[2022年03月29日(Tue)]
プロ野球 福岡ソフトバンクホークス と
福岡市にある 障がい者施設が
応援グッズの製作販売をしたことを
コラボレーション効果 に記して 10年。
先日、“ BIG BOSS ”で話題の
プロ野球 北海道日本ハムファイターズ が
障がい者施設と 応援グッズ製作を
コラボレーションした という記事に
目が留まりました。
「 日本ハム 障がい者就労支援施設制作の
選手使用バットの再生アイテムを
ファンクラブ会員向けに販売 」
(2022年3月15日付け:スポニチアネックス)
日本ハムファイターズは、
選手が使用して折れたバットを活用して
障がい者就労支援施設で制作した
「選手使用バットの再生アイテム」を、
オフィシャルファンクラブ会員向けに
抽選販売すると発表した、とありました。
( 抽選販売期間は すでに終了しています )。
練習や試合で使用し
折れたバットを用いて、
社会福祉法人 札幌三和福祉会さんと
社会福祉法人 草の実会さんが
ロゴキーホルダーや
バットキーホルダーを製作。
売上の一部を
日本ハムファイターズが
ファイターズ基金に積み立て、
北海道内の
野球競技普及や振興活動などを含む
スポーツコミュニティ活動に
活用する とありました。
役目を終えた破損バットを
廃棄せずに
再利用するとともに、
選手とファンを結ぶ
新たな価値をつくることにもなり、
そのアイテム製作を
障がい者施設が携わることで
共生社会の実現も目指す、とあり、
「 実際に選手が使うバットの木の風合いを
手に取って感じてもらえたら 」という、
近藤選手会長のコメントもありました。
以前、プロ野球選手が使用して折れたバットで
「お箸」をつくり、
球団グッズ商品として
一般販売されていることは知っていましたが、
再利用して売るだけでなく
そこに付加価値を付けることで
その商品を
手に取るひとたちへ
「 伝えたい 」メッセージが 強くなり、
「 知ってもらう 」ことに つながりますね。
これらのことが、今もなお
「めずらしい取り組みとして 記事になる」。
10年経っても
変わっていない社会状況には
複雑な思いがありますが、
このような
垣根を越えた “ 仕事の創出 ” が、
多方面にわたり
広がることを望みます。
*北海道日本ハムファイターズ
https://www.fighters.co.jp/