THEATRE for ALL
[2021年04月28日(Wed)]
今年2月、日本で初めて生まれた
バリアフリー・多言語対応の
オンライン型劇場。
その名は 『 THEATRE for ALL 』。
――だれでも、いつでも、どこからでも。
ひとりひとりが繋がれる “ 劇場 ”。
劇場体験に、アクセシビリティを。
それが『 THEATRE for ALL 』のミッションです。
子どもから大人、そして、お年寄り。
聴こえない人、見えない人、車椅子で移動する人。
使う言葉が異なる人、育児・介護をしている人、
海の向こうで暮らしている人。
環境や身体のちがいから劇場を訪れなかった人が、
別の方法で“ 劇場 ”に
アクセスできるようになれば、
ひとりひとりの日常も
ひとつひとつの作品も、
もっとおもしろくなるはず。
『 THEATRE for ALL 』はそんな思いから生まれた
アクセシビリティに特化した
オンライン劇場です。―― ( HPより )
緊急事態宣言が発出されたり
まん延防止等重点措置が適応されたり、と
これまで以上に
外出の機会に制限がかかる日が続いています。
そのような中で、開かれた“ 劇場 ”
『 THEATRE for ALL 』が注目されています。
演劇、ダンス、映画・ドキュメンタリー、
ドラマ・芸能、現代美術などを対象に、
日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、
多言語(英、中、韓、西、葡、泰)対応などを
施した動画の配信(一部有料)など
社会参加の回路を生み出す
『 THEATRE for ALL 』を運営しているのは、
THEATRE for ALL LAB さんです。
「 ちがう 」ことを
前提にした対話の中からこそ生まれる
豊かな視点や新しいアイデアを
たくさんのひとと共有し、
社会に実装していくことを目指されている
THEATRE for ALL LAB さん。
そのひとにとってのアクセシビリティを高めた映像を
『 THEATRE for ALL 』で 配信することで、
自分なりの劇場を体感できるサービスを
開発・提供するだけでなく、
動画作品にアーティストや学者による解説を付けたり
ワークショップを通じて
参加者どうしがつながり学ぶ場を
ラーニングプログラムとして提供したり、
障がいのあるひとやアーティストらが
さまざまな立場のひとがチームになって
新しいバリアフリー表現の実験を重ね
それらの結果をレポートし
次なる 議論を 問いを 生み出すという、
今まで 日本にはなかった事業を
展開されています。
さまざまな “ 障がい ” は、
自分だけでは 気づけなかった。
新たな一歩を踏み出す
きっかけとなるような体験が
ここで 得られるかも。
利用方法は、
下記のHPから
新規会員登録(無料)をし、
無料視聴できる作品から入ってみてください。
早速、わたしは
観たい映画が 見つかりました。
ステイホームで 楽しみます。
*THEATRE for ALL
https://theatreforall.net/
*おすすめの映画は
ドキュメンタリー映画『 白い鳥 』。
全盲でありながら、20年以上にわたって
美術鑑賞を続けている白鳥建二さん。
その方法は
目の見えるひとと見えないひとが
一緒に「会話」をしながら鑑賞するというもの。
白鳥さんと友人たちの
活動、旅、日常生活を追いながら
「なぜアートに惹かれるのか?」
「会話だけで何をどこまで伝えられるのか?」
に迫った映画です。