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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
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 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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映画『 夜明け前のうた 』 [2021年03月29日(Mon)]


今月20日(土祝)に
東京都新宿区 K's cinema で
封切りされた 映画があります。


   



      映画「 夜明けの前のうた 」
      ― 消された沖縄の障害者 ―


1900年に施行された精神病者監護法によって
届け出をするなど
一定の要件の下で合法的に認められた
「 私宅監置 」。

この「 私宅監置 」によって
多くの精神に障がいのあるひとは
自宅の一室や敷地内の小屋などに閉じ込め、
治療も受けず、
不衛生で非人道的な環境に置かれていました。

1950年に精神衛生法が施行され、
私宅監置は禁止されることになりましたが、
しかし、近年も
家族が自宅で監禁する事件が発覚するなど
未だ、過去のものとなっていません。


この映画の監督 原義和さんは、
1960年代に
東京から医療支援で赴いた
精神科医が撮った写真と 出会います。

そこに写っていたのは、
小屋などに隔離されていた
精神に障がいのあるひとたちでした。

1950年に禁止となった「 私宅監置 」が
沖縄では 続いていたのです。

彼らの 鋭い眼光からは
なぜ 私を見ているのか、
あなたは 何者か、
何を しているのか、
そんな声が
聴こえるような気がした、と。

「 この映画は、隔離の犠牲を置き去りにし、
とてつもない人権侵害を放置している
日本社会の現状への 私なりの抵抗です 」。

そう記した、原義和監督の映画です。
 

今後の上映は、
4月3日(土)から 桜坂劇場(沖縄県)、
4月9日(金)から 京都シネマ(京都府)、
4月10日(土)から
横浜シネマリン(神奈川県)
シネ・ヌーヴォ(大阪府)、
4月17日(土)から
名古屋シネマテーク(愛知県)
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)、
4月24日(土)から
あつぎのえいがかんkiki(神奈川県)、
5月7日(金)から
盛岡ルミエール(岩手県)で 決定しています。

その他、
千葉、群馬、石川、
岡山、広島、福岡でも 公開予定です。



「 私宅監置 」の過去と
実は地続きで、形を変えた
「 私宅監置 」は、今も、そこに、在る。

過去と 向き合い、直視し、検証しなければ、
未来は 開けません。






*映画「 夜明け前のうた 」公式サイト
https://yoake-uta.com
監督:原義和
語り:宮城さつき  
音楽:白川ミナ  
歌:恵理歌  
創作舞踊:Danzatakara.  
題字:川満アンリ  
プロデューサー:中橋真紀人
制作:イメージ・サテライト
制作協力:
映画『夜明け前のうた』制作実行委員会
一般社団法人 障害者映像文化研究所  
公益社団法人 沖縄県精神保健福祉会連合会
配給:新日本映画
2020年/日本/97分/カラー

この映画は
「UDCastR」(バリアフリー字/音声ガイド)
に対応しています。

※ 京都シネマ(京都府)では、
4月11日(日)11時25分上映後、
原義和監督の舞台挨拶と、
高木俊介さん(精神科医)との
トークイベントが開催される予定です。











知ってもらう 11  [2021年03月22日(Mon)]


3月21日は、世界ダウン症の日 でした。

2006年から、
世界ダウン症連合(DSI)は
3月21日を 世界ダウン症の日と制定し、
2012年からは、
国連が 正式な国際デ―のひとつとして制定以来、
毎年3月21日の前後には
ダウン症に関する啓発やイベントなどが
世界の各地で 行われています。

日本では、日本ダウン症協会さんが
今年も 2021年版 啓発ポスター を作成配布し
全国で 掲示の協力を募ったり
イベントを配信(無料)で行ったり、
そして、全国各地でも
さまざまな取り組みが 継続して行われています。

今年は、サプライズが ありました。

世界的に有名なミュージシャン Sting (スティング)が
「 今年の世界ダウン症の日キャンペーンに
参加できて光栄です。あなたの役割を果たして、
今日から “ 雇用チェーン ” を始めましょう 」
というメッセージとともに
ショートムービーを SNS上で発表しました。




      『 The Hiring Chain 』

「 パン屋さんが
ダウン症のある シモーネを雇った、
そこで働くシモーネを見た法律家が
ダウン症のある ジョンを雇った、
事務所で働くジョンを見た歯科医が
ダウン症のある ソフィアを雇った、
その歯科医院で働くソフィアを見た農家が
ダウン症のある ケイトを雇った、
農家で働くケイトを見た理髪師が
ダウン症のある ポールを雇った…
( すべてのはじまりは )
The Baker hired Simone! 」


ダウン症のある彼ら彼女らを信頼し
貴重な戦力として雇うことで
変わっていく世界を
Sting の楽曲にのせて紹介した
この ショートムービーは、
世界で 話題になっています。

この映像を観て、
それぞれが感じたことを
個人の感想で終わらせるのではなく、
「 じゃあ、自分には 何ができるか 」を
少しでもいいので、考えてほしい。

皆さんのたずさわる仕事に
ダウン症のあるひとが加わる可能性を
考えてみてほしいのです。


現在、日本では
ダウン症のあるひとの平均寿命が
還暦(60歳)に近づき、
ダウン症のあるひとの8人に1人が
最低賃金法が適用される「雇用」に就いています。

ダウン症のある彼ら彼女らの
「 ひたむきさ 」と「 笑顔 」を知らないなんて
損していますよ。



*世界ダウン症の日 公式サイト
http://www.worlddownsyndromeday.org/












命の選択 19 [2021年03月16日(Tue)]

出生前検査について、
1999年に母体血清マーカー
(妊婦の血液でダウン症などの染色体異常がわかる)の
慎重な実施を求める見解を出してから、
20年ぶりに
新型出生前検査について 国が検討を開始した と
2019年6月に
命の選択17 で記してから 約2年。

先日、下記のような記事を 目にしました。


「 新型出生前検査に 国 関与へ
 協議体参加 検査施設 指針や認定 」
  ( 2021年3月14日付け:読売新聞 )

新型出生前検査について
厚生労働省は、国が参加する協議体を新設し、
実施施設の要件を定めた指針の策定や
施設の認定を行う方針を 決めました。

関連学会や障がい者団体も 参画し、
多様な立場の関係者の意見を 反映させることで
認定制度への信頼性を高める、とありました。

これまで、新型出生前検査については
日本産科婦人科学会の指針に基づき
日本医学会が 実施施設を認定してきましたが、
美容外科など専門外の医療機関が
指針に従わず検査を行う認定外施設は 急増し、
カウンセリング体制の不備による
トラブル報告もある現状から
国が 重い腰を上げました。

協議体は 国からは独立した組織とし、
検査の精度管理や、
妊婦への情報提供の仕組みも整える、とありました。


認定外施設は
この1〜2年で 急激に増えており、
今月1日時点で 138施設あり、
認定施設数109を上回る という調査結果が。

その中には、検査費用が安く
事前説明や 夫との面談を省略するなど
手軽さで人気の施設もある、と。

妊婦が主体的に選択できるように支援するには
事前から 検査 そして 検査結果の意味を
十分理解できるような情報提供と
カウンセリングは 欠かせません。

新型出生前検査 自体にも
まだ 議論の余地はありますが、
出産の高齢化で
検査を希望する妊婦は増えており、
国内で 年間3万6000件の
検査が行われているという推計もある現状から、
検査がどのようなものであるかを
正しく知らせる体制を整えることは 急務です。


学会任せにしない、という国の判断は
新型出生前検査における
世論の声、とくに
障がい者団体の声が届いた結果だと思います。

でも、生まれてくる子に障がいがあると分かっても
障がいのある子を
安心して産み育てられる社会が目の前にあれば
その選択は、まったく変わってきます。

障がいのあるひとの
就学、就労、親亡き後の暮らしが改善されない
現社会を変えるために必要な議論の方が
本当は 先です。

「 排除 」へ傾く社会ではなく、
「 あっていい命」と「 なくていい命」を認める社会が
出来上がらないうちに。















ブラインドサッカーを通じて  [2021年03月10日(Wed)]

2012年、ロンドンで開催されたパラリンピックで
初めて知った
ブラインドサッカー

視覚に障がいのあるひとが行う
サッカー競技(5人制サッカー)です。

ロンドン大会には
日本から 選手は出場できませんでしたが、
全国で ブラインドサッカーの普及は
進められていました。

その後、2014年に 日本で
ブラインドサッカー世界選手権 が、
2018年には
ブラインドサッカーワールドグランプリ2018
開催されて、
ブラインドサッカーを知るひとは 増えました。

そして現在、国内には
北海道、青森、宮城、新潟、茨城、千葉、埼玉、
東京、神奈川、山梨、静岡、長野、愛知、
大阪、兵庫、岡山、広島、島根、福岡、沖縄に
計28チームもの
ブラインドサッカーの
クラブチーム(B1クラス)があるそうです。


ブラインドサッカーの競技人口が増えたことで、
そこに関わるひとたちも増え、そこから
視覚に障がいのあるひとと接するスタッフが得た
さまざまな経験と情報を
活かす活動として、
日本ブラインドサッカー協会さんが
視覚に障がいのあるひとの困り事に
対応できる 相談窓口を開設されました。


『 視覚障がい者ならどなたでも!
            おたすけ相談窓口 』

対象は
視覚に障がいがあるひととその家族で、
相談方法は
電話、WEB、LINEで受け付け です。

専門的なことから
ちょっとした日々の困りごとまで、
解決方法や その他のサービス紹介などを
72時間以内に
返事ができるように
全力を尽くします、とありました。

電話は、
050-3627-5015 へ
受付時間は 平日と土曜日曜(祝日は除く)、
10時〜12時 と17時〜19時。
メールとLINEは、
下記のおたすけ相談窓口HPから
対応窓口欄の
「メール」「LINE」のアイコンを押して
つなげてください。
メール、LINE、ともに
24時間受付(返答は平日9時〜18時)です。
注意事項を確認の上、利用してください。


必要なひとへ、届きますように。

視覚に障がいのあるひとと関わるひとは
ぜひ、伝える手助けを 願います。






*視覚障がい者ならどなたでも!おたすけ相談窓口
https://www.jbfa-otasuke.com/


*NPO法人 日本ブラインドサッカー協会
東京都新宿区百人町1-23-7
https://www.b-soccer.jp/













忘れない  [2021年03月04日(Thu)]


東日本大震災が発災して10回目の
3月11日が やってきます。

震災前に
その存在を知るひとが少なかった福祉避難所も、
地域によって
数に差はありますが
設置されるようになりました。

日常生活において、
介護や介助が必要な高齢のひとや
障がいのあるひと、妊産婦などを受け入れる
福祉避難所 」。

昨年、記した 福祉避難所9 では
福祉避難所が在っても
そこに残る課題が多いと指摘する
記事を紹介しました。

加えて、新型コロナウイルス感染予防措置も
必要となり、各自治体では
それらの見直しに 追われています。

そのような状況下で、
忘れないで と言わんばかりに
今月13日、東北地方を中心に起こった地震。

離れた地にいても
その一報に、ハッとしました。

そして、あの映画を 思い出しました。

8年前に紹介した 映画「生命のことづけ」 です。
( 津波の映像があります )





     映画「 生命(いのち)のことづけ 」
   〜 死亡率 2倍 障害のある人たちの 3.11 〜
 ( 東日本大震災「障がいのある私たちは訴える」予告編 )



障がいのある人の
生死を分けたものは何か、
人間としての尊厳を失わずに
生きのびることが どうすればできるのか。

障がいのあるひと、その家族や支援者が
伝えてくれたことを
今一度、思い起こして。

想定外の出来事が
不意打ちに
降りかかってくる時代になったからこそ
余計に 忘れてはならないと思います。

今日、今、備えられることを
先延ばしにせず、動く。

「今、できることは、やる」。

口に出して言ってみてください。

「今、できることは、やる」。





*映画「 生命(いのち)のことづけ 」
〜 死亡率2倍 障害のある人たちの3.11 〜
(字幕、音声解説、手話付き)
特設サイト
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/movie/index.html














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