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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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農福連携、の次へ  [2019年11月27日(Wed)]

先日、このような記事を 目にしました。

「 障がい者と「農福連携」 カゴメ、
 トマト栽培を二人三脚で 」
 ( 2019年11月15日付け:食品新聞 )

株式会社カゴメさんが、
全国の 特色ある農産物や加工品を
農園応援ブランドとして
販売を展開しているなかで
この度、農福連携を柱に商品化した
“ 北海道余市トマトジュース ” を発売した、
と いうものでした。

原料のトマトは、10年がかりで開発した
爽果(さやか)という品種で、
青臭みが少なく
酸味と甘みの絶妙なバランスが特徴だそうで、
“ 北海道余市トマトジュース ” は すでに
公益財団法人日本デザイン振興会主催の
2019年度 グッドデザイン賞を受賞、とありました。

加工用トマトで北海道の産地を開拓する取り組みの
一環として、カゴメさんは
観光や漁業は盛んだが
農業に弱いと言われていた 余市町に注目。

「 農福連携ができる生産者 」を見つけてスタートし、
トマトの定植や収穫作業と 荷造りを
障がいのあるひととその家族、カゴメさんの社員が
二人三脚で行った、とありました。

余市町で栽培され収穫したトマトを
カゴメ北海道工場で 加工、製造。
荷造り作業は
札幌市内の障がいのあるひとが働く事業所が
請け負い、
パッケージデザインは
北海道のデザイナーに依頼した、と。

そして この “ 北海道余市トマトジュース ” は、
カゴメさんの通信販売で
顧客45万人に販売されるそうです。

「 子どもに お金を残してあげるよりも
社会の一員として 生きていける環境を
整えてあげることが 親の使命だ 」と、
収穫などに参加した
親御さんの声も 載っていました。



拙ブログで7年前に、 得手を活かした仕事 で紹介した
香川県や愛媛県の 事例にもありますが、
農地に関する法律が改正され
その頃から 急速に
農福連携 という言葉を
耳にするようになりました。

「 農福連携は、
農業を ビジネスとして捉えるのではなく、
障がいのあるひとが
“ 作業 ” として行う農業を
イメージしての取り組みに見えます。
しかし そうではなく、
“ 就農 ” を推進することに特化した取り組みで
あってほしいです 」と、
今年1月に 農福連携 にも記しましたが、
もう、この、農福連携から
次のステージ進む取り組みに
移行するさせる “ 義務 ” を
今 “ 農福連携 ” に
携わるひとたちが担う時期に来ている、と
思えてなりません。

このまま 農福連携を続けると、
ずっと、それは、
「 福祉事業所の仕事 」のままになり、
いつまで経っても、
賃金は、給料ではなく「 工賃 」のままなのです。

“ 合弁事業 ” のような
複数の個となる組織が共同で事業を行う
会社組織をつくり、そこで
障がいのあるひとが 「 雇用 」され
働くことができたなら、
そこには、
工賃ではなく「 給料 」が発生し、
障がいのあるひとが
経済的にも
自立の道が開けます。

このまま
農福連携を続ける “ リスク ” に
気付いているひともいる と思います。

農福連携、で終わることを想像して
農福連携が始まったんじゃない、ですよね。







* カゴメ株式会社
https://www.kagome.co.jp/













映画『 家族を想うとき 』 [2019年11月21日(Thu)]

2017年3月に紹介した
映画『 わたしは、ダニエル・ブレイク 』

イギリスを舞台に、
複雑な制度に振り回され
貧困 という現実に直面しながらも、
人間 としての尊厳を失わず、
助け合って生きる人びとの姿が 描かれ、
イギリスを代表する映画監督
ケン・ローチ監督が 撮った映画です。
この映画を最後に
ケン・ローチ監督は
映画界から 引退を表明されました。

その ケン・ローチ監督が、
引退宣言を撤回して描いた映画
『 家族を想うとき 』が、日本で 公開されます。







舞台は イギリス。父 リッキーは、
マイホーム購入の夢をかなえるために、
フランチャイズの宅配ドライバーとして独立。
母 アビーは パートタイムの介護士として
時間外まで 1日中 働いています。
家族を幸せにするはずの仕事が
家族との時間を奪い、
高校生の長男と 小学生の2人の娘は
寂しい想いを 募らせます。
そのような中で、
リッキーが ある事件に巻き込まれて…。

過酷な労働条件に振り回されながら、
家族のために働き続ける父。

そんな父を 少しでも支えようと、
互いに思いやり
懸命に生きている 母と子たち。

労働者が持つべき力を失っている現実と、
家族に与える壊滅的な影響が、
如実に 描かれています。


「 本当は もっと 一緒に過ごしたい 」。

この言葉が
自分のことのように心に響くひとが
近年 増えている日本で、
12月13日(金)より
劇場公開されます。


最後に。
ある映像で
ケン・ローチ監督が語った言葉を
ここに 残します。


―― 映画の役割の一つは、
  世の中に異議を唱え
  強大な権力に
  立ち向かうひとびとに代わって
  声を上げることだ 。 ――






*映画『 家族を想うとき 』公式サイト
https://longride.jp/kazoku/

原題:Sorry We Missed You
監督:ケン・ローチ
出演:クリス・ヒッチェンズ 、
   デビー・ハニーウッド 、リス・ストーン 、
   ケイティ・プロクター
2019年/100分/イギリス・フランス・ベルギー
※「第72回カンヌ国際映画祭」(2019年)
 コンペティション部門出品


















このやまコーヒー [2019年11月15日(Fri)]

2017年5月、
拙ブログ「 脱福祉事業所 」 でご紹介した
岩野響さん。

中学校に入り
学校生活への適応に困難を感じ
悩んでいた時期に、
ご両親が毎日飲んでいた
コーヒーに 興味をもちます。

もともと、同じ調味料でも
メーカーのちがいが分かるほどの
優れた味覚と嗅覚を もっていた彼は、
知人から手回しの焙煎機をもらったことがきっかけで
コーヒー豆の焙煎を 始めます。

そして、中学校を卒業した15歳の春、
ご両親が経営する洋品店の敷地内にあった
空き小屋を改装し、
自家焙煎コーヒー豆の販売店
『 HORIOZON LABO 』をオープンします。
が、その後
あまりの混雑に やむなく営業を停止、
という 経緯がありました。

焙煎の研究を続けていた響さんに
スポーツ・アウトドア用品を販売する
株式会社アルペンさんから
オファーが。


アウトドアシーンには欠かせない
コーヒーに着目した
アルペンさんは、
コーヒー焙煎士として活躍し
かねてから 登山に挑戦してみたいという
思いをもっていた
響さんと、
「 日本百名山の豊かな個性を
焙煎を通じて表現することで
オリジナルコーヒーを 開発する 」という
壮大なプロジェクトを発表。

『 このやまコーヒー 』という
オリジナルブレンドコーヒーを
販売されることになりました。


その第一弾は、
日本一の山である 富士山の個性を表現した
オリジナルブレンドコーヒー
『 Mt FUJI BLEND COFFEE 』。

今年8月に響さんは
念願だった富士登山を果たし、
その富士登山を通じて
残っている余韻や
富士山から受けたインスピレーションを
『 Mt FUJI BLEND COFFEE 』に表現されました。


―― ちがうから、おいしいね。
   ちがうから、たのしいね。
   山も、人も、コーヒーも。
   (中略)
   さあ、岩野くんと次の山へ。――


『このやまコーヒー』公式サイトにあった
この言葉に、胸が熱くなりました。

中学3年の夏、
家族と旅行した タイ・プーケットの海を見て、
「 水平線(ホライズン)のように広く自由に生きたい 」
と 思ったことが由縁 と言われている
店名にある “ HORIOZON ” 。

「 自分で表現できるコーヒーの研究成果を発表する 」
形として、15歳の春に店を出そうと決意した
響さんの思いは、続きます。


今まで 関東圏でしか
なかなか手に入らなかった
響さんのコーヒーが、
下記の場所で
手に取ることができると知り、
とても 楽しみにしています。

コーヒー好きのひとは
ぜひ、一度 味わってみてください。






*このやまコーヒー
HORIZON LABO × AlpenOutdoors AlpenMountains
https://www.alpen-group.jp/store/outdoor/products/konoyama-coffee/

『 Mt FUJI BLEND COFFEE 』は
今月15日(金)より、
株式会社アルペンさんの
「Alpen Outdoors」「Alpen Mountains」各店舗、及び
岩野響さんが2019年12月に
表参道にオープンする
コーヒーショップ『 HOLIZON LABO 』にて販売されます。


*株式会社 アルペン
https://www.alpen-group.jp/













ケアする仕事って、なんだ?  [2019年11月09日(Sat)]

京都市市民活動総合センターの
機関紙 “ hot pot ” での取材がご縁の
株式会社 Straight(ストレイト)さん。

7年前に取材した当時
NPO法人 Create(クリエイト)さんとして
活動されていらっしゃいましたが、
2010年より
株式会社 Straight(ストレイト)として
さらに パワーアップされ、
一人ひとりに
必要とされている福祉を
きめ細やかに 実践されている事業所さんです。

その 株式会社Straight 代表さんからの
案内を 紹介します。


ケアする仕事って、なんだ?.jpg


          シンポジウム
     〜 ケアする仕事って、なんだ? 〜

 日 時:2019年12月7日(土)
       13時30分〜17時30分【13時より受付】

 会 場:同志社大学今出川キャンパス至誠館32番教室
      京都市上京区今出川烏丸東入
      (京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」徒歩3分)
      https://www.doshisha.ac.jp/index.html

 定 員:150名 ( 先着順 )

 参加費:1000円 ( 学生は500円 )

 シンポジウム登壇者:
     石川三絵さん(相談支援事業所しぽふぁーれ)
     岡山祐美さん(日本自立生活センター)
     竹端寛さん(兵庫県立大学) 
     藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス)
     渡邉琢さん(日本自立生活センター)

 主 催:「ケアする仕事って、なんだ?」実行委員会
 共 催:同志社大学社会福祉教育・研究支援センター



 ―― ソーシャルワーカーの社会的な価値って、
   どんなの?
   ケアワーカー・ソーシャルワーカーの賃金って、 
   低いの?
   ソーシャルアクションって、どうするの?
   私たちの仕事の可能性はどのぐらい?
   そして、私たちの仕事の限界はどのあたり?
   たぶん、はっきりとした答えは、
   見つからない。
   だけれど、人の話を聞き、
   私の話を聞いてもらうことには、
   きっと大きな意義がある。
   ケアを仕事にする人たちの
   “ 答えのない対話集会 ” へようこそ!!! ――
                ( フライヤーより )


福祉業界で
ソーシャルアクションという言葉を
耳にすることが増えていますが、
今まで 積み重ねてきたことを基に
対話しながら、
それらを進めるには
何が必要かを
確認できる場になると思います。

今、福祉を勉強中の学生さんや
現場経験の長いひとにも、
一歩先を見た 福祉が 体感できる と思います。





*シンポジウムの申し込み方法
『 氏名(ふりがな)、職業または「ケアする仕事」との
 関係、必要な配慮(車いす使用、手話通訳など)、
 電話番号、懇親会(下記に詳細有)の出欠』を明記の上
 件名を「シンポジウム申し込み」として、
 carewokangaeru@gmail.comまで
 メールでお申し込みください。
 
 ※受付完了通知、
  開催要項に変更が生じた際のお知らせ、
  懇親会の会場案内などを、
  申し込まれたメールアドレスへ返送されます。
  申し込み前に
  carewokangaeru@gmail.comからのメールを
  受信できるように設定してください。
 ※メールアドレスおよび電話番号は、
  本シンポジウム・懇親会運営以外の目的には
  使用されません。

*懇親会について
 時間は 18時30分〜20時30分
 場所は 未定(京都市内の居酒屋を予定)で
 参加費は 4,000円前後です。
 尚、懇親会のキャンセルは、
 12月4日(木)17時迄にメールにてご連絡願います。
 (これ以降は店に対してキャンセル料の支払いが
 生じる可能性があり、その場合は後日
 請求させていただくことになります。
 どうぞご了承ください)


*株式会社 Straight(ストレイト)
http://straight-paw.com/index.html












つながり  [2019年11月03日(Sun)]

ここ数年間で、
ひととひとをつなごうとする取り組みが
急激に 増えています。

地域のつながりが
希薄になり
孤立が深刻化している と言われ、
それらから 生まれたもののひとつに
子ども食堂があります。

地域の中で 子どもとつながりをつくり、
困っている子どもがいれば 手助けをしたい、
それが 自分の人生を
豊かにすることにもつながっている、と
ある子ども食堂にかかわるひとから
聞いたことがありました。

地域でつながりが生まれると
さまざまな問題も 解決へと向かうはずですが、
子どもに出会えない、
地域の学校や行政と連携できない、
つながりたいけれど
つながることを拒まれることがある、
と言ったことも 耳にしました。

このような話から、思うのです。
「 つながることは
本当に 必要とされていることなのだろうか 」と。



なぜ、ひとは
つながりたいと思うのでしょうか。

家族以外の
ひとりでも多くのひとと、
さまざまな思いを
共有し 共感し 分かち合いたい からでしょうか。

日常で
うれしことや楽しいことがあった時、
辛くて 少しでも助けてほしいと思った時、など
さまざまな状況において
孤独を感じることが怖い からでしょうか。

でも、つながりたいひとは
「 誰でもいい 」というわけではない と思うのです。

皆さんにとって
そばにいてほしいひと、
そばにいたいひと、とは
どのようなひとでしょうか。



つながる、と言わなければ つながれない社会、
なのでしょうか。

もしかして、
このような社会を変えるには、
ひとが より つながるには、
「 つながり 」
「 つながる 」という言葉を
あえて 使わない方がよいのでは、と。

「 つながり 」
「 つながる 」を求めることから
「 こうあるべきだ 」という
「 正しい答え 」を求められているようで、
そこから生まれた
「 しんどさ 」
「 つらさ 」が 別の意味合いで
ひとを苦しめているように 思えるから。















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