ボスとリーダーとメンバーと
[2018年05月28日(Mon)]
―― ボスは、部下を追い立てる
リーダーは、ひとを導く
ボスは、権威に頼る
リーダーは、志・善意に頼る
ボスは、恐怖を吹き込む
リーダーは、熱意を吹き込む
ボスは、わたしと言う
リーダーは、われわれと言う
ボスは、時間通りに来いと言う
リーダーは、時間前にやって来る
ボスは、失敗の責任を負わせる
リーダーは、黙って失敗を処理する
ボスは、やり方を胸に秘める
リーダーは、やり方を教える
ボスは、仕事を苦役に変える
リーダーは、仕事をゲームに変える
ボスは、やれと言う
リーダーは、やろうと言う ――
これは、
ハリー・ゴードン・セルフリッジが書いた
『 ボスとリーダーのちがい 』です。
ボスとリーダーの関係は、一概に
ボス > リーダー ではない と思います。
リーダー > ボス の方がよいと
思われることも あるかと思います。
リーダーは
メンバーとして メンバーとともに
前へ 突き進むことはできるが、
ボスは
前へ 突き進めるのではなく
リーダーとメンバーの後ろから
全体を俯瞰し、指示が出す。
そして、的確な指示が出せるボスとは、
その時々で
自分の立ち位置を理解し、
行動に移せるひと かと思います。
ボスが、リーダーやメンバーの
重荷にならないことは 言うまでもありません。
メンバー > リーダー > ボス。
ボスは
リーダーとメンバーを 尊重し、
リーダーも
メンバーを尊重できなくては
組織、チームとして
前へは進めないのでは、と
あらためて 思います。
ボスが
自ら 一人歩きをしたり、
独自の解釈を
まわりに押し付けたりするなど
言語道断。
メンバーを守れない
ボスやリーダーは、論外。
昨今の
学生スポーツにかかるニュースを見て、
組織、チームにおける
ボスやリーダーとは何だろう、と
疑問に思ったことから
『 ボスとリーダーのちがい 』を思い出しました。
そして、この最後に、
付け加えたい 一行があります。
” ボスは、やれと言う
リーダーは、やろうと言う
けれども、メンバーはすべてに従わなくてもよい ”。
あくまでも
メンバー自身が熟考してのことですが、
今の時代に
必要な一行 かもしれません。
保身に走る
ボスやリーダーが目立つ
日本社会において、
メンバーが
自身を守るために
伝えておかなければいけない一行 かもしれません。