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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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洋菓子直売店 [2018年01月28日(Sun)]

障がいのあるひとが
洋菓子をつくる事業所さんは、
全国各地で 増えています。

皆さんのつくる洋菓子は
プロの それに劣らない洋菓子がほとんどです。

そうでなければ
「また買ってもらえない」のは、
作り手の障がいのあるなしに関係ありません。

お客さんの目に叶った洋菓子を
つくり続けることは、
大変なことも多いかと思います。

そのような中で、
洋菓子づくりに定評のある
京都市左京区・修光学園さんが、
洋菓子直売店
『 茶山 sweets Halle(はれ) 』を
開店されました。



茶山sweets Halle.jpg



修光学園さんでは 20年以上前から
洋菓子づくりに取り組んでおられます。

7年前に紹介した 森のシュークリーム など、
美味しいだけでなく、
時代に合った
時代が求めている洋菓子を
つくっています。

京都府産の木材を ふんだんに使用し
木のぬくもりが 感じられる店内には、
バウムクーヘンや
ロールケーキ、マドレーヌ、
プリン、フィナンシェ、クッキーなど
京都の厳選素材を使って
つくられた洋菓子が 並びます。

そして、
お店の奥で 障がいのあるひとが、
洋菓子をつくったり
出来上がった洋菓子に包装するようすが
店内から
見えるようになっているそうです。

京都市内では、
社会福祉法人 幸の会 七彩の風さんが
2013年にオープンした
partage.七彩(パルタージュなないろ) に次いで、
独立した洋菓子直売店になります。



お客さんと 直接対面で 販売する店。

障がいのあるひとが働く姿の 見える店。

そこで働く
障がいのあるひと自身の自信につながるとともに、
来店したお客さんに
障がいのあるひとが働く姿を 知ってもらう。



“ はれの日の素敵な空間に彩りを添えられるように”
“ 食べて晴れ晴れとした気持ちになるように”
という 思いのこもった洋菓子と
パティシエたちが
きっと、あたたかく迎えてくれると思います。

お近くのひとは
ぜひ、足を運んでみてください。







*茶山 sweets Halle(はれ)
京都市左京区田中北春菜町14-1
(叡山電鉄茶山駅下車、南へ約50m)
Tel:075(706)2402
営業時間:
火曜日〜金曜日 10:30〜18:00
第2・第4土曜日、祝日 10:30〜17:00
休業日:
日曜日、月曜日、第1・第3・第5土曜日
※オープン記念として
1月30日(火)〜2月2日(金)迄、
500円以上お買い上げの方に
おすすめ洋菓子のプレゼント有。



*社会福祉法人 修光学園
京都市左京区田中飛鳥井町40
Tel:075(772)5991
http://shuko-gakuen.jp/













旧態依然 [2018年01月23日(Tue)]

先日、ある資料を 目にしました。

厚生労働省によると、
2016年度に
虐待を受けた障がいのあるひとの数が
3198人、とありました。

3198人の 内訳をみると、
家庭や職場での虐待は
認定件数、被害者数ともに 前年より減っていますが、
福祉施設職員による虐待は 401件
672人と
前年より 2割近く増え、
4年連続で
過去最多を更新した とありました。

そして、虐待防止に向けて
職員研修や綱領の査定に取り組む施設は増えているが、
現場職員を指導する立場の
管理者による虐待が
職員による虐待のうち 10%近くを占めている、と。

施設や事業所ぐるみで
虐待がはびこる実態が 浮き彫りとなっていました。



これまで、ニュースなどで
虐待が増えている というの認識はありましたが、
具体的な数字を目にし、
さまざまな思いとともに
管理者自らが 虐待するという事実に、
驚きを通り越し
落胆しかありません。

虐待や それに近いことを
障がいのあるひとに行うことによって、
自傷他害や パニックなどを起こす “二次的障害 ” が
障がいのあるひとに及んでいるということは
周知の事実なのに、
知らないひとがいるから
このようなことが繰り返されている ということも
浮き彫りになっています。



障がいの特性に合った
環境やコミュニケーションに基づく支援をもとに、
「 何に 合わせるのか 」。

「 何に 合わせるのか 」
そこを間違うと、
相互にとっての 悪循環がはじまります。

「 何に 合わせるのか 」
そこを間違うと、
支援ではなく
単なる おせっかいになります。

障がいのあるひとを支援する側が
障がいのあるひとの
“二次的障害 ” を 引き起こしておきながら
どうしていいか わからず、
やってはいけない 暴力や身体拘束などを 繰り返す。

福祉施設や福祉事業所で、
そのような理不尽が繰り返されているなんて、
思いたくないけれど、
そう思わざるを得ない現状は 否めません。


「 理不尽を見つける体制が 今、無いに等しい日本」。


「 虐待の根絶に向けて 」という言葉を耳にするたび
そのために 何ができるのかを
「 誰が考え、誰が実践しようとしているのか 」が
見えてこないと思うのは わたしだけでしょうか。

国や 自治体にも、
事態の深刻さを もっと重く捉えてほしい。



そして、思います。
日々 障がいのあるひとの近くいるひとが
自浄できなければ、
誰が、この悪循環を断つのでしょうか。

自治体や国が
やらない
できないのであれば、
誰が 何処が 対処するのでしょうか。


旧態依然とした福祉業界に もっともっと新風を。


読んでくださっている皆さん
一人ひとりに
できることがある と思います。

たとえ どんなに 小さなことでも。

その小さなことこそ
今、必要なことだと思います。















きょうのShopひとにやさしく 〜学校編 [2018年01月18日(Thu)]


今日は、京都府南丹市にある
京都府立丹波支援学校の 生徒さんたちがつくる
こちらを 紹介します。



DSC_1951.JPG


        〜 なべしき 〜


寒い日にあったかい一人鍋 や
ポットに入れた熱い飲み物 など、
テーブルなどに
ちょっと置きたい時に使える
なべしき です。


DSC_1946.JPG

販売時の包装では
このように、畳んだ状態でした。

使わないときは
畳んで掛けておくと、
かわいい “ インテリア ” になりそうな
デザインですね。


こちらの 丹波支援学校さんは、
2011年に紹介した「 パスタメジャー 」/
2017年に紹介した「 料理ベラ 」 にもあったように、
木工製品を 長くつくっておられます。


そのときどきに合った、新製品をつくる。
 

生徒さんたちが
商品化に向けて試行錯誤する姿を想像すると
難しいこともたくさんあると思いますが、
次は 何をつくられるのか と
楽しみにしています。






*京都府立丹波支援学校
京都府南丹市八木町柴山坊田118
http://www.kyoto-be.ne.jp/tanba-s/














映画『 奇跡の子どもたち 』 [2018年01月13日(Sat)]


生まれつき
運動神経をつかさどる酵素を持たない
AADC欠損症の患者とその家族、
医療現場を追った
ドキュメンタリー映画 があります。



       映画『 奇跡の子どもたち 』






約10年前、
この映画監督の知人の長男が
希少難病の AADC欠損症とわかり、
「 広く伝えないと、治療法の開発が進まない 」
との思いから、撮影を始められたそうです。

撮影開始当時、
国内では 3人しか 確認されておらず、
根本的な治療法もなく、
自宅介護が続く家族の日常を 見守るように
撮影は 続きました。

そのような中、2015年に転機が訪れます。

パーキンソン病の遺伝子治療薬が
AADC欠損症にも
効果がある と分かってきたのです。

台湾で、AADC欠損症患者に
その治療薬を 投薬したところ、
症状が 改善した、と。

その年の夏から
日本の患者3人にも 同様の治療が行われ、
各々が 大きく快方に向かいます。

そして、昨年4月には、
AADC欠損症が
「芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症」
の名称で、国の 難病指定に。



山形県に住む 兄妹と
東京都に住む 男の子の 日常を、
母親の目線で描くところから始まった 撮影。

このような
劇的な展開が待っていたとは、
当時の日常からは
誰も 想像がつかなかったと思います。

「 病気だけど、学校に行ったり、散歩したり、
元気ならいいと思っていた 」と語る 母親の姿。

それが今では、
車椅子で 好きな電車に乗って遠出したりと、
自分でやりたいと思うことができる姿は
輝き、とてもまぶしく感じます。

「 待っているだけでなく、
一歩を踏み出せば 何かが変わるかもしれない 」。
そこから始まった 映画。

今もなお 解明されない病気や障がいも、
待っているだけでなく
一歩を踏み出せば 何かが変わるかもしれない と
思わせてくれる映画です。

そして、
何よりも 印象に残るのは、
子に向ける 母親のまなざし でした。


「 明日を生きる希望をあなたに 」。


映画『 奇跡の子どもたち 』は、昨年
一部の地域で
劇場公開されましたが、
全国各地で
ぜひ 観てほしいと思う 映画です。







*映画『 奇跡の子どもたち 』公式HP
http://www.kisekinokodomotachi.com/



*AADC欠損症 とは、
重要な神経伝達物質であるドパミン(運動機能)
やカテコラミン(自律神経の働きの調整)、
セロトニン(睡眠・食欲・体温などの
体のリズムや感情の調節)の合成に必須の
芳香族Lアミノ酸脱炭酸酵素=AADC を
生まれつき持たない。
世界での報告は 約140人で、
日本では 6人と言われています。













知ってもらう 8 [2018年01月08日(Mon)]

ここ何年か前から
若いひとを中心に 人気がある
「 マスキングテープ 」。

使ったことがなくても、
雑貨屋や文具店で
さまざまなそれらを
目にしたひとは 多いかと思います。

そんな マスキングテープの中には、
障がいのあるひとが描いた絵を
デザインしたモノもありますが、
「 点字ブロック 」を
デザインしたモノがあることを
先日、初めて知りました。

つくられたのは
神奈川県にある「 つばさの会 」さん。

視覚に障がいのある子とその親御さんが
活動する つばさの会さんは、
見えない子たちのための
水泳教室をつくることがきっかけで
2011年に 立ち上げられた団体さんです。

スポーツの推進や体験イベント、
保護者の勉強会など
こどもも 大人も 楽しめる活動を
行っておられます。




視覚に障がいのある子たちが
ひとりで まちへ出て、
頼りになるものの代表格である
「 点字ブロック 」。

でも、ご存知のひとも多いように
まちにある「 点字ブロック 」の上に
バイクや自転車、
時には 柵のようなモノなどが
置かれていることがあります。

点字ブロックを頼りにしているひとたちにとって
これらの障害物は、すべて
命を危険にさらすもの です。

「 視覚に障がいのあるひとのとって命綱とも言える
“ 点字ブロック ”のことを もっと知ってもらいたい」。

街頭活動などで訴えても 届かない思いを
聞いてほしい、知ってほしい。

そして、自然に 理解してもらえるようにと
思いついたのが、注目されている
「 マスキングテープ 」でした。

かわいそうだから買ってあげよう ではなく、
“ かわいいから 面白いから 買ってみよう ”
と 思ってもらえるようにと、
工夫を重ね 出来上がりました。


点字ブロック マスキングテープ.jpg


黄色でおなじみの「 点字ブロック 」と、
“ありがとう” “こんにちは” のメッセージが
点字で入った「 点字メッセージ 」の
2種類が あります。



「 点字ブロックを 知ってもらい、
視覚に障がいのあるひとのことも 知ってもらう 」。

つばさの会さんの
思いのこもった 素敵な取り組みを知り、
晴れやかな気持ちになりました。






*つばさの会
http://tsubasanokaikanaga.wixsite.com/tsubasanokai

→こちらの「マスキングテープ」は、
つばさの会さんのHPから 購入できます。














平凡に暮らす 2018 [2018年01月03日(Wed)]


希望を胸に、元気に
新年を迎えられたことに感謝しつつ、
本年も よろしくお願いします。


毎年 1月1日に
新しい手帳を開封し、
“今年仕様” に
ゴソゴソと つくりかえているのですが、
その際 目にした言葉がありました。


―― なにか「応急処置」のようなものばかりを、
 欲しがってはいないかね?
 たった1年でさえ、365日もあるのに。――
    ( セフティ・マッチ氏の炉辺談話より )



ちょうど、昨年末に
考えていたことがありました。

絵を描いたり
字を書いたり
モノをつくったり、など
一芸に 秀でている
障がいのあるひとを
目にする機会が
増えています。

それ自体は
とても いいことだと思います。

そこに映る
障がいのあるひとだけでなく
そのひとが
そこに至るまでに関わった
さまざまなひとたちの思いを想像すると、
我が事のように
うれしく思うこともあります。

そして、
「 障害を乗り越えて 」
「 共生社会に生きる 」などの言葉とともに、
障がいのあるひとは 皆、
非凡さを持ち合わせていないといけないかのような
空気が、とてもしんどく思うことも増えました。

障がいのあるひとたちは
「 非凡 」でなければならないのか と
思ってしまうことも。



障がいがあるからといって
非凡を目指す必要はないのです。
平凡に暮らすことを目指してもいい。

そこに、
自分の豊かさや幸せがあればいい。

何かに長けていないと意味がないかのような、
平凡に暮らす障がいのあるひとが
何もしていないかのような
捉え方を 社会にしてほしくない。



障がいのあるひとが、いくつになっても
「 応急処置 」のように
そのひとの行動を
なおす、ただす、を繰り返すのではなく、
目の前の障がいのあるひとを
みとめる、そんちょうする、を第一に
長い目でみて観察し、
必要であれば「 支援 」する。


障がいがあっても、
そのひとそのひとに生き方があります。

豊かさや幸せがあれば それでいい。

笑顔で そう思います。













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