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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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きょうのShopひとにやさしく 〜 学校編 [2017年09月27日(Wed)]

今日は、京都府福知山市にある
京都府立中丹支援学校の
生徒さんたちがつくる、
こちらを 紹介します。


DSC_1942.JPG


     〜 一閑張 の 器 〜


「 一閑張 (いっかんばり)」とは、
竹や木で組んだ骨組みに
和紙を 何度も貼り重ねて形をつくり、
その上から 柿渋や漆を塗り
防水加工や補強が施された
日本の伝統工芸のひとつです。

農閑期に 農家でつくられることが多かったため
この名前が付いた と言われていますが、
とても 丈夫なため
一貫目の重さにも耐えられる ということから
「 一貫張 」と呼ばれる地方も あるそうです。


こちらの学校では、
この「 一閑張 」製作に必要な和紙に、
地域の名産品である
「 黒谷和紙 」を 使用しています。

指2本分ほどの大きさにちぎった
黒谷和紙を
竹篭に 3度貼り重ね、
そして その上から
柿渋を 3度塗ってあります。

出来上がるまでの
どの工程にも
丁寧さと根気が必要な
製品づくりです。


DSC_1943.JPG

表面をよく見ると、
黒谷和紙の模様が 透いて見えて
より 趣を感じる製品で、
使用する用途の広い器に 仕上がっています。


昔から 日常生活の中で
緑茶入れや衣類入れ、書籍入れなど
幅広く愛用されている「 一閑張 」は、
趣味と実用を 兼ね備えており
今一度、見直したい工芸品のひとつです。

懐かしさとともに、
日本人の暮らしの知恵を思い起こさせてくれる
逸品です。





*京都府立 中丹支援学校
京都府福知山市大字私市小字打溝8
http://www.kyoto-be.ne.jp/tyuutan-s/cms/














東京オリンピック・パラリンピック [2017年09月22日(Fri)]

東京オリンピック・パラリンピックの開催まで、
3年を 切りました。

過日、目にしたこちらの記事。
「 パラリンピックが 障害者の偏見助長?
東京大会に課題 」
( 2017年8月25日付け:朝日新聞 )に、
ロンドンオリンピック・パラリンピックの開催地
英国で、民間団体が行った
障がいのあるひとへの調査結果が ありました。

「 障がい者に対して、健常者の態度が変化したか」
変化がない =59%
悪化した =22%。

英国の政府が
一般市民を対象にした調査結果
「 大会が 障がい者の評価に
 ポジティブな影響を与えた =81%」
とは、大きな開きがある結果でした。

そして、
「 パラリンピック大会を通じて
スポーツに取り組みたいと思ったか」の問いには、
以前やっていたスポーツに
再度取り組みたいと感じた =7%
新しいスポーツに取り組みたいと感じた =3%
スポーツに取り組みたいと感じなかった =79%
大会に関わらず
現在スポーツを行っている =7%
大会を通じてスポーツは
より遠いものになった =4% と、
選手以外の
障がい者のスポーツ参加への
動機づけにはならなかった、という結果も。

昨年 開催された
リオオリンピック・パラリンピックでも、
「 パラリンピック大会が 自国で開催されても、
みんなは スポーツを見ているだけ。
障がい者に手助けしてくれるひとは
少なくなっている 」と答える
視覚障がい者のコメントも。

「 パラリンピック大会は、
障がい者への偏見を助長されるものも多い」という
これらの結果に、
落胆を隠せませんでした。



「 世界を舞台とした大会に出場する 」。

これを満たす 選手であるかどうかは、
障がいのあるなしに 関係はありません。

「 日本代表として
世界大会へ出場するにふさわしい」と
思える競技者であれば、
パラリンピック大会に出場する
障がいのあるひとを、
誰が 何を 言わなくとも
ひとびとは こぞって応援すると思うのです。

東京パラリンピックへ向けて、
選手の海外遠征の支援や
トップ選手の強化、競技力の底上げ、と
さまざまな取り組みが
加速されているようですが、
それらは 誰のために
行われていることなのでしょうか。

まさか、東京パラリンピックの
各会場を 満員にするためではないでしょうね。



そして、日本パラリンピック委員会(JPC)が
子どもたちに
パラリンピック競技への理解を深めてもらう
取り組むの中で、
「 パラリンピックの価値や競技の多様さを学べる
“ 教材 ” を 全国2万3千の小学校に配布し、
“ 授業 ” などで 活用してもらうことで
障がい者スポーツへの関心を高めてもらい、
実際に 競技を “ 見てもらう ” ことにつなげたい 」
と ありました。

これを読み、気が遠くなりました。

教材、授業、見てもらう・・・。

日本の現状を見れば、
こんなことを繰り返し行っても変わらない
ということが 一目瞭然なのに、なぜまた
同じようなことしかできないのでしょうか。

「 すそ野の拡大が 必要です 」と
スポーツ庁長官が
言っているそうですが、
それを
本当に実現したい と思われるのなら、
こう申し上げたい。

「 日本全国で、分けない教育を行うこと 」と。

小さい頃から
自分の住む地域で学校で
障がいのあるひとと
共に 日常を過ごすことで、
今ある社会の
障がいのあるひとに対するちがった認識は
少なくなる、
無くなる と思います。













上野の森美術館 × 金澤翔子 [2017年09月17日(Sun)]

書家の 金澤翔子さんが、
東京・上野の森美術館で 書展を開催されます。

翔子さんの
書家としての軌跡がみれる
今回の書展は、
国内外から 注目されています。


上野の森美術館×金澤翔子.jpg

       〜 金澤翔子 書展 〜
         32年の軌跡

 会 期:2017年9月23日(土・祝)〜30日(土)
         10時 〜18時【 最終日は 13時迄 】
         ( 入場は 閉館30分前迄 )
 場 所:上野の森美術館
      東京都台東区上野公園1-2
      http://www.ueno-mori.org/
 入場料:一般・大学生1000円、
     高校・中学生500円、小学生以下無料
      ※障がい者手帳の提示で 本人と介助者1名無料



普段は 京都・建仁寺にある
翔子さんの書品『 風神雷神 』と
俵屋宗達の国宝『 風神雷神図 』が揃って、
東京で 初めて公開されます。

これまでに書かれた
屏風、額の書品をはじめ、
全国13の神社仏閣に奉納された
秘蔵作品も 一堂に会します。
今回のために書き下ろされた 最新作も。

タイトルにある
「 32年の軌跡 」のように、
翔子さんの書 すべてが一挙公開されます。





〜 Kanazawa Shoko calligraphy exhibition
         in The Ueno Royal Museum 〜



「 ダウン症の(ある)」という言葉が
名前の前に付くことが多い
金澤翔子さん。

この書展を 観ると、
その言葉を付けないひとが 増えると思います。

彼女の ありのままを知ることで、
“ 障がい ”とは何か を考えるひとが
きっと 増えると思います。


彼女の “ 書 ” から “ 生き方 ” が 感じ取れる。

金澤翔子さんの書には、
ひと言では言い表せない魅力があります。

ひとりでも多くのひとに、
生で 観てほしい 書展です。





*「上野の森美術館 × 金澤翔子」特設HP
https://www.k-shoko.jp/


*10月には 京都・建仁寺で書展が開催されます。
『 金澤翔子書展 』
会 期:2017年10月28日(土)〜11月5日(日)
    10時 〜 16時 (最終日は 15時まで)
場 所:臨済宗大本山 建仁寺 大書院
   京都市東山区大和大路四条下る小松町
   http://www.kenninji.jp
拝観料:一般500円、中高生300円、
    小学生以下無料












図司正和の世界展 [2017年09月12日(Tue)]


今日は、
京都東山・清水寺の近くにある
工房ソラさんの 展覧会の案内です。



DSC_1908.JPG


       〜 図司正和の世界展 〜

 会 期:2017年9月12日(火) 〜 24日(日)
             【 18日(月・祝)は 休み 】
         11時 〜 18時( 最終日は17時迄 )

 場 所: ju: 彩(ゆうさい)ギャラリー
      京都市東山区松原町291
      ( 市バス・知恩院前バス停50m下ル東側 )
       Tel:075(551)8247
 主 催:社会福祉法人 新明塾 工房ソラ




――新明塾、工房ソラとのかかわりの中で生まれた
  作者独自の造形、陶芸、木工、絞り、紙工芸など、
  素朴で力強い作品群をお楽しみください。――
                ( 案内ハガキより )


図司 正和( ずし まさかず )さんは、
御年73歳。
一般の陶芸工房で働いていた頃から
新明塾(工房ソラさんの母体)の 絵画教室に
通っておられました。
ある時、働いていた工房が閉鎖となり、そこから
絵画教室のメンバーや
その親御さんの希望により
新明塾・工房ソラさんが 生まれます。
図司さんは その頃からの
初期メンバーのおひとりです。

陶芸にはじまり、絞りや紙工芸など
多方面にわたるモノづくりに励む 図司さん。
新明塾さんが運営する
グループホームで暮らし、
平日は 9時半から16時半まで
休むことなく 通所されているそうです。



会場の ju:彩(ゆうさい)ギャラリー1階には、
工房ソラさんが 運営する喫茶店
“ Cafe&Zakka ソラシド ” があり、
そちらには
米粉のどら焼き ソラどら
会期中限定のスウィーツや飲み物などもあり、
ゆったりと 休憩できます。


清水寺と八坂神社をつなぐ
東大路通りに面した
ju:彩(ゆうさい)ギャラリー。

散策途中に、ぜひ
図司さんの
力強い作品を立ち寄ってみてください。





*社会福祉法人 新明塾
京都市東山区清閑寺山ノ内町28-3
Tel:075(551)3811
http://www8.plala.or.jp/koubousola/Sola-index.html












きょうのShopひとにやさしく 163  [2017年09月07日(Thu)]

東日本大震災が起こってから
6年6ヵ月が 経とうとしています。

復興 という言葉が
現実から離れたところに存在すると思えるひとが
まだたくさんいらっしゃることを胸に、
今日は、宮城県多賀城市にある
さくらんぼさんの こちらを紹介します。



DSC_1673.JPG


    〜 ストラップ はじまりのメロディ 〜


―― この製品は東日本大震災で被災した家屋から
  頂いた電線を再加工し、
  復興が一日も早くすすむように願いをこめて、
  ひとつずつ手作業で作られています。
  震災のとき、私たちはラジオから流れる歌や
  音楽に涙したり、励まされたり、
  時には勇気づけられたりしました。
  まだまだ先の長い東北の復興。
  いつか元気に復興のメロディを奏でるために
  私たちはひとつひとつ、
  音を重ねていくのです。――
            ( パッケージ裏面より )


2013年に
ト音記号ストラップ を紹介してから、
パッケージを変え
伝えたい言葉を たくさん盛り込み、
一つひとつ手づくりで
つくり続けていらっしゃいます。


被災地でつくられたものを 手にすることで、
「 忘れない 」ことは できるはず。



『 ひとつずつ ひとつずつ
 みんなで 音を重ねてつくる
 ト音記号からはじまる 復興のメロディ 』

パッケージの表に書かれた
この言葉が、
さまざまなことを 思い起こし、
胸に ずしんと 響きます。


東日本大震災で行方不明の
最後のひとりが 見つかるまで、
自分にできることを 続けていく。

あらためて、この思いを 強くした逸品です。






*社会福祉法人 嶋福祉会
障害者自立支援施設 さくらんぼ
宮城県多賀城市桜木3-4-1 
ソニー(株)仙台テクノロジーセンター内
みやぎ復興パーク
http://www.shimafuku.jp












配慮より必要なこと [2017年09月02日(Sat)]

障がいのあるひとが 働く環境。
そこには、一定の配慮が 必要です。
“ 一定 ” と言っても、
その配慮は
そのひとそのひとによって 異なります。

そして、
「 配慮の内容を 誰が 認識しているか 」
ということが、
とても大切だと思っています。

先日、このような記事が ありました。


「 障害者雇用 環境作り急ぐ
  子会社新設 やりがい提供 」
( 2017年8月18日付け:読売新聞 )


2018年4月に
障がいのあるひとの 法定雇用率が
引き上げられるのを前に、
企業が 対応に急いでいる とありました。

従業員に占める
障がいのあるひとの割合を示す
「 法定雇用率 」。

障害者雇用促進法に基づき
政令で 定められており、
現在は 2%、
2018年4月には 2.2%、
2020年度末までに
2.3% になる予定 とありました。

企業が これを達成できない場合、
一定規模を超える企業は 納付金を徴収され、
徴収されたお金は
雇用率を達成した企業への
報奨金などに充てられる、とも。



障害者雇用が進まない原因は、
いくつかある と思います。

先に書いた「 配慮 」は、
入社する上で 大前提であり
絶対条件です。

しかし、
人事担当者が 理解していても
配属先での 配慮がなければ、
十分に 働くことはできません。

「 配属先(現場)で 配慮ができない 」
ことから、退職につながるケースが多いのです。

そして、言えることは、
障がいのある社員 に対して
配慮 だけでなく
同じ社員として
同僚として 接すること、そして
腫れ物にさわるかのような態度で接し
いつまでも お客さん状態では
お互いの戸惑いは
いつまでも解消できない、
と いうことです。


「 障がいがあっても、仕事を続けるなかで
充実感や達成感が 得られるか、
成長している と思えるか どうか 」。

「 この職場にいると 楽しい、
できることが 増える、
一員として 認められている などの
実感が得られる職場 であるか どうか」。


よく考えてみると、このふたつは
「 障がいのあるなしにかかわらず、
そこで働く すべてのひとに
同じように 当てはまること 」だと思うのです。

そして、もう一段階上へ。

他の社員と同じように
障がいのある社員も、
能力のあるひとが さらに成長できる
人事制度を
つくってください。

現在、これを クリアしている企業が
日本に どれくらいあるでしょうか。

これらをクリアして 初めて
「 障がいのあるひとを 雇用している 」と
言えるのではないか と思います。













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