ノウフクマルシェ
[2017年08月28日(Mon)]
「 農業と福祉の連携 」を意味する
「 ノウフク 」という言葉を耳にすることが
近年、増えています。
5年前、得手を活かした仕事 で
愛媛県にある メイド・イン・青空さんが、
当時、約20カ所、
計7万平方メートルの農地で
障がいのあるひとが
農作業に従事するようすを記したことから注目し、
昨年、ノウハウ提供の逆転 では
そのメイド・イン・青空さんの行う
自然栽培方法 が
自然栽培を志すひとたちへレクチャーするまで
専門性を深めていることを 記しました。
全国的に「 ノウフク 」に取り組む組織も誕生し、
拡がりをみせる
「 農業と福祉の連携 」は、
地域の課題解決方法のひとつとしても成し、
新しい事業や
地域コミュニティも 生まれています。
そのひとつの取り組みに、
「農業と福祉の連携」で生まれた農作物の展示即売会
『 ノウフクマルシェ 』があります。
昨年5月、
東京・有楽町駅前広場 での開催を皮切りに
青森、福島、群馬、神奈川、富山、
福井、静岡、愛知、京都、岡山、高知 で
行われています。
そして今回、再び 京都で開催されます。
〜 ノウフクマルシェ 京都マルイ 〜
日 時:2017年 9月2日(土)、3日(日)
10時30分 〜 20時30分
場 所:京都マルイ 店頭( 四条通り側 )
京都市下京区四条通河原町東入真町68
https://www.0101.co.jp/088/
(阪急京都線・河原町駅下車 徒歩1分、
京阪・祇園四条駅下車 徒歩3分)
主 催:全国農福連携推進協議会
共 催:きょうと農福連携センター、
農福連携全国都道府県ネットワーク
後 援:一般社団法人 日本基金
――「農」と「福祉」の連携は、
農業従事者の減少や耕作放棄地の増加などの
課題に対して、
障がい者が農業に関わることで補うとともに、
障がい者にとっては
就業機会の確保や収入の増加につながるもので、
「農」と「福祉」が連携することで、
それぞれの課題解決につながっています。
また、農福連携は
新しい事業や地域コミュニティを育み、
その可能性の幅を広げています。
「ノウフクマルシェ」は、
そんな「農」と「福祉」の連携で生まれた
高品質な地域の農産物や加工品を
広く皆さんにご紹介し、
ご購入していただくための市場です。――
( フライヤーより )
店頭では、
障がいのあるひとたちがつくる
生鮮野菜や加工品の販売 とともに、
全国の障がいがあるひとが働く事業所での
取り組み事例の紹介もあり、
京都府内からは
15の事業所さんが 出店されるそうです。
会場の 京都マルイさんは、
京都市内の繁華街の中心地 にあります。
地元のひとをはじめ
観光客の往来が
市内1,2の場所での開催です。
さまざまな課題があるとは言え、
多様性に富んだ
地域コミュニティの場にもなる
「 農業と福祉の連携 」の発展に、
大きな期待を持っています。
お近くのひとは ぜひ、足を運んでみてください。
*全国農福連携推進協議会 事務局
東京都千代田区外神田2-1-4
大京ビル松住町別館405号
一般社団法人 日本基金内
http://noufuku.jp/
*きょうと農福連携センター
http://www.kyo-noufuku.com/center.php
→ 農福連携を軸に、
障がいのあるひとの就労促進や
居場所を創造すると共に、
地域の多種多世代の人々が交流し、
地域の担い手を育む
地域共生社会づくりの推進を目的に
今年5月、京都府が設立されたものです。